お盆休みも近づいてきました。
と、同時にIPOも閑散期に入っていますが、最後のラスボスが待ち受けています。
そう、ステムリムです。
こやつをクリアしなければIPO投資家はお盆休みに突入できません 笑
まだ仮条件も出ていない段階なので投資スタンスを決めていない人も多いと思いますが、ちょっとこのあたりで初値予想アンケートの途中結果を紹介していきたいと思います。
ご参考になればこれ幸いです。
ステムリムのIPOについて
ステムリムのIPOについて知らない人もいると思うので簡単にご紹介。
ステムリムは再生誘導医薬を開発する大阪大初のバイオベンチャー企業です。
iPSなどの再生医療とは違って、注射を打って損傷した臓器や組織の失われた機能を回復させるというものです。
マザーズに上場するんですが特大サイズのIPOで、その上赤字。
将来性頼りでスペックは低いものになっています。
さらに詳しく知りたい人は下記記事にまとめていますのでこちらをチェックしてください。
ステムリムにおける初値予想途中アンケートの結果
もったいぶってもしょうがないので早速ステムリムにおける初値予想途中アンケートの結果を紹介します!!
現在はどうなっているかというと…
投票に参加するか、「View Result」をクリックすれば結果の閲覧が可能です。
現在の1位はずばり!!
公募割れ!!
やはりそうなりましたか。
心臓に悪い結果ですね。
実はSansanの時も同じ結果だったんですよ。。
でも明らかにSansanの時よりも公募割れへの投票率が高いです。
Sansanの時は40%ほどでしたがステムリムに関しては60%以上。
つまり2人に1人以上は初値売りで損失がでると予想していることになります。
一応、2位には公募価格の1.0倍〜1.5倍が続いていますが、3位は公募価格同値と上位陣は弱気予想ばかり。
ちょっといつになく雲行きが怪しくなってきました。。
なんかやばそうですね。
ステムリムのIPOにおけるプラス要素とマイナス要素
整理する意味も込めましてステムリムにおけるプラス要素とマイナス要素をもう一度チェックしていきましょう。
ステムリムのプラス要素
まず、プラス要素をまとめてみました。
- スケジュールは完璧
- 将来性が高い
- 社会貢献性が高い
- 公募が多い
やはり1番は将来性の高さでしょう。
薬として一般的に利用されるようになれば大きな利益が見込めますからね。
もちろん途中で断念すればそれでジ・エンドですが。。
あとは8月はIPOの閑散期なので自然と1社あたりの注目度が高くなります。
今の所はステムリムだけなので注目を一身に浴びてる状況です。
ステムリムのマイナス要素
続いてマイナス要素を見ていきましょう。
- 業績は赤字
- 吸収金額が294億円越え
- VCが大量
- バイオは不人気
マザーズに上場で吸収金額290億円越え。
時価総額はなんと1,533億円です。
今の現状を考えたらどうみても割高でしょう。
期待値も全て含まれているバリュエーションな気がしてなりません。
上値余地はほとんどないような。。
また、業績も大赤字で黒字化するのはまだまだ先でしょう。
VCも大量に株主に名を連ねていますから、上場後も安心はできません。
やはり、プラス要素とマイナス要素を比較するとマイナス要素の方が格段に多いですね。
ステムリムのIPOにおけるみんなの評判は??
参考までにネット上におけるステムリムの評判を調べてみました。
4599 ステムリム:パス
単純に自分はバイオ系企業は分からないので投資しません。。臨床段階のステージでXYZとか、一時少し勉強しましたが専門家レベルではやはり分からないのと、時間が数年単位でかかるため。VCでも、通常のVCはバイオに投資しません。バイオ系に特化したファンドのみです。
— VC個人投資家 (@VC_Stock) 2019年7月13日
ステムリムは買いません!
未来に向かって頑張る企業は好きなんだけどね!— 浜中耀/Yoh Hamanaka (@HamanakaYoh) 2019年7月12日
IPO ステムリム
やべーな、これ
バイオは正直良く分からんが、ノータイムで辞退するわ😱
みんな頑張って献金してあげて— あらん (@aran_mk2) 2019年7月8日
ステムリム 事業内容は面白いと思ったけど吸収金額多過ぎじゃない?w 294億。収益も右肩下がり。ちょっと初値は厳しそう。
落ち着いてから長期投資で買いたい銘柄!!#ipo— 長期投資 (@softbank1205) 2019年7月5日
ステムリムは仮条件次第だけど見送りかな…
再生医療は個人的にはかなり興味がありますが
過去の大型のバイオ案件は公募割れが多いようですね
— AFURO KEN (@afuroken0307) 2019年7月5日
残念ながら投資家の意見は厳しいものばかりでした。
でも、まぁ普通に考えればそうなるかなと。
正直、ポジティブな意見はほとんどなかったように感じます。
マザーズに上場したユニコーン企業の初値パフォーマンスをチェック
マザーズに上場したユニコーン企業の初値パフォーマンスをまとめてみました。
ユニコーン企業とは時価総額1,000億円のベンチャー企業のことです。
メルカリ | +66% |
---|---|
MTG | +21.6% |
Sansan | +5.8% |
3社ともプラスリターンで今の所は好成績を残しています。
でもステムリムは不人気のバイオですし流石に厳しい感じが否めません。
ちょっと過去に上場したIPOとは毛色が違うのであまり参考にしない方がいいかな。
最後に
ということで今回はステムリムについての初値予想アンケートやみんなの温度感を紹介してきました。
個人的にはSansanが予想以上に健闘したので、それを見ると「ステムリムもいけるかも!?」なんていう希望的観測をしてしまいます。
でも冷静に見れば赤字企業で製品化もされていないのに時価総額1,500億円ほど。
どう考えても割高な気がしてならないんですよね。。
とはいってもIPOは人気投票という面も強いです。
スペックなんておかまいなしに上がる可能性もゼロではありません。
上場日前後の地合いなども含めてトータルに判断していきたいところでしょう。
まだ仮条件が決まっていませんのでまずはどんな仮条件でくるかに注目ですね。
流石に強気でくるとは考えにくいですが、弱気できてもそれはそれで悩みそうです 笑
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