どうも、メカです。
投資信託で大人気のeMAXIS Slim オールカントリー(全世界)、通称「オルカン」。
自分もこのオルカンに毎月クレカ積立しています。
しかし、突如としてとんでもないライバルが出現しました。
その名は「Tracers MSCI オール・カントリー・インデックス(全世界)」!!
なんと、信託報酬がオルカンの半分という驚愕のプライシングを打ち出してきました。
今回はこのTracers MSCI オール・カントリー・インデックス(全世界)についてオルカンと比較しながら徹底解説していきます。
今回はこんなプリフィールの自分が突如出現したトレイサーズ全世界株式という投資信託について紹介していきたいと思います。
大人気の投資信託といえばイーマクシススリム全世界株式、通常オルカンですが、なんとこのオルカンの半分という驚異の信託報酬を打ち出してきました。
オルカン、トレイサーズ全世界株式、どちらがいいのかをそれぞれのスペックを比較しながら深掘りしていきます。
Tracers MSCI オール・カントリー・インデックス(全世界)とは??
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界)は日興アセットマネジメントが販売するネット販売専用の投資信託です。
運用が開始されるのは2023年4月26日を予定。
ちなみに日興アセットマネジメントは三井住友信託銀行グループで、投資信託の開発や運用、管理を行う資産運用会社です。
代表的な商品に「Tracers(トレイサーズ)シリーズ」があり、Tracers MSCI オール・カントリー・インデックス(全世界)はこのシリーズの新商品となります。
既存の商品としてはバランスファンドのグローバル3分法。
S&P500のうち25年間連続増配中の企業だけの指数に連動したS&P500配当貴族。
金と米国株を50%ずつ保有するS&P500ゴールドプラス。
世界各国の株式にレバレッジをかけて投資するグローバル2倍株などがあります。
Tracers MSCI オール・カントリー・インデックス(全世界)の投資対象
ベンチマークするのはMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(税引後配当込み、円換算ベース)となっています。
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスは日本を含む先進国、新興国市場の大型、中型の上場株式で構成されていて、全世界の株式市場の動きをとらえた株価指数です。
構成銘柄数は2,800銘柄で、世界の株式市場の時価総額の約85%をカバーしています。
仕組みとしてはマザーファンドに投資するファミリーファンド形式です。
ちなみにオルカンはというと、こちらもMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスをベンチマークしています。
同じくファミリーファンド形式のため、投資対象、仕組みは両者ともに全く同じです。
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界)の信託報酬率
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界) | 0.05775% |
---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー) | 0.11325%(5月11日から) |
たわらノーロード 全世界株式 | 0.11325% |
Smart-i Select 全世界株式インデックス | 0.1144% |
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界)と同じ、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスをベンチマークとしていファンドの信託報酬率を比較してみました。
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界)の信託報酬率は0.05775%です。
これはオルカン、そしてたわらノーロード 全世界株式のおよそ半分。
オルカンについては2023年5月11日からたわら ノーロード 全世界株式を追従して信託報酬を引き下げる予定ですが、ここにきてとんでもないライバルが誕生した形です。
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界)の実質コスト
投資信託で投資家が負担するコストは信託報酬だけではありません。
隠れコストと言われるものが存在します。
この隠れコストはファンドの運用報告書に記載されているんですが、信託報酬にこの隠れコストを加算することで実質的なコストが計算可能です。
実質コスト= 信託報酬 + 隠れコスト
最新の運用報告書を見るとオルカンでの実質コスト率は0.170%となっています。
一方、Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界)の実質コスト率はというとまだ運用報告書が発行されていないのでわかりません。
信託報酬が低くても隠れコストが高ければオルカンよりも実質コスト率が高くなる可能性があります。
このあたりは運用報告書を待つしかありません。
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界)が購入できる証券会社
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界)は今のところSBI証券で販売することが決まっています。
他の証券会社では不明ですが、日興アセットマネジメントのファンドということもあり、SMBC日興証券でも販売する可能性が高いです。
とりあえずSBI証券で購入できるのは間違いないので、気になる方はSBI証券で購入しましょう。
ちなみにオルカンはSBI証券はもちろん楽天証券やマネックス証券など、さまざまなネット証券で購入が可能です。
オルカンのさらなる信託報酬引き下げの可能性は!?
気になるのはオルカンのさらなる信託報酬引き下げです。
というのも、eMAXISシリーズは「業界最低水準のコストを将来にわたって目指し続ける」ことを掲げています。
しかし、どうやらeMAXISシリーズを運用する三菱UFJ国際投信は追従しない考えのようです。
理由としては「指数の標章使用料」が信託報酬に含まれておらず、また年率0.1%を上限とした額をその他手数料から徴収できると、有価証券届出書に記載しているからとのこと。
純粋に比較できる対象ではないという判断を下しました。
とは言っても、もしオルカンよりも実質コストが低ければTracersオールカントリーに浮気する投資家が増えることは間違いありません。
さきほども言ったようにまずは実質コストがどの程度になるかが重要なポイントになりそうです。
管理人の考え
冒頭で言ったとおり、自分は現在オルカンにクレカ積立中です。
Tracers オールカントリーに引っ越すかどうかですが、まずは様子見としました。
やはり実質コストがわかってからでないと判断はできません。
投資信託においてコストは非常に大事なポイントですので、もしオルカンよりもコストが低い事が判明した場合は、変更する予定です。
まとめ
では、最後にまとめます。
- Tracers オールカントリーの信託報酬はオルカンの半分
- 実質コストはまだわからない
- オルカンは追従しない方向
- 購入できるのはSBI証券
- 自分はひとまず様子見
投資信託の信託報酬はどんどん低くなっていますが、Tracers オールカントリーは価格破壊と言ってもおかしくないレベルです。
個人的にはここまで一気に低くするのは何か裏があると考えてしまうので、実質コストは結局それなりに高いんじゃないかなと予想しています。
まだまだオルカン人気は継続でしょう。
ただ、万が一実質コストがオルカンよりも低ければTracers オールカントリーは爆発的な人気になるはずです。
一発目の運用報告書に注目が集まりそうですね。
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