2020年も株式投資型クラウドファンディングを中心にエンジェル投資を行なってきました!!
知名度も少なくまだまだ発展途上の業界ではありますが、今年に入ってちょこちょこと結果が出始めてきています。
やっと実を結んできた形ですかね、
今回は2020年の振り返りとして投資した案件、イグジット結果などをまとめていきたいと思います。
そもそも株式投資型クラウドファンディングとは??
株式投資型クラウドファンディングをまだ知らないという人もいると思うのでまずは簡単な説明から。
株式投資型クラウドファンディングはクラウドファンディングを使って少額からエンジェル投資ができる仕組みのことです。
エンジェル投資はIPOなどを目指すベンチャー企業の未上場株を購入し、出資をすること。
最低では1万円、多くの案件では10万円前後から投資が可能となっています。
特徴をまとめるとこんな感じです。
- 企業の成長を一番近くで見れる
- IRが定期的に届く
- 企業と投資家の距離が近い
- ハイリスク・ハイリターン
- 10万円前後から投資が可能
- エンジェル税制が適用される場合がある
一番の特徴はやはり企業と投資家の距離が近いために投資の時間を上場株以上に体感できるところでしょう。
IRも定期的に届きますし、SNSを利用している起業家も多いため、そちらでもやりとりすることも可能。
自分はよくTwitterで社長やその他の投資家を含めてあーだこーだいっていますww
また、投資目線で考えるとハイリスク・ハイリターン。
市場で売買ができないため流動性が極端に低く、今の所はイグジットするか倒産するかしないと株式の処理はできません。
もちろんIPOすれば大きな利益が見込める一方、倒産や解散をしたら損失がでる可能性が高いです。
ただ、ベンチャー企業へお金を流すことは国が後押ししていることもあり、エンジェル税制といって税金面での優遇を受けられる場合があります。
最近ではこのエンジェル税制が適用される案件が多くなってきており、投資をしながら節税をすることも可能です。
エンジェル税制については下記の記事で詳しく解説していますのでこちらを一読してくださいませ。
株式投資型クラウドファンディング経由で出資している案件
では収支結果を報告する前に株式投資型クラウドファンディング経由で出資している案件を紹介しますね。
ファンディーノ
まずは国内最大手のFUNDINNO(ファンディーノ)からいきます。
出資案件は下記の通りです。
Bank Invoice | 10万円 |
---|---|
JAM | 10万円 |
オールユアーズ | 12.5万円 |
AuB | 10万円 |
SKR | 10万円 |
コラボプラネット | 10万円 |
アイ・エム・ユー | 10万円 |
ONE ACT | 12.5万円 |
Mealthy | 13万円 |
カタリベ | 15万円 |
フォルテ | 12.5万円 |
nommoc | 12.5万円 |
TAAS | 10.0万円 |
ピーシーフェーズ | 8.8万円 |
AI Infinity | 10.0万円 |
笑屋 | 10.0万円 |
グッドラックスリー | 10.0万円 |
Trim | 10.0万円 |
いいオフィス | 9.0万円 |
ストレイムアートアンドカルチャー | 10.0万円 |
Minoru | 10.0万円 |
合計225.8万円
21社に投資中です。
2020年に出資したのはいいオフィスとストレイムアンドカルチャー、Minoruの3社。
2019年は4社でしたので1社減りました。
スタート直後は右も左もわからない状態でしたので気になった案件はガンガン投資していましたが最近はいろんな基準を設けてそれをクリアした企業のみに出資しています。
今年出資した3社はどれも納得して出資し、今でも全く後悔はありません。
特にいいオフィスとMinoruに関しては投資家と接点を作ってくれるので投資して本当によかったです。
いいオフィスなんかは投資した後に2回も大型調達に成功しています。
また、全体を見るとうまく行ってない会社が4割、そこそこが4割、好調が2割といった感じですよ。
FUNDINNO(ファンディーノ)については下記記事をチェックしてみてください。
エンジェルファンディングのポートフォリオ
続いてはエンジェルファンディングです。
エンジェルバンクからエンジェルファンディングに名称変更してついにスタートしました。
まだ案件の募集は開始していませんがエメラダ・エクイティで出資した案件をこちらで管理してくれているので、その分をエンジェルファンディングで投資した分として紹介します。
ポートフォリオはこちら。
- Far Yeast Brewing株式会社・・・14万円
