どうも、メカニックです!!
直近ではソーシャルレンディングに様々な不祥事が続き、信頼度が低下しています。
そんな中、救世主になってくれそうな新しいサービスがリリースされました!!
その名は…
Funds(ファンズ)です。
なんと、運営するのは日本初のソーシャルレンディングメディアであるファンズ株式会社。
今まではメディアや周辺サービスが中心でしたが、ここにきて本丸である新しいサービスを開始します。
しかも、どうやら今までのソーシャルレンディングとは違った、全く新しい金融商品になっているとのこと。
今回はそんなFunds(ファンズ)に関して代表の藤田氏に取材させていただけるチャンスをいただきました。
Funds(ファンズ)の内容はもちろん”なぜサービスを開始したのか”などなど徹底的に聴き倒してきましたよ。
もしFundsについて知らない方は先に下記記事を一読してください。
インタビューさせていただいたのはこの人
今回Funds(ファンズ)についてインタビューさせていただいたのはこの方!!
藤田社長です!!
藤田社長のプロフィールを簡単にご紹介します。
早稲田大学商学部卒業後、株式会社サイバーエージェントに入社。2007年にマーケティング支援事業を行う企業を創業し、2012年上場企業に売却。2013年に大手ソーシャルレンディングサービスの立ち上げに経営メンバーとして参画。2016年11月にファンズ株式会社を創業。
※ファンズ株式会社より抜粋
なんとも輝かしい経歴。
すでに自分の会社をエグジットさせているのは凄いの一言です。
またソーシャルレンディングマニアの方はご存知だと思いますが、大手ソーシャルレンディングとはクラウドバンクのことです。
クラウドバンクでは取締役として在籍していました。
今回はそんな藤田社長に新しく立ち上げるFunds(ファンズ)について根掘り葉掘り聞いちゃいましたよ。
Funds(ファンズ)とは貸付ファンドのオンラインマーケット!!
まず貸付ファンドってなんですか??
ソーシャルレンディングとほぼ同義語ですが、Funds(ファンズ)は今までのソーシャルレンディングとはスキーム(体系)が大分異なりますので、あえて貸付ファンドという言葉をつかっています。
そもそもオンラインマーケットってあまりフィンテックでは聞きなれない言葉ですよね。
なんかECサイトのイメージがあるんですが。
実はFunds(ファンズ)では当社(ファンズ)が資金を集め、各分野で実績のある組成企業がお金を貸すという分業制をとっています。
当社ではファンドの組成を行いません。
様々な企業が組成したファンドをFunds(ファンズ)のプラットフォーム上に掲載し、その中から投資家さんが好みのファンドに投資してもらうという仕組みです。
様々な投資商品を並べるのでオンラインマーケットという言葉を使いました。
Funds(ファンズ)が考え出した画期的なスキーム
一番の違いは”関係会社貸付“スキームを構築したことです。
そしてその子会社が最終的な借り手企業に融資するという仕組みになっているんです。
他のソーシャルレンディング事業者みたいにファンドを組成した企業が最終の借り手企業に直接貸すという仕組みでもいい気がするんですが…
これは確かに新しいスキームだと思います。
でもこの子会社がファンド組成企業に返済しない可能性もあるのでは??
そうしたら投資家にも影響ありますよね。
つまり、信用が担保になっていると。
確かにこれは今までのソーシャルレンディングにはない画期的なスキームだと思います。
比較するとリスクが軽減されてるのがわかる!!
Funds(ファンズ)はソーシャルレンディングよりも社債に近い!?
ソーシャルレンディングと社債の中間というか。
まさにこのスキームを作るときに社債を意識しました。
できるだけ投資家がリスクを負わないようにするにはどうしたらいいか、そのことを考えていきついたのがこのスキームだったんです。
ファンド組成企業は厳しい審査をクリアする必要がある
審査なんかあるんですか??
Funds(ファンズ)では当社が定めた審査基準をクリアした企業しか組成企業になることはできません。
・上場企業
・監査法人の監査を受けている企業
・VCから出資を受けている企業
上記に加えて、財務状況、資金調達力など総合的な観点から審査を行います。
やはり上場企業だと安心感が違います。
今後も随時増えていく予定です。
ちなみにファンド組成時にも何かしらの審査があるんですか??
運用開始後も財務状況や債券価値の状況、担保物件の状況など、当社で定期的にモニタリングを実施します。
Funds(ファンズ)の利回りは??
リスクが低い分、利回りも低くなりそうですが…
ソーシャルレンディングよりは多少低くなってしまいますが、その分リスクも低いです。
Funds(ファンズ)ではなにより投資家リスクの低減を一番に考えました。
リターンとリスクは表裏一体ですし、最近は高利回りのファンドはちょっと怖いと思っている投資家も多いので、そういう方には向いてそう。
Funds(ファンズ)は1円から投資が可能!!
現状、ソーシャルレンディングだともっとも低いところで1万円ですが。
Funds(ファンズ)では最低1円から投資ができます!!
