とうとう松井証券もクレカ積立に参入します。
すでにMATSUI SECURITIES CARDという独自のクレジットカードを発行していて、付与されたポイントで投資信託を購入できるというサービスを展開中ですがこれとは全くの別物です。
J2025年5月からはJCBのカードを利用することで、松井証券の投資信託を購入できるようになります。
そこで今回はJCBカードを使ったクレカ積立の詳細とおすすめのクレジットカード、さらには各社との違いを比較していきたいと思います。
松井証券はネット証券の先駆け的存在
松井証券について知らない人もいると思うので、まずは簡単に解説します。
メリットを挙げると…
- 株式を無料から取引できる
- IPOや立会外分売に参加できる
- 投資信託の保有で最大1%のポイントが貯まる
- アドバイス型ロボアドの利用料が無料
- MATUI BANKの普通預金金利が0.31%
- MATSUI SECURITIES CARDを使えば元手0円で投資可能
松井証券は日本で初めてインターネット取引を開始した証券会社で、ネット証券の先駆け的な存在です。
取引できる金融商品は株式、債券はもちろん、人気の立会外分売やIPOも取り扱っています。
投資信託の保有に対して最大1%のポイントが貯まるポイントサービスも開始するなど、他の証券会社にも劣らないサービスを提供しています。
さらに松井証券が提供しているネット銀行のMATSUI BANKは業界最高水準である0.31%という金利です。
また、先ほども言った通りMATSUI SECURITIES CARDという独自のクレジットカードも発行していて、付与されたポイントで投資信託を購入できます。
ポイントで購入できるので元手0円で投資が可能です。
松井証券のクレカ積立
では、松井証券のクレカ積立について詳しくみていきましょう。
2025年5月からスタート予定です。
サービスの概要は下記の通りです。
付与ポイント | Oki Dokiポイント |
---|---|
積立設定上限額 | 毎月合計10万円 |
対象銘柄 | 松井証券で取り扱う積立が可能な銘柄 |
対象口座 | 特定、一般、NISA |
対象カード | JCBカード |
サービス開始時期 | 2025年5月 |
還元率 | 最大1.0% |
還元率は最大1%です。
対象のカードはJCBのオリジナルシリーズが中心で、券種と積立金額によって還元率が変わってきます。
積立の上限金額は毎月10万円で、特定口座はもちろんNISA口座での買付も可能です。
付与されるのはJCBが独自で発行しているOki Dokiポイントで、各種ギフトカードや共通ポイントなど様々な商品と1P = 最大5円として交換できます。
クレカ積立できるクレジットカードと還元率
クレカ積立できる具体的な券種を挙げると…
- JCBカード S
- JCBカード W
- JCBカード W plus L
- その他一般カード
- JCBゴールド
- JCBゴールド・ザ・プレミア(招待制)
- JCBプラチナ
- JCBザ・クラス(招待制)
還元率は一般券種とプレミアム券種によって変わり、一般券種では最大0.5%、プレミアム券種では最大1.0%です。
さらに積立金額によっても還元率が変わります。
残念ながら一般券種では積立金額5万円未満の場合は還元率が0%です。
プレミアム券種の場合は5万円未満で最大0.5%、5万円以上で最大1%です。
一般券種で5万円以上積立しない場合はポイントが付与されないため、現金で積み立てるのと全く同じになり、クレカで積立するメリットがありませんので注意してください。
他証券のクレカ積立と比較
参考までに主要ネット証券のサービスとも比較していきます。
- SBI証券 → 0.5%~3%
- 楽天証券 → 0.5%~1%
- auカブコム証券 → 1%
- 大和コネクト証券→ 最大1%
- tsumiki証券→ 0.1%~1.5%
- セゾンポケット→ 最大0.6%
- PayPay証券 → 最大0.7%
- マネックス証券 → 最大1.1%
還元率だけ見るとトップはSBI証券の3%ですが、これには高額の年会費がかかるプラチナカードが必要となります。
しかも年間300万円以上利用しなければいけませんので、達成するのはかなり高いハードルです。
また、エポスカードで積立ができるtsumiki証券ではエポスゴールドカードを保有すると最大1.5%にすることできますが、用意されている投資信託は信託報酬がやや割高な7つのみ。
最大還元率を適用させるには年間100万円以上積立しなければいけません。
楽天証券については楽天カードで0.5%、楽天プレミアムカードの積立で1%です。
セゾンポケットは積立金額によって代わり毎月5万円積立すると最大0.5%です。
ただし、商品が少なく、手数料が高い商品がメインとなっています。
年会費無料のクレジットカードが使えてかつ還元率が最も高いのがマネックス証券です。
マネックスカードとdカードで積立が可能で、5万円までなら1,1%の還元率が適用されます。
ただし5万円を超えると還元率が段階的に下がっていくので、10万円積立する人には向いていません。
個人的におすすめなのはauカブコム証券です。
au PAYカードで積立ができ、積立金額にかかわらず還元率は最大1%。
しかもau PAYカードは年会費が無料です。
このブログを書いている時点では最もわかりやすく、かつ還元を頑張っています。
そして、肝心の松井証券ですが券種と積立金額によって還元率が変わる上に、還元率も最大1%ということで他社と比較すると正直見劣りします。
即売りは可能!?
クレジットカードで投資信託を購入し、売却が可能になったらすぐに売却してポイントだけをローリスクでゲットする「即売り」という方法が存在します。
松井証券のクレカ積立でこれが可能かどうかですが、現時点ではわかりません。
ただし、即売りでのポイント付与については一切言及がないので、おそらく可能になる可能性が高いです。
ちなみに現在、PayPay証券とtsumiki証券は即売りしてしまうとポイント付与の対象外になりますので注意しましょう。
ポイント増量キャンペーンで最大還元率7.0%
クレカ積立のサービスリリースと同時にお得なキャンペーンを開催します。
全ての条件を達成すると最大6%上乗せされますよ。
- 米国株500ドル以上買付 → +2.0%
- NISA口座開設 → +2.0%
- スイープ入金設定 → +1.0%
- iDeCo口座連携 → + 1.0%
これら全て達成すると6%上乗せです。
NISA口座とiDeCoは達成できない人もいると思いますが米国株500ドル以上の買付とスイープ入金設定は誰でもできると思うので、松井証券のクレカ積立をやろうと考えている人はこのキャンペーンにうまく乗っかっていきましょう。
ただし、ポイントの進呈を受けられるのは1人につき3回まで、上限は18,000Pです。
つまりポイント進呈対象は最大3ヶ月分となりますので注意してください。
まとめ
では最後に松井証券のクレカ積立についてまとめます。
- スタートは2025年5月
- 還元率は最大1.0%
- 上限額は毎月10万円
- JCBカードが必要
他の証券会社が提供しているクレカ積立と比較すると残念ながら見劣りします。
これからクレカ積立を始めようとしている人にはおすすめできません。
自分としてはauカブコム証券かマネックス証券がおすすめです。
一方、すでに松井証券で投資信託を積立している人ならやらなければ損です。
最大1%が還元されるのでポイント分お得になります。
あとはすでに他の証券会社で投資信託を積立している場合でも、予算が余っているならやるべきです。
即売りができるならポイ活ユーザーにもおすすめできます。
さらにキャンペーンを利用すれば最大6%が上乗せされるのでこちらもうまく使っていきましょう。
ちなみに松井証券では現在最大2,200円相当の松井証券ポイントがもらえるキャンペーンも実施中です。
クイズに答えて下記を達成でポイントがもらえます。
- 口座開設 → 1,200P
- NISA口座開設 → 1,000P
是非活用してください。