岡三証券がいつのまにかしれっとIPOルールを変更していました。
個人的にそこまで大きな影響を受ける人はいないと思いますが、知っていれば有利になる場合もありますので、今回は変更された岡三証券のIPOルールについてまとめていきます。
ちなみに今回変更されたのは岡三オンラインではなく岡三証券のみですので勘違いしないようにしてくださいね。
また、岡三証券から変更点について説明されたページはこちらになります。
じっくりと読んで自分なりにまとめたつもりですが、もし間違っている点があったらご指摘いただけますと幸いです。
岡三証券のIPOルール変更が実施される日程
では、早速岡三証券の変更されたIPOルールを見ていきましょう。
まず、変更が適用されたのは2023/10/1からです。
2023年10月1日以降に新規上場承認される新規公開株、同日以降に募集売出しが決議される新規公開株以外の株式等に適用されます。
IPOルールの変更点
変更内容ですが、岡三証券の引受予定数量によって変わることになりました。
100単位以上と100単位未満で変わります。
100単位以上
まず100単位以上からいきましょう。
今までは配分する数量のうち、一般投資家への配分予定数量の10%を一定抽選によって当選者をきめていました。
これは通信取引口座(ネット経由)の申し込み、対面、電話での申し込み、全ての投資家が対象です。
しかし今後は、通信取引口座と支店口座を開設してネットから申し込みした人は10%の抽選を受けられます。
対面、電話で需要申告した人は取引状況や資産の状況によって割当者を決めるとのこと。
つまり裁量配分ですね。
ここについては投資家が限定されたこともあり、ネットから申し込みしていた人は若干有利になるかもしれません。
ただ電話申込する人は少ないですし、そもそも対面でIPOに申し込むする人はいままでも裁量配分だったでしょうから大きな影響はないように思います。
100単位未満
100株未満の場合は申込方法を問わず、10%分が抽選で当選者を決められます。
そして当選しなかった人はステージ制抽選の対象です。
ステージ制は4ステージに分られます。
- ステージ3
- ステージ2
- ステージ1
- ステージT
それぞれのステージが適用される条件は下記の通り。
個人投資家と法人投資家で条件が変わります。
インターネットからIPOの申込した人は取引実績にかかわらずステージTの適用です。
当然ですが、ステージ3が最も優遇され、ステージTが最も冷遇されます。
見直し時期
ステージの見直しは3ヶ月ごとに行われ、まとめるとこの通り。
ステージを維持するためには手数料を落とし続けなければなりません。
ただ、各ステージにおける抽選の強さは公表されていないため、ステージを上げることでどのくらい当選しやすくなるかは未知数です。
SMBC日興証券ではこのようにステージ別抽選票数が公表されているため、各ステージの強さがわかるんですけどね。
なのでIPOの当選を目当てに手数料を落とすのは少し危険な匂いがします。
まとめ
散々説明してきましたが、ネットからIPOに申込している人は今回の変更を気にする必要はありません。
優遇サービスの自動的にステージTが適用されるため、当選確率をアップさせることは不可能です。
影響があるのは対面の店頭口座でIPOを申し込む人ですね。
とはいえ、先ほども言ったようにステージを上げたところでどのくらいの効果があるかはわかりません。
もし店頭でIPOを申し込んでいる方でこの辺の詳細を知っている方がいましたらコメントで教えていただけますと幸いです。
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