1円単位で投資ができるので、再投資する際も効率を最大化できるというメリットがあります。
資産運用をしたことがない人でも少額から投資できるのはいいですね。
たった100円でも1円〜6円くらいの分配金が受け取れるわけか。
恐れ入りました 笑
【業界初】Funds(ファンズ)は相場に左右されない投資を目指す
例えば株式投資ではどうしても日々の値動きがあります。
しかし、Funds(ファンズ)の場合は相場がありません。
デフォルトが起こらない限り、元本は一定です。
ボラリティがあるからこそドキドキする要素があって、それすらも楽しめればいいんですが、投資初心者には難しい。
一方、Funds(ファンズ)なら未経験者心で余裕を持って資産運用できそうですね。
Funds(ファンズ)で知っておきたい4つのリスク
主にどんなデメリットやリスクがあるんですか??
・借り手企業からの未返済リスク
・当社やファンド運営企業の倒産リスク
・期間中は解約できない
・運用期間の延長リスク
特に未返済リスクと倒産リスクは元本が減る可能性があるので、この2つは特に覚えておいて欲しいです。
あとはファンドのセカンダリーマーケットは存在せず、投資後は流動性がありませんのでその間は資金がロックされます。
必ず余裕資金で投資するようにしてください。
アドバイザーと運営メンバーが豪華すぎる件について
元財務事務次官の佐藤慎一氏、東京大学名誉教授の伊藤元重氏など錚々たるメンバーです。
ここまで実績をもつアドバイザーが就任しているベンチャー企業はみたことがないのですが、この意図はどこにあるんですか??
当社はベンチャー企業で上場企業のような信頼性がまだありません。
ですのでアドバイザーに助言をいただけきながら、信頼を補完していくのが大事だと思いました。
とてもフィンテックの企業とは思えません。
手前味噌になりますが、専門性が高く経験豊富なメンバーばかりです。
Funds(ファンズ)に込めた思いとは??
裏側を見てきた立場です。
関わっている中で、ずっと「利回りで投資家を集めるというリスクが正しく伝わっているのか??」と疑問に感じていました。
やはり高い利回りで投資家を集めるということはその分高い金利でお金を貸さないといけません。
もちろんそれ自体はハイイールドの市場で、存在自体は全く悪いものではないと思っています。
ただ、もう少しリスクが低く投資家さんが安心できる金融商品を提供したいと感じていたんです。
投資には必ずリスクがありますので、Funds(ファンズ)で全ての課題を完全に解決できるわけではありませんが、継続的に信用度の高いファンドを並べて、安心して投資ができるオンラインマーケットを目指していきたいと思っています。
Funds(ファンズ)における投資実績
インタビュー後にFunds(ファンズ)で投資をしてみましたよ。
現在は90万円を6つのファンドに分散投資中。
- 台東区XEBECファンド#1 → 4.5%
- アイフルビジネスローンファンド#1 → 1.8%
- 世田谷区MIJASファンド#1 → 5.0%
- フィル・パークファンド#1 → 3.0%
- リースバック事業「あんばい」ファンド#2
- リースバック事業「あんばい」ファンド#1
現在までにもらった分配金がこちら。
税金が引かれ3,669円です。
貯金と同様に投資後は何もしていません。
これなら今まで投資をしたことがない人でも問題なく利用できるでしょう。
なんか貯金するように投資している感覚です。
最後に
今回は藤田社長にFunds(ファンズ)について色々聞いてきましたが、一番感じたのは投資家へのリスクをもっと低減させたい、業界をもっと盛り上げていきたいという気持ちです。
また、Funds(ファンズ)のスキームは今までのソーシャルレンディングとは似て非なるもので、藤田社長がおっしゃっていたように”貸付投資”という全く新しい金融商品を開発したと感じました。
資産運用を次のステージに押し上げてくれる存在になるのではないでしょうかね。
資産運用2.0
この言葉がぴったりなサービスだと思います。
あとがき
ここからは少し個人的な思いについて書いていますので、Fundsには直接関係ありません。
興味がある人だけお読みください。
実をいうと今回インタビューさせていただいた藤田さんには個人的に非常に感謝しています。
自分の世界観を変えてくださった一人だからです。
自分はブログを数年前にはじめたんですが、ずっとネットの世界で活動しており、リアルの世界には足を踏み入れていませんでした。
ちょっと怖いと思っていた部分があったんですよね。
東京なんて数回しかいったことない田舎ものでしたし。(今も田舎者ですが。)
転機が訪れたのは藤田さんから届いた一通のメール。
内容はファンズが主催するソーシャルレンディングサミットに来ませんか??というものでした。
今まで一度もリアルの世界にでたことがなかったので、非常に悩みましたが最終的に参加することを決断。
当日もドキドキしながら参加しましたが、いつもとは違う環境や世界に興奮したのを覚えています。
この時から「リアル世界の方が刺激を貰える」という考えが自分の中に芽生えました。
現在はオフ会や興味のある人に積極的に会いにいっていますが、こんな性格になったきっかけを作ってくれたのは間違いなく藤田さんです。
今回、そんな藤田さん率いるファンズの新サービスであるFundsをこのブログで紹介できたのは非常に嬉しく思います。
また、リリース直前のインタビューにもかかわらず嫌な顔一つせずに対応してくださったことにも合わせて感謝します。
ますますの発展を願っています。