2017年はソーシャルレンディングがさらに盛り上がっていくと思いますが、自分は株式型クラウドファンディングも盛り上がっていくと考えています。
国内ではFundinno(ファンディーノ)が第1号案件を近々募集するとリリースしていますし、他の会社も続々参入してくるはずです。
ちょっと遅れてはいますが、年内に募集開始する可能性は極めて高いと思います。
そんな株式型クラウドファンディングですが、実はエンジェル税制という制度が使える場合があるのはご存知でしたか??
全ての案件で使える訳ではありませんが、このエンジェル税制を利用することで、所得税の優遇措置が適用される可能性もあるんです。
自分も詳しく知らなかったこともあり、色々調べてみたので、今回はこのエンジェル税制についての情報を共有したいと思います
エンジェル税制って怪しくない??
この「エンジェル税制」って言葉を初めて聞くとなんか怪しい言葉に感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
エンジェル投資家って聞いたことがあると思いますが、その”エンジェル”と同じです(^ ^)
経済産業省のホームページにもしっかりと載っている制度ですから安心してくださいね♪
エンジェル税制とは??
エンジェル税制はベンチャー企業へ投資を行った個人投資家に対して税制上の優遇措置を行う制度のことです。
ベンチャー企業への投資を促進することを狙って、国が設定した制度になります。
優しくいうと「税金を優遇するから、ベンチャー企業に投資して〜」という国からのメッセージですかね(^ ^)
エンジェル税制の仕組み
エンジェル税制ですが、株式を購入した時、売却した時の両方で優遇措置を受けることが可能です。
それぞれでどんな優遇措置があるのか見ていきましょう(^ ^)
投資した時
投資した時点では以下の2つの優遇措置を受けることができます。
[優遇措置A]
(投資額 – 2,000円) をその時の総所得金額から控除
控除の上限は総所得金額金額 × 40% と 1,000万円のいずれか低い方
※設立3年未満の企業であること
[優遇措置B]
投資額全額をその年の他の株式譲渡から控除
※設立10年未満の企業であること
優遇措置A
優遇措置Aは総所得から控除されるので、サラリーマンや事業をしている方が適している措置だと思います。
単純に最高1,000万円まで控除されるのは非常に大きいです。
ちなみに調べたところ、総所得とは…
- 利子所得の金額
- 総合課税の配当所得の金額
- 不動産所得の金額
- 事業所得の金額
- 給与所得の金額
- 総合課税の短期譲渡所得の金額
- 雑所得の金額
上記7つを合わせた金額となるようで、株式の譲渡益は含まれません。
ここは注意が必要かもしれません。
不動産所得も含まれるので、不動産経営をしている方にも大きなメリットがあると思います。
また、設立3年未満の企業でないと適用されないことも覚えておきましょう。
優遇措置B
こちらは単純に株式の損益通算ということですね。
もちろん損失の方が大きくなった場合は翌年以降3年にわたって、譲渡益と相殺ができます(^ ^)
株式投資をしていて利益が出ている人はこちらを選択するのがいいかなと思います。
売却時の優遇措置
これは上記で紹介した優遇措置Bと一緒です。
株式売却によって損失がでた場合はその年の他の株式譲渡益と相殺ができ、相殺できなかった場合は翌年以降3年にわたり、その都度相殺が可能になります。
また、もし投資した会社がIPOをしなかった場合は投資分が丸々損失になってしまいますが、その場合も相殺が適用されますので安心してください。
もちろん、損失が出ないほうがいいですけどね(^^;;
エンジェル税制適用の注意点
株式型クラウドファンディングは未上場の企業に投資ができますが、冒頭でちょこっといった通り、全ての案件でエンジェル税制が適用されるわけではありません。
適用される案件と適用されない案件があるようなので、ここはしっかりと見極める必要があると思います。
「よし!! エンジェル税制を使おう!!」と思って、適用されなかったらショックですからね(^^;;
この記事を書いている時点ではまだ国内で株式型クラウドファンディングの第1号案件が出ていないのでなんとも言えませんが、おそらくこの辺りの情報も募集時に記載されるはずです。
エンジェル税制のまとめ
エンジェル税制の仕組みを簡単にまとめるとこんな感じです。
今回はふわっと説明しただけですので、もっと理解したいという方は申し訳ないんですが、自分で調べるか、税金の専門家に聞いてみてください。
適当な事を言っても申し訳ないので…(^^;;
でも、こういう仕組みがあるということを知っているだけでも、大分違うと思いますよ(^ ^)
株式型クラウドファンディングについてはまだまだ未知数の部分がありますが、税制面でも優遇されるとなると「投資しようかな〜」と考える人も多いと思います。
節税対策にもなりますし、もしIPOした場合は大きな利益を得る事も可能です♪
もちろん、上場せずに倒産した場合は損失になってしまうので、リスクはありますけどね(^^;;
でも、株式型クラウドファンディングは節税対策の一つとしても悪くない方法なのかなと感じました。
税金を減らしたいと考えている人は覚えておくといいかもしれません。
株式型クラウドファンディングに興味がある方は、現在国内で最も近い位置にいるFundinno(ファンディーノ)をチェックしておくようにしてくださいね♪
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メカニックさん。おはようございます。
連休を満喫してみます。
ファンディーノの第1案件にはエンジェル税制があると言ってました。第2案件は無いみたいです。
エンジェル税制とは年収にもよると思いますが、所得税と住民税が控除されるんですか?税務署で確定申告するのでしょうか?
たっちんさんコメントありがとうございます。
自分も税制面は詳しくわからないので、なんとも言えないのですが、確定申告は間違いなく必要でしょう。
どんな風にすればいいのかわからないので、もしかしたら知り合いの税理士に相談するかもしれません^^;