IPOの初値に大きな影響をもたらすのが吸収金額です。
吸収金額が少なければ、パフォーマンスはよくなりやすいですし、高ければその分パフォーマンスは悪くなりやすいです。
IPOを分析する上ではかかせない要素の一つですよね(^ ^)
でも、そんな吸収金額ですがどのように計算するかしっていますか??
今回はIPOにおける吸収金額の計算方法について紹介していきたいと思います♪
IPOの吸収金額を知るには想定価格や公募価格が必要
IPOの吸収金額を計算するには、想定価格や公募価格が必要になってきます。
想定価格を利用すれば新規承認時の吸収金額を求めることができ、公募価格決定後は上場時の吸収金額をもとめることが可能です(^ ^)
想定価格を調べる方法は下記記事で紹介していますので、そちらを一読してください。
公募価格については、各証券取引所で確認ができます。
東証だったら新規上場会社情報のページにこんな感じで表示されていますよ♪
例えばジェイエスビーだったらこのように3,200円と表記されているのがわかると思います。
一番右下の所ですね(^ ^)
吸収金額を調べる前に、まずは想定価格、公募価格を調べておきましょう!!
ちなみにジェイエスビーの想定価格は3,100円でした。
公開枚数も調べておこう
想定価格、公募価格の他に公募と売り出しの枚数も必要になってきます。
こちらは先ほどの東証のページにある各IPOの会社概要のPDFから調べることが可能です(^ ^)
今回もジェイエスビーというIPOを例にとると、下記画像の位置にあるPDFを開いてください。
このPDFを開くと新規上場会社情報を見ることができるので、この中から公募・売り出しの項目をチェック!!
ジェイエスビーについては…
- 公募・・・335,000株
- 売り出し・・・117,200株
- オーバーアロットメント(OA)・・・67,600株
上記株数となっていました。
これは比較的簡単に調べられると思います(^ ^)
IPOの吸収金額を調べる方法
では必要な数字が揃ったところで、ここから本題であるIPOの吸収金額の調べ方にいきましょう。
今回は想定価格を利用して、新規承認時の吸収金額を調べる体で説明させていただきますね。
銘柄は先ほどから調べてきたジェイエスビーとします。
吸収金額は下記の方程式で求めることが可能です。
想定価格 × (公募枚数 + 売出枚数 + OA )
上記で調べてきた、数字を代入していくと…
3,100円 × (335,000株 + 117,200株 + 67,600株)
これを計算すると…
約16.1億円
これがジェイエスビーにおける新規承認時の吸収金額です。
もし、上場時の吸収金額を知りたいときは方程式の想定価格を公募価格に変更してください。
IPOの時価総額の調べ方は??
おまけにIPOにおける時価総額の調べ方も記載しておきます。
こちらはとっても簡単です。
新規上場会社情報に上場時発行済株式総数という項目があるので、そこに書かれている株数と、想定価格(公募価格)を掛け合わせればオッケー!!
再度ジェイエスビーを例にとると、上場時発行済株式総数は4,370,500株でした。
よって…
3,100円 × 4,370,500株 という式になりますので…
約135.5億円
これがジェイエスビーの承認時における時価総額になります。
まとめ
今回紹介した手順通りにすれば簡単にIPOの吸収金額を求めることができるはずです。
冒頭でも言った通り、吸収金額はIPOの初値予想をする上では非常に重要な要素になってきますので、知っておいて損はないと思います。
ちなみに業種も新規上場会社情報からチェックできますので、吸収金額さえ自分で調べることができればその時点で”攻めていいIPO” なのか “スルーすべきIPO”なのかのおおよその判断はできる思いますよ♪
是非、次回IPOが新規承認されたときは自分でしらべてみてくださいね(^ ^)
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