SBI証券で最も重要になってくるのはやはりIPOチャレンジポイントだと思います
そして、IPOの新規承認が多くなってきて一番質問を受けるのもこのIPOチャレンジポイントなんですよね(^^;;
と、いうことで今回は「IPOチャレンジポイントとは??」というところから自分が知っている限りの情報を全てまとめてみました(^ ^)
IPO上級者の方は知っている情報ばかりだと思いますが、IPO投資を始めたばかりの人には参考になる情報もあるかもしれませんので一読してくださいますと幸いです♪
IPOチャレンジポイントって何??
まずは基本であるIPOチャレンジポイントを説明していきたいと思います(^ ^)
IPOチャレンジポイントはポイントを貯めていき、IPOの抽選に参加する時に使用すればIPOが当選しやすくなるSBI証券が独自で行っているサービスです
ちなみにこのポイントプログラムはSBI証券しか行っていません
エイチエス証券でもIPOポイント制度がスタートしましたが、全く別物です
違いは下記記事で詳しく紹介していますので気になる方はチェックしてみてください
どうすれば貰えるの??
IPOチャレンジポイントは基本SBI証券でIPOの申し込みをしてそのIPOに落選すると貰えます
当然ですが当選した場合は貰えません
しかし、最近はPOや特定の商品を買い付けることによっても貰える時があります(^ ^)
この記事を書いている時点では下記のファンドを買い付けることによってIPOチャレンジポイントをプレゼントするキャンペーンを実施していました
条件が合えばこういうキャンペーンに参加してポイント数を稼ぐのもありかもしれませんね♪
貰えるポイント数は??
1銘柄につき1ポイントです
100株で申し込みをしても、10,000株で申し込みをしても落選した場合は1ポイントしか貰えません
ポイントは1ポイントしか貰えませんが、SBI証券では申し込み枚数を多くした方が当選しやすいというルールなので、当然申し込み枚数は多くしたほうがいいと思います
ポイントを使って当選する条件
ポイント枠で当選する条件を説明する前に、まずはSBI証券でのIPO配分方法を紹介します
具体的な数字を出した方がわかりやすいと思いますので、今回はSBI証券に100枚の当選くじ(IPO)があると仮定して話をすすめますね(^ ^)
SBI証券は”裁量配分“と”抽選配分“というものがあり、裁量配分には55枚、抽選配分には45枚が割り当てられます
裁量配分は証券会社が自分たちで誰にIPOを配分するか決めることです。基本的には上客(お金をたくさんもっていたり、手数料を多く払ってくれるお客)に配分される傾向があります
ネットからIPOに申し込む人たちは”抽選配分”に該当しますのでこの45枚をライバル達と争うことになるんです
そして、この45枚のさらに30%分である約13枚がIPOチャレンジポイント数の多い人から順に当選していきます
この13枚分がポイント枠での当選です
ポイント使用量の多い13位までが当選し、14位は落選ということになります
勿論、この配分率はブックビルディング(IPOの申込数)がどれくらい積み上がるかで多少上下しますので目安という感じで覚えておいてください
IPOチャレンジポイントの1ptの価値
IPOチャレンジポイントの1ptの価値は…
で表すことが可能です
ポイントを使うIPOさえしっかりと見極めれば最近は1pt辺り2,000円〜3,000円の価値を見込めます
上記で言った通り、ポイントは落選するごとに1pt貰えますから、言い換えればSBI証券から1つのIPOに申し込む度に2,000円〜3,000円の期待値を稼いでいることになるんです
IPOチャレンジポイントのボーダーライン
どのくらいのポイント数を使えば当選できるかについてはそのIPOによって大きく変わってきますので一概に「このくらいのポイントを使えば当選できるよ!!」ということはいえません
ただ、過去のデータから大体の予測は可能です
下記記事にSBI証券が主幹事になったIPOにおけるボーダーラインをまとめていますので参考にしていただければと思います
また、過去に自分がIPOチャレンジポイントを使って当選した時の記事も下記にまとめていますのでそちらも合わせてみていただければと思います
IPOチャレンジポイントの注意点
ポイントを使って補欠当選した場合
一番注意してもらいたいので、IPOチャレンジポイントを使ったIPOが補欠当選した時です
この時に”補欠の購入を辞退した”、または”購入意思を表示しなかった”場合、投入したIPOチャレンジポイントは…
