
株式投資型クラウドファンディングが盛り上がっています。
FUNDINNOを筆頭に最近ではCAMPFIRE Angelsも次々に案件を募集しており、イークラウドも今後メキメキと頭角を現してくるでしょう。
市場も急激に拡大しており、エンジェル投資家も急増しています。
しかし、みなさん株式投資型クラウドファンディングで資金調達した企業がイグジットする確率ってどのくらいか知っていますか??
ここを大きく誤解していると取り返しがつかなくなる可能性もあります。
と、いうことで今回は株式投資型クラウドファンディングのイグジット確率についてまとめてみました。
株式投資型クラウドファンディングとは??

まずは株式投資型クラウドファンディングについて簡単に紹介します。
すでに知っている人は飛ばしてください。
株式投資型クラウドファンディングはネット上でエンジェル投資をしたい投資家と資金調達を行いたいベンチャー企業をマッチングさせる仕組みです。
エンジェル投資家は出資した見返りに株式が割当されます。
多くのベンチャー企業がIPOやM&Aなどのイグジットを目指しており、見事イグジットした場合、エンジェル投資家は投資額の数倍〜10倍以上の大きなリターンが見込めます。
また、金銭的リターンの他にも定期的に企業からのIRが届いたり、株主総会に出席するなど企業と投資家が二人三脚でイグジットするまでの過程を楽しむのが最大の醍醐味です。
上場企業と比べると投資家との距離が違いので手触り感のある体験型投資が可能です。
株式投資型クラウドファンディングのイグジット確率は??
では本題に早速いきましょう。
実は先日、株式投資型クラウドファンディングの専門メディアであるエンジェルフォリオが資金調達した企業がイグジットする確率についてアンケートを実施しました。
その結果がこちらです。
🔔アンケート🔔
株式投資型クラウドファンディングで資金調達した企業がイグジットする確率はどのくらいだと思いますか??
イグジットはIPO、M&A、相対取引を含みます。#拡散希望— AngelFolio@ECFの専門メディア (@angelfolio) October 3, 2020
第一位は10%未満。
6割以上の人がこちらに投票しています。
10%未満ということは、言い方を変えれば10社に1社イグジットできるかどうかということですね。
2位は大きく差をつけて10%〜20%という結果になっています。
この結果について感じるところは人それぞれだと思いますが、自分としては妥当な結果だと感じました。
自分も10%前後だと思っていたからです。
ちなみにこのイグジットはIPO、M&A、相対取引全てを含んでいます。
もしIPOだけに限定するなら数%でしょう。
個人的には1%〜5%未満かなという感じです。
また、今回の結果をみて個人的に嬉しかった部分があります。
それはみんながしっかりとリスクをわかって投資をしている点です。
このアンケートはもちろん株式投資型クラウドファンディングで出資したことがない人も投票したと思いますが、それでも過度な期待をしないで投資をしているという意味でもあります。
プチエンジェル投資家のリテラシーはかなり高いことに驚きました。
また、もちろん今回のアンケート結果は株式投資型クラウドファンディングの案件全体についての話です。
VCが出資している企業だったり、すでに黒字化していたり、レイターステージの企業に投資するなどある程の基準を設けてスクリーニングして出資すればイグジット確率はあげられると感じています。
現時点でのイグジット確率はどのくらい??

参考までに現時点での国内における株式投資型クラウドファンディングのイグジット確率を計算してみました。
各プラットフォームにおける成約案件数は下記の通り。
ファンディーノ | 113社 |
---|---|
CAMPFIRE Angels | 11社 |
ユニコーン | 5社 |
Angelbank | 7社 |
イークラウド | 1社 |
GEMSEE Equity | 1社 |
合計138社です。
イグジット実績はファンディーノで2社。
相対取引でのイグジットで共にリターンは1.5倍です。
よってイグジット確率は2/138で1.4%ということになります。
残念ながらかなり低い数字ですね。
ただ、ベンチャー企業がイグジットするには早くて3年から4年、遅いと10年前後かかるんです。
株式投資型クラウドファンディングが国内でスタートしてまだ3年経過していません。
さすがにこの短期間で実績を求めるというのは酷というものでしょう。
個人的には早くても再来年、遅くて5年後くらいから徐々にイグジット実績が増えてくるのではないかなと思っています。
まとめ
ということで今回は株式投資型クラウドファンディングのイグジット確率についてまとめてきました。
正直、イグジットできる確率は非常に低いです。
全体でみれば10%未満というのは正解だと思います。
実際にVCなどのプロ投資家でもイグジット確率はだいたい10%〜20%ほど。
中には20%以上という高い実績を誇るところもありますがそれはほんの一部です。
となると、一般投資家が株式投資型クラウドファンディングでどんなに吟味して投資したとしても10%ほどが限界なんじゃないのかなと感じています。
もちろん数値が高いに越したことはないので上ブレする分にはウェルカムですが、どちらかいえば下ブレする可能性の方が高いです。
金銭的なリターンを目的に出資している人も多いと思いますが、過度な期待はしないようにしましょう。
個人的にはベンチャー企業のビジョンに共感したり、普段の生活を豊かにしてくれるような、応援したくなる企業に出資するのがベストだと思っていますよ。
ちなみにこれからエンジェル投資をしようとしている人はまず第一にファンディーノから始めることをオススメします。
上記でも説明した通り、実績は頭2つくらい抜け出ていますからね。
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こちらで色々と個別銘柄について呟いていますのでよろしければ見てみてください♪