東証1部に上場しているTATERUが不動産投資型クラウドファンディング市場に参入しました。
その名も…
TATERU FUNDING

読み方は”タテルファンディング”
こちらは現在”アプリで始める不動産運営”という触れ込みでTATERU社が提供している”TATERU”というサービスのクラウドファンディングバージョンといった感じです。
自分は今回TATERU FUNDINGに10万円投資してみましたので、不動産投資型クラウドファンディグで重要となるポイントを中心に紹介していきたいと思います。
「TATERU FUNDINGってどんなサービスなのかな??」
「信頼できるサービスなのかな??」
いろいろと評判が気になっている方は参考にしていただければ幸いです。
TATERU FUNDINGのファンド内容は??
まずは「どんなタイプの投資型クラウドファンディングか」という所から説明させていただきたいと思います。
といっても、インベスターズクラウドは不動産関連の会社なので説明するまでもないかもしれません。
当然のことながら不動産特化型のクラウドファンディングとなります。

運用する商品に関してはインベスターズクラウドが施工したデザイナーズアパートが中心。
最先端のIoTを活用したアパートにも投資家か可能です。
インベスターズクラウドの不動産はオシャレなものが多いことから、個人的には結構入居者は簡単に決まると思うので「案件自体のリスクは比較的少ないかな~」と思っています。
もちろん、不動産は色々な天災の影響を受けたりして価値が下がったりする面もありますが、その点は他の不動産特化型クラウドファンディングサービスでも一緒で、避けられない部分ですから、あまり気にする必要はないかなという感じです。
TATERU FUNDINGは不動産特定共同事業法(不特法)を利用したスキームになるので、中身は違うのですが、不動産に特化しているという点で、ラッキーバンクやオーナーズブックに類似している部分もあります。
TATERU FUNDINGの最低投資金額は??
現時点でTATERU FUNDING側から公表されている最低投資金額は…
1万円です!!
この金額は業界でも最低水準。
1万円未満で投資できるのは現状1社もありません。
リスクを最小限に抑えることができますので、これから投資型クラウファンディングを始めようとしている方は比較的気楽に始められると思います。
TATERU FUNDINGの投資利回りは??
融資型クラウドファンディングで最も重要なのはやはり”利回り“でしょう
自分も投資する際にはこの利回りにかなりのウェイトをおいています
そして、TATERU FUNDINGの利回りは今のところ…
3%~5%です

この数字ですが、はっきりいってあまり魅力は感じません。
最低投資金額同様にまたまたラッキーバンクとオーナーズブックとの比較になってしまいますが、オーナーズブックでは”4.8%~14.5%” 、ラッキーバンクにいたっては10%の案件が多いです
2倍以上も違うんですよね(^^;;
ちなみに5%という数字は現在ある融資型クラウドファンディグサービスでは最低クラスの利回りです。
この利回りでは残念ですが”物足りない”といわざる負えません
しかし、その分リスクも低いです。
利回りが高ければリスクも高くなるのが投資の基本なので、できるだけリスクを抑えて投資をしたいという人には最適。
特に最近では利回りの高いソーシャルレンディング事業者が色々な問題を起こしていますからね。
利回りよりも、リスクを大事にしたほうがいいと思います。
リスクが低い理由については下記のメリットで詳しく紹介しています。
TATERU FUNDINGのメリット
最低投資金額と利回りでは少しディスってしまいましたが、悪いところばかりでもありません
個人的に「お!!ここはいいんじゃない??」と感じられるポイントもいくつかありましたのそこも紹介したいと思います
投資者が優先出資者で安全性が高い
TATERU FUNDINGでは安全性を重視しているようです
ちょっと、説明するとTATERU FUNDINGでは自分たちのような投資家を”優先出資者”、そしてインベスターズクラウドが”劣後出資者”になります
物件には”優先出資者”と”劣後出資者”がいて、もし運用資産の評価額が下落した場合は劣後出資者の元本がが減少するとのこと。
評価額の30%超えの下落がなければ”優先出資者(自分達)の元本に変動がありません”

このシステムがあれば、確かに安全性は高くなりますよね
これは大きな魅力の一つといっていいでしょう♪
ファンドの中途解約が可能!! 換金性が高い!!
TATERU FUNDINGでもう一つ面白いと思ったのが”換金性がある”ということです
どうやら、インベスターズクラウドの承諾を受ければ出資金の返還を受けることができて、さらに自分自身で第三者へ譲渡することもできるとのこと。
途中で出資金を返還できるというのもいいですね
これによって、急にお金が必要になってもすぐに引き上げることができるので資金を効率よく使用できます。
資金が必要ない時はこのTATERU FUNDINGで運営しておいて、資金が必要になったら返還するなんてこともできるようになるかもしれません♪
ただ、分配損益計算期間末日における出資者に対して支払われるとのことなので、少しの運用では分配金が貰えずに投資が終わってしまう可能性もありますから、この辺のスケジューリングはなかなか難しそうです(^^;;
でも、これは今の所TATERU FUNDINGにしかない要素なので、かなり魅力的なポイントだと思います。
解約方法などは下記記事に画像付きで記載していますので、こちらを一読してみてください。