消失してしまいます
補欠の購入申し込みをして、繰上当選しなかった場合のみポイントが返還されますので注意してください
もちろん、繰上当選した場合もポイントが無くなります
ただ、補欠当選した場合はIPOチャレンジポイント枠での補欠当選ではなく、一般抽選枠での補欠当選になると思いますので、ポイントを投入したIPOが補欠当選した場合はポイントの投入数を見誤ったと考えるしかありません
上場中止になった場合
ブックビルディング中や終了後に上場中止等になった場合は基本的に増減はありません
要は上場中止になったIPOでIPOチャレンジポイントを使っていた場合も戻ってきます(^ ^)
ただし、例外的措置の場合はこの限りではありませんので注意しましょう
“例外的措置”というのがSBI証券の公式ページでも書かれていないので”どんな場合か”というのはわかりませんが、滅多なことがない限りはポイントは返還されると思っておいていいと思います
当選、補欠当選してキャンセルした場合
IPOに当選 or 補欠当選をしてキャンセルした場合はIPOチャレンジポイントは貰えません。
ポイントが貰えるのは補欠当選をした人が購入申込をして繰上当選しなかった場合のみ。
なのでポイント狙いで申込したにもかかわらず、当選してしまった場合はその時点でポイントは貰えないということですね。
IPOチャレンジポイントのまとめ
IPO投資を始めたばかりの人はこのIPOチャレンジポイントの理解でつまずく人も多いと思います
自分も最初は「多く貯めればいいんでしょ??」ぐらいに簡単に思っていましたが、意外と戦略も大事になってきたりと知れば知るほど奥が深いシステムでした
ただ、理解して上手く使えるようになれば誰でも確実に利益をだせるポイントプログラムなので非常に素晴らしいサービスなのは間違いないと思います
また、IPOに落選すると落胆すると思いますが、SBI証券に申し込みさえすれば2,000円〜3,000円の期待値を稼いでいることになりますからこのポイントプログラムのおかげで結構救われている面があるということも否定できません(^ ^)
基本的には100pt以上ないと勝負にならないと思いますが、ここ数年は1年でも80社〜100社近いIPOがでてきているので2,3年諦めずに申し込み続ければ当選を狙えるくらいのポイント数には達します
2,3年と聞くと「な、長い(^^;;」と思うかもしれませんが、個人的には体感的にそう長くは感じなかったので淡々とこなしていけばすぐに貯まるレベルだと思いますよ
IPOチャレンジポイントについてはすぐに理解できない部分もあるかもしれませんが、間違いなくIPO投資を続けていく上では重要なプログラムですので、実際にポイントを貯めていきながらゆっくりと理解を深めていけばいいのではないかと思います(^ ^)
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いつも参考にさせていただいています。
チャレンジポイントとは直接関係なく申し訳ないのですが、SBIの裁量配分に関して質問です。
本記事の中に以下のような記載がありました。
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ネットからIPOに申し込む人たちは”抽選配分”に該当しますのでこの45枚をライバル達と争うことになるんです
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一見するとネット申し込み=抽選配分と読めます。
残りの55枚に関しては店頭の配分があるということを示唆されているのでしょうか。
(ネット申し込みでも、手数料を多く払っている人に配分されるということはないのでしょうか。)
他のサイト等で情報を探してみましたが、情報が得られなかったため馴染みあるメカニックさんのところで質問させていただきました。
よろしくお願いいたします。
Nさんコメントありがとうございます。
そうですね、
SBI証券では他の証券会社同様に店舗も構えていますので、残りの分はそちらで裁量配分が行われていると思います。(あくまで予想ではありますが…)
ネット申し込みの場合は申込数に応じて平等に抽選されるので、手数料をどのくらい支払ったかは関係ありません。
またネットと店頭では手数料がかなり違います。
メカニックさん、どうもありがとうございました。
いえいえ、また何かありましたらご連絡くださいませ(^ ^)