2018年の超目玉IPOといえばソフトバンク。
公開枚数も非常に多く、当選期待度が高いのでワクワクしている人も多いでしょう。
流石に7兆円規模といわれているので全員参加型のIPOになりそうですね。
ただ、盛り上がっているところ水を差すようで悪いのですが、ホントに公募割れしないのでしょうか??
自分は前からちょいちょい言っている通り、ちょっとだけ公募割れの可能性も頭にいれています。
そこで今回は自分が公募割れの可能性もあると考えているマイナスポイントを4つ紹介したいと思います。
ソフトバンクは稀に見る超大型IPO
やはり、まず一番気になるところは規模で間違いありません。
理由は簡単で、IPOでは基本的に規模が大きければ大きいほどパフォーマンスが高くなりにくいから。
過去の大型IPOのパフォーマンスを見ても初値高騰したIPOはほとんどありません。
2018年に上場したメルカリやLINEなどは例外といっていいでしょう。
2015年に上場した日本郵政グループ3社の騰落率も下記の通り。
- 日本郵政・・・約16%
- ゆうちょ銀行・・・約16%
- かんぽ生命・・・約33%
ちなみに日本郵政グループ3社の吸収金額は1兆4,000億円。
肝心のソフトバンクは2兆円以上といわれていますから、さらに大きな規模になります。
親子上場はIPOでは嫌われる
親会社のソフトバンクグループはすでに上場済み。
日本ではトヨタに次ぐ時価総額2位の会社です。
つまり、今回ソフトバンクが上場となると親子上場になります。
実はIPOでは親子上場というのは投資家に嫌われるポイント。
初値に与える影響としてはマイナス要素になってしまいます。
なんで投資家に嫌われるかは単純に”一番儲かるのが親会社だから”です。
まだソフトバンクの場合はどうなるかわかりませんが普通に考えれば上場に伴い、ソフトバンクグループが保有しているソフトバンクの株を売り出すはず。
こうなればソフトバンクには大きなお金が入ってきますよね。
見方によってはソフトバンクグループがもう一回IPOしたかのようにも思えます。
残念ながら売り出しの場合は上場した会社にはお金は入ってきません。
多少でも公募があればまた印象は変わりますが、どうなるますかね。。
ソフトバンクの将来性
あとソフトバンクが今後も成長していけるかというのも疑問です。
ソフトバンクは携帯分野となり、ドコモやauなど協力なライバルが存在します。
市場の急拡大は見込めず、今後はパイの奪い合いになることはほぼ間違い無いでしょう。
すでに水道やガスなどと同じくらい重要になったインフラなので、安定的な収入は見込めますが、将来性は疑問を感じてしまいます。
ただ、少し前にトヨタと共同出資会社を設立しました。
これを見るに今後はモビリティサービスをはじめとした様々な部分に活路を見つけ出そうとしているのかもしれませんね。
資金分散の懸念
これは前回の記事でもいいましたが、12月に上場するというスケジュール面での不安です。
12月といえばIPOが一年で一番多くなる時期で、3社同一上場や4社同一上場など普通におこります。
こうなるとどうしても資金分散が起こってしまい、本来のパフォーマンスを発揮できないんですよね。。
しかも小型規模のIPOなら影響は少ないですが、ソフトバンクは先ほど言った通り2兆円以上というとんでもない超大型規模。
これで影響をうけないはずはありません。
どちらかといえばソフトバンクが他のIPOを喰ってしまう形になると思いますが、それでも単独上場と比較したら条件は悪いです。
IPOが少ない時期だったら最高だったのに。
まとめ
ソフトバンクは知名度も高く、信頼性もあるため間違いなく注目度は高くなります。
しかし、今回紹介したようなマイナスポイントがあるので「利益がだせるのか??」という部分は疑問です。
どうやら時価総額も7兆円ぐらいになると噂されていますから、もし初値が公募比10%だとしても7兆7,000億円と時価総額が一気に7,000億円もアップします。
IPO時は数字なんてあまりあてになりませんが、でも冷静に考えてみるとかなり大きな金額が動くんですよね。
ちなみにこの記事を書いている時点で親会社のソフトバンクグループの時価総額は9兆円〜10兆円。
さすがに親会社を超えるということはないでしょう。
そう考えると期待できるほどのパフォーマンスは出せないのかなと思ったりもします。
特にネットから申込をする人は多くの割当が期待できないので、「あれ!?」と拍子抜けする可能性もありそう。
逆に店頭組は大きなチャンスがあるかもしれません。
公募比数%だとしても数千株や数万株の配分があれば7桁、8桁の利益が普通に上げられます。
時間がある人はこのタイミングで店頭に切り変えてみるというのも一つの作戦になるかもしれませんね。
と、いうことで今回は結構ソフトバンクの上場については楽観的に見てしまう部分が自分の中でもあったので、カウンター的な記事を書いてみました。
こんなことをいいながらもソフトバンクにはめちゃくちゃ期待している今日この頃です 笑
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