投資物件が開示されている
先ほどTATERU FUNDINGは不動産特定共同事業法(不特法)を利用したスキームという話をしましたが、これにより投資物件の情報を開示することができます。
こんな感じでファンド情報には住所までしっかりと書かれているんです。

投資家は自分の投資した物件を見ることもできますし、投資前はチェックにいくことも可能。
ソーシャルレンディングでは投資先を見ることができませんので、この部分は不動産投資型クラウドファンディングのメリットになります。
TATERU FUNDING(タテルファンディング)のデメリット
TATERU FUNDING(タテルファンディング)ではデメリットが見当たりませんでしたが、2018年の9月に親会社のTATERUで融資改竄問題が発覚。
会社の信用性が大きく揺らいでしまいました。
自分はちょうど50万円直後にこの問題が発覚して少しあせりましたが、解約はしっかりと対応してもらえました。
TATERU FUNDINGに実際に投資してみました
TATERU FUNDING(タテルファンディング)の第三号案件に10万円投資しました。
投資したのは下記の不動産です。

愛知県名古屋市にある不動産で、利回りは5%、運用期間は1年のファンドになります♪
実はこの案件を投資する時は、応募者が殺到して抽選で当選した人しか投資できなかったんですよね。
自分はなんとか当選して、無事当選できた次第です。

投資が確定した後はインベスターズクラウドから下記の書類が到着し、名前や押印をして、再度送りかえる形になります。

インターネット上で完結しないので少し手間に感じましたが、なんか逆に新鮮な気持ちにもなりました 笑
こういうのもたまにはいいですね♪
投資した際の記事は下記にありますので、詳しくしりたい方はこちらをチェックしてみてください。

追記
2018年の7月から書類でのやりとりはなくなりました。全てオンラインで完結します。
また、自分が申込した時は抽選でしたが今は早いもの勝ちとなっています。
TATERU FUNDINGにおける管理人の運用実績
2018年10月までにTATERU FUNDINGからいただいた分配金は下記の通りです。
当初は10万円を投資していましたが、その後追加投資をしました。
投資月 | 利益(税引後) | 投資金額 |
---|---|---|
2017年 | 4,975円 | 20万円 |
2018年1月 | 0円 | 20万円 |
2018年2月 | 0円 | 20万円 |
2018年3月 | 1,992円 | 20万円 |
2018年4月 | 0円 | 0万円 |
2018年5月 | 0円 | 0万円 |
2018年6月 | 0円 | 25万円 |
2018年7月 | 0円 | 25万円 |
2018年8月 | 0円 | 25万円 |
2018年9月 | 0円 | 25万円 |
2018年10月 | 0円 | 25万円 |
合計利益:6,967円(税引き後)
TATERU FUNDINGは毎月分配ではなく3ヶ月に1度の分配になります。
今のところは毎月予定通りの分配金をいただけていますよ。
ただし、デメリットの部分でも紹介したとおり追加で50万円出資したんですが、TATERUの問題が発覚したため、解約して返金してもらいました。
【2019年1月】TATERU FUNDINGの運用実績
2019年1月現在、TATERU FUNDINGに投資はしていません。
投資したファンドは全て順調に運用がされましたので、プラスリターンで終えることができました。
新規の案件もなく、投資ができない状態が続いてます。
親会社のTATERU自体もかなり厳しい状況なので、このまま復活せずに終わってしまうかもしれません。
TATERU FUNDINGの確定申告
TATERU FUNDINGで得た利益は雑所得になります。
株式投資やFXなどと損益通算ができませんのでご注意を。
ちなみに2月上旬にTATERU FUNDINGから支払調書が到着します。

確定申告する際はこの書類を利用してください。
TATERU FUNDINGに投資するとどのくらいの利益が見込めるの??
TATERU fundingに投資した場合の想定リターンを計算してみました。
利回り4%のファンドに10年間投資した場合はこのようになります。

10万円が10年後には14万円と、4万円も増加します。
下記が10年間の推移です。

こちらの結果には税金を考慮していませんので実際にはもう少し手取りが少なくなりますが、それでも貯金と比較するととんでもない増加率ですよね。
TATERU FUNDINGのまとめ
以上、TATERU FUNDINGについてまとめてきました。
正直、利回りは低いですがその分リスクも低いです。
1万円から投資ができますし、上場会社運営で信頼性が高いのもグッドです!!
利回りよりも安全性を重視したサービスといっていいでしょう♪
また、個人的には途中で第三者に権利を譲渡できるというのも、ソーシャルレンディング事業社にはないメリットなのでこの部分も評価しています。
自分が投資した物件の所在地がわかるなど透明性が高いサービスなので、投資型クラウドファンディング初心者にはおススメですよ。