SBI証券だけが実施しているオンリーワンのシステムといえばIPOチャレンジポイントでしょう。
コツコツと貯めていけば誰でもいつかはS級IPOに当選できるということで貯めている人がほとんどだと思います。
しかし、そんなIPOチャレンジシステムで最近異変が起こっています。
なんと、価値がどんどん急落しているんです。
今回はここ数年のデータを見ながらどのくらい低下しているのか検証していこうと思います。
いつのまにかとんでもない数字になっていましたよ。。
IPOチャレンジポイントとは??
IPOチャレンジポイントについてはほとんどの人が知っているとは思いますが、簡単にご紹介させていただきます。
IPOチャレンジポイントはSBI証券のIPOに申込をして落選すると1P貰え、そのポイントを利用することで一般枠とは別に敗者者復活の抽選を受けることができます。
ポイント数を多く利用した人から順に当選するというシステムのため、多く貯めれば貯めるほどIPOに当選しやすくなるんです。
SBI証券の公式では下記のように紹介されています。
新規上場株式(既上場銘柄の公募増資・売出は除く)のブックビルディングの抽選・配分に外れた回数に応じてポイントが加算される当社のポイントプログラムサービスです。
IPOチャレンジポイントは、次回以降のIPO(新規上場株式ブックビルディング)の際に使用することで当選しやすくなります。
簡単に説明するとこんな感じなんですが実はかなり奥が深いサービスでして、一言で説明するにはかなり難しいです。
IPO投資を始めたばかりでよく知らないという人は下記記事にがっつりとまとめてありますので一度こちらをご覧ください。
IPOチャレンジポイントの価値が低下している
で本題であるIPOチャレンジポイントの価値を検証していきましょう。
自分はここ数年間でSBI証券が主幹事をつとめたIPOにおけるボーダーラインをまとめています。
その記事がこちら。
これを見れば変化を確認できるはず。
銘柄ごとにおける1Pの価値を載せてもいいのですが、それでは見にくいと思ったので今回は年度別の平均値を出してみました!!
それをまとめたのがこちら。
2015年 | 3,325円 |
---|---|
2016年 | 1,359円 |
2017年 | 2,285円 |
2018年 | 1,460円 |
2019年 | 761円 |
パッと見ただけでもどんどん低下しているのがわかるかと思います。
2016年が低くなっていますがこの年はSBI証券が主幹事をつとめたIPOで2社公募割れがでたからです。
この影響で大きく平均値を下げています。
これがなければもう少しは高かったはずです。
細かくみると2015年は1Pの価値が3,000円オーバーだったことがわかりますね。
これはつまりSBI証券に申込をすればそれだけで3,000円稼げたということです。
もし家族がいればその人数分ですからとんでもなく割りのいい仕事でした。
4人家族ならそれだけで1万円オーバーですね 笑
ただ、それ以降は1P当たりの価値が低下していき、直近では1,000円を割り込んでしまっています。
僅か5年でポイントの価値は1/3以下にっ!!
もちろん2019年はまだ半分しか経過していないので参考値ではありますが、流石にそこまで大きく変化することはないでしょう。
それにしても今年は今の所700円台とは。。
1P=3,000円だった時期が懐かしい。
IPOチャレンジポイントの価値が低下している原因は???
価値が低下している原因は大きく分けて二つあるのかなと思っています。
原因1:過去に実施したポイントのばら撒きキャンペーン
これは過去にも紹介しましたがSBI証券は過去にIPOチャレンジポイントを付与するキャンペーンを実施したことがあります。
こんな感じのキャンペーンですね。
最近は実施していないんですが、なんか一気に大放出した時期があったんです。
この時のキャンペーンが影響してボーダーラインの底上げがされてしまいました。
ホントにこの辺りからややインフレ気味になったように感じています。
原因2:IPOの参加者が増えた
あとは単純にIPO投資をする人が増えたからかなと思います。
年々参加者が増えていけばポイント保有者が多くなるので、必然的にボーダーラインは高くなるはず。
最近はIPOチャレンジポイントの情報もネット検索すればすぐに手に入るので無駄利用する人も少ないでしょうからね。
参加者はこれからもどんどん増えていくと思います。
IPOチャレンジポイントの価値をあげるにどんな銘柄で利用すればいいのか??
IPOチャレンジポイントの価値を上げるには下記のような銘柄に申込しましょう。
- 割当枚数が200株以上
- 初値高騰が見込める
- 値ガサ株
- ボーダーラインが低い
とまぁ当たり前のことなんですが、個人的には割当枚数と初値の2つは特に重要だと思っています。
割当枚数は最低でも200株、欲を言えば300株の割当は欲しいです。
初値は公募比2倍以上で、公募価格3,000円以上のネガサ株だったら最高。
銘柄さえ間違えなければ上記で紹介した平均値よりもポイントの価値を上げることができますよ。
まさに伝説となったRPAホールディングスのようなIPOですね。
1Pの価値9,000円以上は今考えてもバケモノです 笑
まとめ:IPOチャレンジポイントはオワコンなの??
ということでIPOチャレンジポイントにおける1Pの価値はどんどん低下していることがわかりました。
どんな種類のIPOが新規承認されたかでも数字は大きく変わってくるんですが、今回は平均を出したのでそれなりに信頼できる検証だったと思います。
自分も体感的に「下がっているよな〜」とは思っていたんです。
でも、まさか1,000円を割り込んでるとは。。
おそらくまだまだIPOチャレンジポイントを大量に保有している人は多いでしょうから下落トレンドは続くと思います。
SBI証券がキャンペーンなどでバラ捲かなければどこかで頭打ちになるはずですが、当分先でしょうね。
で、これだけ悲観的なことを聞くと「IPOチャレンジポイントはオワコンじゃない??」と感じるかもしれません。
でも、自分はオワコンではないと思います。
もちろん昔と比較するとかなり厳しくなっているので以前より旨味はありません。
でも、今後もコツコツ貯めていけばいつかは当選できるはずですし、その時は銘柄を間違わなければ数十万円の利益をゲットできます。
SBI証券のIPOに申込するのは数分で終わりますし、それだけで数百円の期待値が稼げるなら全然アリでしょう。
ポイントサイトなどのクリック案件よりも数十倍美味しいです。
もしかしたらRPAホールディングスのような一撃9,000円以上の銘柄もでてくるかもしれませんしね。
とにかくSBI証券のIPOに今後も無心で申込をして貯めていきましょう!!
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