ついにビットコインETFが米国で承認されました。
これでビットコインに投資する機関投資家の増加が見込め、さらに価格上昇が期待できそうです。
ただ、そうなると「日本からでもビットコインETFを購入できるの??」と考える人もいるのではないでしょうか??
そこで今回はビットコインETFがSBI証券や楽天証券を通して日本国内からでも購入できるのか徹底解説していきたいと思います。
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そもそもETFとは??
ETFは東京証券取引所などの金融商品取引所に上場している投資信託のこと。
日経平均やTOPIX、ダウやS&P500などの代表的な特定の指数に連動するインデックス型、特定の指数に連動しないアクティブ型の2種類があります。
上場しているため株式のように価格(基準価額)が決まっていて、これを元に発行市場で売買されています。
ちなみに投資信託の市場価格は1日1回の更新となりますが、ETFの場合はリアルタイムでの変動です。
購入するにはSBI証券や楽天証券などの証券会社から株式と同じように発注することで、購入できます。
投資信託とETFは中身はほぼ一緒で、大きな違いは上場しているか上場していないかだけです。
ビットコインETFとは??
ビットコインETFはビットコインを運用対象とするETFです。
ビットコインの価格に応じて市場価格が変動します。
参考までにビットコインにおけるここ10年の価格推移がこちらです。
※coindeskjapanより引用
半減期を迎える年に大きく上昇するという特徴があります。
ビットコインETFのメリット
通常ビットコインに投資する場合は、ビットコイン取引所の口座が必要です。
その取引所から注文を出し、ビットコインを購入し、口座で管理します。
ビットコインETFは金融商品ですので証券会社から購入できるため、わざわざ取引所に口座開設する必要はありません。
また、個人でビットコインを管理する場合はウォレットが必要になり、導入や管理するための知識が必要ですが、これも不要です。
ビットコインのETFが承認されたことで個人、機関投資家が簡単に投資できるようになりました。
さらに、もし国内で購入できるならば税制面でのメリットがあります。
現在日本ではビットコインで得た利益は総合課税として課税されます。
累進課税方式がとられているため、所得が大きいほど税率が上がり、最大55%の適用です。
しかしビットコインETFならば得た利益は申告分離課税の対象で、税率は20.315%が適用されます。(所得税15.315%、住民税5%)
承認されたビットコインETF
米国で承認されたビットコインETFは下記の通りです。
- ビットワイズ・ビットコインETP・トラスト
- ハッシュデックス・ビットコインETF
- グレイスケール・ビットコイン・トラスト
- ヴァルキリー・ビットコイン・ファンド
- iシェアーズ・ビットコイン・トラスト
- アーク21シェアーズ・ビットコインETF
- フィデリティ・ワイズ・オリジン・ビットコイン・トラスト
- ウィズダムツリー・ビットコイン・トラスト
- ヴァンエック・ビットコイン・トラスト
- フランクリン・ビットコインETF
2024年1月時点ではこの11本がニューヨーク証券取引所、ナスダック、CBOEに上場しています。
ビットコインETFは日本で購入できる??
結論からいってしまうとビットコインETFは日本で購入できません。
ビットコインETFが承認されているのは米国のみで、国内では承認されておらず、申請もされていない状況です。
そもそも、日本ではビットコインなどの暗号資産は現時点で投資信託に組み入れ可能な「特定資産」ではないため、ETFとして組成ができません。
SBI証券や楽天証券を通して米国のビットコインETFは購入できるのか??
残念ながらSBI証券や楽天証券など、国内の証券会社を通して、米国のビットコインETFを現時点で購入することはできません。
証券会社が海外のETFを取り扱うには金融庁への届出が必要になるんですが、ビットコインは特定資産として認められていないため、許可が降りない可能性が高いです。
今後、ビットコインが特定資産として認められればSBI証券や楽天証券など、国内の証券会社から米国のビットコインETFに投資できる可能性があります。
今後に期待しましょう。
追記
2024年7月25日にSBIグループが米運用会社大手フランクリン・テンプルトンと年内にも主にデジタル資産を取り扱う運用会社を設立し、国内でビットコインETFを取り扱う準備に入りました。
ただし国内ではまだ販売ができないため、解禁後に即販売できるような体制を整えるということです。
国内からビットコインに投資する方法
米国のビットコインETFが国内から投資できないので、日本でビットコインに投資するには現物を保有するしかないです。
ビットコインなどの暗号資産を取り扱っている取引所に口座開設して購入しましょう。
代表的な取引所は下記の通り。
- コインチェック
- ビットフライヤー
- Zaif
- GMOコイン
- DMMビットコイン
- ビットバンク
- ビットポイント
- SBI VCトレード
- LINE BITMAX
- BitTrade
- coinbook
自分は現在、多くの暗号資産取引所の口座を保有していますが、この中だとコインチェックをおすすめします。
理由は取扱通貨数が国内最大級でたった500円からビットコインを購入できるからです。
参考までに自分のポートフォリオと保有数を紹介するとこんな感じ。
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まとめ
残念ながら現時点でビットコインETFを国内の証券会社から購入できません。
しかし、このまま日本がビットコインを特定資産として認めないと、世界の流れから大きく出遅れることになります。
SBIグループが準備を始めましたし、個人的には今後、SBI証券や楽天証券でも購入できるようになると予想しています。
ビットコインETFを購入できれば税制面でのメリットも大きいですし、今後の展開に期待しましょう。
ひとまず現時点ではビットコインに投資したければ現物を保有するしかありません。
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