2017年に国内初の株式型クラウドファンディングであるFUNDINNO(ファンディーノ)がサービスインしたことで、日本でもやっと株式型クラウドファンディングが認知され始めました。
まだまだスタンダードな投資とはいえませんが、大きな一歩になったことは間違いありません。
そんな中、ついに国内2社目のサービスも開始。
その名は…
GoAngel
読み方は”ご縁ジェル”です。
ちょっと変わった名前のサービスですよね。ちょっとというかかなりですが。
ただサービス名はおいといて、ファンディーノとはまた違った案件を取り扱っていることもあり、こちらもなかなか面白い投資先だなと感じました。
早速第一号の案件に投資してみましたので、今回はこのGoAngel(ご縁ジェル)を詳しく紹介していきたいと思います(^ ^)
まだまだ投資している人が少ないと思いますので、他の人の評判や口コミが気になっている人がいましたら参考にしてくださると幸いです。
GoAngel(ご縁ジェルとは??)
GoAngel(ご縁ジェル)は2017年にサービスを開始した国内2社目の株式型クラウドファンディングサービスです。
運営しているのはDANベンチャーキャピタル。
社長は現在の日本クラウド証券にあたるディー・ブレイン証券を創業した出縄良人さんです。
日本クラウド証券はソーシャルレンディングのクラウドバンクを運営する会社でご存知の方も多いと思います。
ちなみにディー・ブレイン証券では株式型クラウドファンディングの前身ともいえるグリーンシートを扱っていたことでも有名。
https://ipomechanic.com/post-3003/
このグリーンシートでは140社のうち17社が上場とそこそこの実績をあげたんですが、結局はインフラになることなく終了。
ただ、140社の17社が上場ということは単純に10%以上は上場しているということになりますから、個人的には成功といえるレベルなのではないかなと思います。
ご縁ジェルはそんなグリーンシートに携わってきた代表が運営する新しい株式型クラウドファンディングサービスです。
個人的な感想になりますが、グリーンシートをずっと見てきたということで銘柄の目利きはトップクラスに優れていると思っています。
GoAngel(ご縁ジェル)で投資するまでの流れ
GoAngel(ご縁ジェル)で投資するまでの流れは下記の通りです。
- 仮登録
- 投資家情報登録
- 規約への同意
- 適合性の確認
- 確認書類の提出
- 投資家審査
基本的な流れはソーシャルレンディングや証券会社と一緒なので、特にむずかしいことはありませんでした。
自分も実際に口座開設しましたが、全てネットからできたのでとても簡単でしたよ(^ ^)
投資家審査に通過すると、2〜3営業日後にこんな書類が到着。
この書類がきたら、投資できるようになります。
GoAngel(ご縁ジェル)ではどんな会社に投資できるの??
GoAngel(ご縁ジェル)で投資できる企業ですが、こちらはQ&Aにこのように記されていました。
GoAngelは、金融商品取引法に定める「第一種少額電子募集取扱業務」としてDANベンチャーキャピタルが非上場会社の株式等の募集の取扱いを行うものです。DANベンチャーキャピタルでは、発行会社の成長性審査を行うこととしており、発行会社の中には上場を志向する会社が含まれます。ただし、将来の上場計画は審査要件ではなく、上場を予定しない中小企業も含まれます。すべての会社が上場を計画するわけではありませんので、ご注意ください。
また、日本証券業協会の「株式投資型クラウドファンディング業務に関する規則」によりまして、GoAngelでのご投資いただくには「配当及び売却益等金銭的利益の追求よりむしろ、発行会社及びその行う事業に対する共感又は支援が主な旨とされるべき」こととされています。株主の皆様の暖かいご助力があってこそ会社は成長できるとの観点から、ご投資判断をいただきたく存じます。
ざっくりいうと「上場を目指している会社もあるけど、中には上場を目指していない会社もあるよ」という感じです。
これだけだとふんわりしすぎているので、具体的にGoAngel(ご縁ジェル)でどんな会社が募集されているか紹介します。
第一弾は下記の会社が募集を始めました。
フィンテック関連のマルチブック、そして学校運営しているエデューレエルシーエーです。
この2案件の詳細をチェックしたところ、マルチブックは代表の出縄さんが兼務する㈱出縄&カンパニーに上場コンサルティングを依頼しており、81.5%の株式を保有しているとのこと。
エデューレエルシーエーにはこのような記載がありませんでした。
これをみる限りはマルチブックの方が上場する可能性は高いような気がします。
そもそも出縄&カンパニーが81.5%の株を保有しているので、イグジットしなければ丸々損をすることになりますからね(^^;;
上場を目指してなければコンサルティングを依頼する必要はありませんし。
ちなみにFUNDINNOでは、明確に会社の予想推移が記されていてIPOするかどうかを判断できるんですが、GoAngel(ご縁ジェル)ではこのあたりが具体的に記されておらず、やや濁してある印象。
ちょっとWebページも使いにくく、扱いにくい部分もあるのでFUNDINNOでの投資が慣れている方にとっては投資しづらいかもしれません。
また、これは大事な部分ですがGoAngel(ご縁ジェル)ではエンジェル税制が適用されない企業の募集もありますので、ここも頭にいれといてください。(ここはFUNDINNOと同じ)
上記で紹介した2社はすでに設立から3期目をゆうに超えています。
もしかしたらGoAngel(ご縁ジェル)で扱う企業は比較的実績のある会社が多くなるのかもしれませんね。
GoAngel(ご縁ジェル)で実際に投資してみました
投資してみなければどんなサービスか体験できないと思ったので、今回はGoAngel(ご縁ジェル)で募集を開始した第一弾の会社であるマルチブックに投資してみました。
投資金額は好きな金額ではなく、投資コースを決められているんですが、マルチブックでは25万円コースと50万円コースの2つのみ。
初めて投資するにはなかなかヘビーな設定です(^^;;
ちなみに上記で紹介したエデューレエルシーエーは50万円からでした。
投資ハードル高すぎ!!