- 株式会社ラントリップ・・・14万円
- 株式会社スマートトレード・・・14万円
- 株式会社SARAH・・・14万円
合計56万円となります。
すべて新株予約権での出資です。
ラントリップやSARAHは資金調達が順調に行なっており、特にSARAHはセブンイレブンジャパンから出資を受けました。
セブンイレブンジャパンがベンチャー企業に出資したのは初とのこと。
出資先がこういう快挙を成し遂げてくれるのは嬉しい限りです。
基本的には上手く行ってない会社はなく、順調と超順調に分けられるかんじですかね。
CAMPFIRE Angelsのポートフォリオ
GoAngelがCAMPFIRE Angelsにリブランドされました。
GoAngelではクラウド型ERPサービスを運営するmultibookに出資していたので、今後はこのCAMPFIRE Angelsで投資したことにします。
マルチブックには25万円を投資中です。
こちらはテレビCMの放送を始めたりと広告費に資金を投入し始めており、ステージ的にはレイターに近くなってきています。
個人的に自分のポートフォリオの中で一番イグジットが近いのがこの案件じゃないのかなと勝手に考え中。
株主優待はないんですが、今までに5,000円相当のクオカードやモレスキンの手帳を送ってきてくれたりと株主のことをしっかりと考えてくれています。
まだCAMPFIRE Angelsになってから出資していないので、いい案件が出てきたら積極的に投資をしていくつもりです。
今年の新規案件は0件。
ユニコーンのポートフォリオ
ユニコーンでは第一号案件であるSpotTourに10万円を投資しています。
案件数は多いもののあまりグッとくる案件がなく、その後の投資が続いていません。
あと基本的にユニコーンで募集する企業は社長が積極的にSNSなどで発信しておらず、その点が一番気になっています。
ユニコーンは案件が定期的に出てくるようになったので来年も期待したいところですね。
こちらも新規案件は0件。
ユニコーンについての詳細は下記記事にまとめてあります。
イークラウドのポートフォリオ
最後はイークラウドです。
こちらでは第一号案件である地元カンパニーに10万円を出資しました。
IRが届きましたが非常に細かく書かれており、歴代の中でもTOP3に入る内容です。
さらに社長はSNSをフル活用しており、ツイートしながら思考を整理している様子が感じられます。
投資してよかったなと思える案件でした。
また、イークラウドは個人的に2021年で一番期待しているサービスです。
事業内容はもちろんですが起業家を最も重視して選んでいる感じが伝わってきます。
1月には新案件の募集が始めるようなのでこちらが今から楽しみです!!
2020年のイグジット実績とリターン
2020年は下記の出資先がイグジットしました。
nommoc | 公募価格の1.5倍 |
---|---|
A社 | X倍 |
B社 | X倍 |
合計リターンは6.75万円でした!!
合計3社イグジットの機会があったんがnommocは売却しませんでした。
希望した方は相対取引で1.5倍で買い取ってもらっています。
そして申し訳ないのですが、2社は公表できません。
個別のリターンについてもプラスになったんですがこちらも内部情報ですので公表は控えさせていただきます。
今年は3社のイグジット機会があり、過去には1社イグジットしていますので、出資先全体で考えると今までに4社のイグジット機会を得たということになりますかね。
まとめ
2020年のECFにおける実績はこんな感じでした。
4社に新規投資して、3社のイグジット機会、そして2社売却です。
今年は一気に3社のイグジット機会があったりとここにきて一気に増えてきた印象を受けます。
利益的には大したことありませんが、プラスにはなりましたし、これはこれでオッケーでしょう。
成長過程も十分に楽しめましたし、自分の中では納得しています。
そして、出資額も戻ってきたので2021年はその資金を再度ベンチャー企業に出資して、いいエコシステムを構築できたらなと考え中。
出資→イグジット→出資→イグジット、これを繰り返していければ最高でしょう。
まだ大型イグジットはありませんが、出資先の様子を見ているといくつかこのままスケールしていけば可能性が見えてきたところもあります。
成長過程を楽しみながら見守っていくつもりですよ。
そして2021年はとうとう未上場株のセカンダリーマーケットが開始されます。
どんな体験ができるのか今から楽しみでなりません!!
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