どうも、メカです。
最近、倒産案件が続いている株式投資型クラウドファンディング(ECF)。
暗い雰囲気が続いていましたが、ここにきて嬉しいニュースが届きました。
なんと、イークラウドで初のEXIT案件が登場!!
しかもECF史上初となるM&Aイグジットです。
今回はどんな銘柄がどのくらいのリターンになったのかを紹介したいと思います。
そもそもイークラウドって何??
イークラウドは株式投資型クラウドファンディングのプラットフォームです。
経営陣は大手金融機関やベンチャーキャピタル出身と、金融のプロフェッショナルが集まっています。
業界では後発となりますが、魅力的な案件が多いことから募集した案件は全て目標金額を達成しています。
大和証券グループやセレスなどから出資を受けており、後ろ盾も問題なし。
個人的には今一番期待しているプラットフォームです。
さらに詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
イークラウドからイグジットした案件は??
では早速イークラウドからイグジットした案件を紹介します。
その案件とは「株式会社Next Paradigm」です。
2021年7月に募集を開始したイークラウドでは6号目の案件で、医師による診察から薬の受け取りまでをオンラインで完結できる、ピルのオンライン診療サービス「AnyPill」を提供する会社です。
目標金額1,000万円、上限金額3,000万円に対して、2960万円集まった人気案件でした。
募集が終了したのは8月なので、そこから数えると約9ヶ月でのスピードイグジットになります。
ちなみにM&Aしたのは株式会社セレスです。
ポイントサイトのモッピーを運営している企業ですので知っている人も多いと思います。
ちなみにこの情報はセレスの四半期報告書に記載されていました。
詳しく知りたい人はこちらをチェックしみてください。
どのくらいのリターンが出たのか??
では、投資した人はどのくらいのリターンがでたのでしょうか。
四半期報告書を見るとセレスが9億999.3万円で全株式を取得しています。
イークラウドで募集した時の時価総額はポストバリューで3.38億円でした。
よって計算すると9.98億/3.38億円=2.69倍です。
実際にイークラウドでもこちらのニュースで2.69倍といっていますので間違い無いでしょう。
投資家は最大50万円まで投資ができましたので50万円投資した人は税引前で84.5万円の利益になります。
過去にECFを利用した企業のイグジットと比較すると…
参考までに過去にECFを利用した企業のイグジットと比較してみます。
- ハーバルアイ → 1.5倍
- nommoc → 1.5倍
- A社 → 1.2倍
- B社 → 1.3倍
- C社 → 1.57倍
- D社 → 1.07倍
- 琉球アスティーダスポーツクラブ → 1.4倍
上記は全てファンディーノで資金調達した企業です。
琉球アスティーダスポーツクラブが東京プロマーケットへのIPO。
それ以外は相対取引です。
よって、今回の株式会社Next ParadigmのイグジットはECFで資金調達した企業の中では最もリターンの高いイグジットとなりました。
また、M&Aイグジットも業界初です。
まとめ
では、最後にまとめます。
- イグジットしたのは株式会社Next Paradigm
- セレスが買収した
- リターンは2.69倍
- 投資期間は9ヶ月
- ECFで資金調達した企業では初のM&Aイグジット
今回のイグジットはECFに新たな1ページを刻みました。
今までは相対取引が多く、IPOしたと思ったらリターンは1.4倍だったということで何か物足りないと感じていた投資家も多かったはずです。
今回は投資期間9ヶ月でリターンは2.69倍ですから、文句のない結果でしょう。
投資家が期待していたのはまさにこういうイグジットです。
また、ECFを利用してもM&Aイグジットができるとわかったことも大きな収穫と言えるかもしれません。
M&Aという言葉はよく聞いていましたが、実際に行われた企業がなく、確かめようがなかったですからね。
それにしてもイークラウドはまだ10案件しか募集していないにもかかわらず、早速結果をだしてきました。
個人的には業界で最も案件を吟味している印象を受けるので、これからECFを始めたいと思っている人はまずはイークラウドの案件をチェックしてみるのはいい選択だと思います。
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