自分はさすがに50万円は出せなかったので、とりあえず25万円コースを選択。
こんな感じですでに、入金も済ませています。
ただ、残念ながらGoAngelでは投資するには手数料を支払う必要があるんですよね。
しかも、1株に対して4,000円というかなり高額な手数料!!
FUNDINNOでは投資家に手数料はかかりませんので、これは大きなデメリットといって間違いありません(^^;;
25万円の株を購入したのに、結局271,600円もかかってしまいました。。
とりあえず、上場してくれればこんな手数料は微々たるものなので、なんとか上場してくれることを祈っています。
GoAngel(ご縁ジェル)で投資したその後
投資後は株主総会の通知や業績などが定期的に届きます。
また、その時に何故かクオカードが同封されていました。
しかも5,000円分!!
企業によっては株主還元としてこういうものを配布してくれる企業もあるようです。
FUNDINNO(ファンディーノ)とGoAngel(ご縁ジェル)の違い
GoAngel(ご縁ジェル)とFUNDINNO(ファンディーノ)共に株式型クラウドファンディングではありますが、両社は違う点も多いので少しまとめてみました。
- 最低投資金額の違い
- 手数料がかかる
- 募集会社の設立年数
- IPOを目指すかどうか明確に書かれていない
こんなところでしょうか??
GoAngel(ご縁ジェル)の方が最低投資金額は高く、手数料もかかるということで投資家の負担は大きいです。
ただ、募集会社は設立後間もないわけではないので、投資先としての信頼度は高いと思います。
自分が投資したマルチブックはすでに従業員も多く、黒字化していますしね。
魅力的な企業もこれから多くなってきそうだなという印象をもちました(^ ^)
GoAngel(ご縁ジェル)のまとめ
実際にGoAngel(ご縁ジェル)で投資をしてみましたが、FUNDINNOでの投資になれてしまっている自分としてはやや使いにくいところがありました。
慣れれば対したことはないと思いますが、ちょっとインターフェースが古い気がしてなりません。
株式型クラウドファンディングは日本においては最先端の投資なので、もう少し作り込んでほしかったなというのが正直な印象です。
残念ながらサイトの作りがいまいちなこともあり、募集企業の印象も悪くなっているように感じましたね。。
さらに現在は投資金額のハードルも高く、手数料もかかるのはデメリットです。
株式型クラウドファンディングは上級者向けの投資ですが、GoAngel(ご縁ジェル)は超上級者向けの投資といっていいでしょう。
現状では、とてもじゃありませんが投資初心者にはオススメできないです(^^;;
ただ、GoAngel(ご縁ジェル)の代表は経験も豊富で実績もありますから、今後改善していけば人気化する可能性は十分にあります。
とりあえず「株式型クラウドファンディングに興味がある!!」という方はチェックしてみるといいかもしれませんよ♪
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ファンディーノではエンジェル税制が適用される案件が多く、取り扱いをした琉球アスティーダスポーツクラブは国内で唯一となるIPOイグジットをしています。
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さらに詳しく知りたい方は下記に自分の投資実績も交えて解説していますので是非合わせてご覧ください。
はじめまして。
いつも楽しく読ませていただいております。
メカニックさんのブログをみてファンディーノを始めてみました。
先日、6号案件(skr)に応募したのですがどうも今までの勢いが無いように感じます。
派手さはありませんが、すでに製品の実績があり、可もなく不可もなくという印象を私は受けました。それを踏まえても不人気が気になります。
そこで質問なのですがメカニックさんは応募してますでしょうか、またメカニックさんの評価としてはいかがでしょうか?
突然で申し訳ありませんが、他社のファンディングも出てきたので参考までに記事でも書いていただけると参考になります。
よろしくお願いします。
匿名さんコメントありがとうございます。
SKRですが、募集金額が伸びるどころかだんだんと減少していっていますね(^^;;
自分も10万円応募しているのですが、印象は匿名さんと全く同じで可もなく不可もなくという感じです。
プロダクトデザインが自分好みではないのが気になっています。
不人気さの原因ですが、地味な業種に加えて個人的には株式型クラウドファンディングも銘柄を投資家が選択する時期に入っているのが要因かなと思っています。
今までは目新しい投資という面で、銘柄問わずに参加していた方が多かったと思いますが、ここにきてやや飽きがきている印象です。
これからは魅力的な会社でなければ調達するのが難しくなるかもしれませんね。
でも、これからまだ株式型クラウドファンディングに参入してくる企業があるようなので盛り上がってくることは間違いないと思いますよ。
コメントありがとうございます。
棄てた気になって放置して上場を待ちます(笑)
匿名さん返信ありがとうございます。
株式型クラウドファンディングはかなり”リスクが高い投資”なので、そのくらいの気持ちでいるのが一番だと思います。
「心から応援したいと思える企業じゃなければ投資しない」くらいの強い気持ちが必要な投資です。
個人的には今まで募集した中でオールユアーズとAuBは心から応援したいと思える企業なので、この二つは仮に上場しなかったとしても全然構いません。
AuBは面白いことをやっていますし、オールユアーズは今までにない洋服を作ろうとしているのが好きです(^ ^)