IPOは上場後にも利益を狙えるセカンダリー投資というものがあります。
上級者向けの方法ではありますが、IPOは上場した後に非常にボラリティの高い動きをすることが多く、そこをうまく狙って利益を出す方法です。
今回はこのセカンダリー投資の詳細からコツ、自分の実体験まで徹底解説していきます。
IPOのセカンダリー投資とは??
さきほども言った通り、セカンダリー投資とはIPOの上場後にその銘柄を売買して利益をだす方法です。
ちなみにセカンダリーがあるのでプライマリーもあります。
プライマリーはIPOが当選して公募価格でゲットした後で、上場後に売却する方法です。
プライマリーはIPOに当選するという狭き門を通らなければいけないので、こちらに参加できるかどうかは運次第。
しかし、セカンダリー投資は上場後に売買する方法なので、こちらは資金さえあえれば誰でも購入することができます。
IPOセカンダリー投資の特徴
IPOにおけるセカンダリー投資の特徴の一つが大きなボラリティです。
IPOは上場に非常に株価の動きが激しく、ストップ高やストップ安になることも非常に多くあります。
このボラリティがあるからこそ大きな利益を狙うことができるんです。
実際、2018年に上場したIPOで初日に初値以上で推移した銘柄も多く、中にはストップ高までいったIPOもあります。
こういう銘柄を引き当てることだできれば、100株を初値で購入しただけで10万円以上の利益をゲットできる可能性もあるんです。
一方、ストップ安になってしまう銘柄もあり、そちらを引き当ててしまうと大きな損失に。
IPOはプライマリーではローリスク・ハイリターンの投資方法ですが、セカンダリーはハイリスク・ハイリターンの投資方法となります。
IPOセカンダリー投資の方法
セカンダリー投資には主に二つの方法があります。
初値買い
オーソドックスな方法は初値で購入することです。
初値形成直後が出来高が最も大きくなります。
一瞬で大きな買いが入ってストップ高、大きな売りが入ってストップ安なんてことも。
かなり勇気と繊細さが求められる購入方法です。
時間差買い
あえて初値買いを見送り、落ち着いたところで購入する方法もあります。
具体的なタイミングとしては下がってからのリバウンド狙いや、ストップ高張り付きになる前での購入。
こちらはある程度初値形成後の動きを確認してから購入できるため、初値買いと比較すると多少リスクは下がります。
しかし、突然動機づいて大きな注文が入ることもあるので油断は大敵。
IPOセカンダリーのコツ
セカンダリー投資のコツをちょこっとだけ紹介します。
下記のような特徴がある銘柄は一般的に初値形成後も上がりやすいと言われています。
もちろん、下記が全て当てはまっていたとしても確実に上がるわけではありません。
売り圧力が弱い
大株主にロックアップがかかっており、かつ価格での解除条項がない銘柄や当選枚数が少ない銘柄など売り圧力が弱いと初値後も堅調に推移しやすい傾向があります。
初値形成時にすでに売りたい人は売ってしまっているので、その後は売り枚数が極端に少なくなりやすいです。
予想よりも極端に低く初値形成した場合
大手予想会社やwebサイトが予想した価格よりも極端に低く初値形成した場合も、上値余地が期待できます。
低く初値形成した要因が地合いなどの外部環境に関連していた場合は特にチャンスありです。
少し時間が経過したあとに見直し買いが入る可能性があります。
注目度が高く将来有望な銘柄
市場が急激に大きくなっていたり、将来的に成長が見込まれる銘柄も上がりやすい傾向があります。
これは投資全般でいえることですので、IPOセカンダリー特有のことではありませんが、やはり期待感から買われやすいです。
ただし、極端に初値が高くなってしまった場合は初値天井になりやすいので注意してください。
銘柄注目度抜群で将来性も有望視されてHEROZというIPOは、公募比10倍以上という伝説を残しましたが、初値形成後は急落してストップ安。
現在は初値の半分以下の価格で推移しています。
こんな怖い銘柄もありました。。
同時期に上場したIPOの株価が堅調
同時期に上場したIPOの株価も大事です。
もしストップ高している銘柄や堅調な推移をしている銘柄が多い場合は連れ高することもあります。
1週間以内に上場した銘柄があった場合はそちらをチェックして、ストップ高が数社あった場合は投資吟味ありです!!
IPOセカンダリー投資にオススメの証券会社
自分が気に入っている証券会社があればそこでセカンダリーに挑戦するのが一番いいとは思いますが、もし特にこだわりがないのなればSBI証券でセカンダリー投資することをオススメします。
理由としてはPTSがあるからです。
PTSはProprietary Trading Systemの略で簡単にいえば私設取引所。
証券会社自らが運営しているため、東証がクローズしている時でも売買が可能です。
SBI証券では朝8:20分〜23:59分まで取引ができます。
日中仕事をしていて取引ができないサラリーマンでもこのPTSを利用すれば東証が閉まった後でも売買ができますよ。
気になるニュースを見かけて売りたくなったり、早めに利確したくなっても安心です。
ただ、東証とは違って板が薄くなりやすいのでその点は注意しましょう。
また、PTSは現物のみの売買になります。
ちなみにIPOで当選した後もホールドしたい場合は、当選した証券会社で売却、その後SBI証券で買い戻しするのがオススメです。
IPOセカンダリーにおける管理人の投資経験
2018年7月に上場のプロレド・パートナーズを初値で売却せず(抽選で当選)、そのままセカンダリーに参戦。
プロレド・パートナーズのセカンダリーに参加した理由は関しては売り圧力が弱く、事業内容も魅力的、直近IPOが堅調に推移していたからです。
今回はみずほ証券で当選していましたので売却して、SBI証券で買い戻しをしました。
結果がこちら。
初値は7,170円でしたが、その後ストップ高までいき8,670円となりました。
初値で売却せずにセカンダリーに参加したことで利益が15万円アップです。
今回は本当に予想通りの結果になってくれたと思います。
しかし、過去には失敗したこともあるんです。
じげんという銘柄がIPO時に当選したんですが、これを長期保有したところ株価はだだ下がり。。
一時は初値の1/3ぐらいの株価に迫ったこともありました。
一応、なんとか4年ほどホールドしてプラスにはなりましたが、4年という年月を考えるととても成功したとはいえません。
https://ipomechanic.com/post-35923/
IPOセカンダリー投資のまとめ
今回はIPOのセカンダリー投資についてまとめてきました。
セカンダリー投資ははっきりいってかなり心臓に悪いです。
1,000円未満の低価格のIPOならばまだ余裕をもって取引できると思いますが、株価が高くなっていくにつれドキドキが激しくなり、冷静な判断が下せなくなります。
投資というか投機という言葉の方が近く、ややギャンブル的な要素があることは否めません。
ただ、個人的にはびびってやらないよりも、一度実践して見た方が経験になっていいと思います。
損失を出すかもしれませんので、初めて実践する場合は銘柄を吟味するようにしましょう。
さきほども言いましたが、セカンダリー投資をする場合はPTSが利用できるSBI証券での購入をオススメします。
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