「日本で信頼あるソーシャルレンディング事業者はどこ??」と聞かれたらオーナーズブックと答える人が多いでしょう。
自分もこれからソーシャルレンディングを始めようとしている人にはオーナーズブックかSBIソーシャルレンディングをオススメします。
でもいざ投資をしようと思ったらやはり気になるのは貸し倒れや延滞があるのかどうかではないでしょうか??
今回はオーナーズブックで100万円以上投資している管理人が他の事業者とも比較しながら徹底解説していきます。
もしオーナーズブックについて知らない方は先に下記記事をチェックしてみてくださいね。
オーナーズブックでの延滞や貸し倒れの状況は??
早速、結論からいいますとオーナーズブックでは貸し倒れや延滞は2019年7月に1件だけデフォルト(貸し倒れ)が発生しました。
貸し倒れが起こったのは「江東区商業ビル1号ファンド第1回」。
貸し倒れが起こった原因は貸付先企業の業績が悪化してしまい、民事再生手続きに入ってしまったからです。
今の所はまだ損失が確定していませんが、出資した投資家は最悪は損失になる可能性もあります。
不動産担保がどのくらいの金額で売却できるかにかかってますね。
そもそも貸し倒れと延滞の違いは??
オーナーズブックに限らず、ソーシャルレンディングでは貸し倒れと延滞は非常に重要になってきます。
では二つの言葉の違いはなんなんでしょうか??
簡単にいえば貸し倒れは出資したファンドが予定通り進まずに利回りが低下する、もしくは損失がでること。
延滞は資金の返還期日がきているにもかかわらず、なんらかの理由で返金が遅延していることです。
貸し倒れはいわゆるデフォルトということになりますので、投資家は最悪損失が出てしまいます。
一方、延滞の方はまだ遅延が起こっているだけなので、予定通り運用される可能性も残っています。
よって、ソーシャルレンディングで一番起こってほしくない出来事は貸し倒れです。
もちろん貸し倒れと延滞、共にソーシャルレンディングを行なっている上では起こってほしくない出来事ですけどね。
オーナーズブックで延滞や貸し倒れが起こる可能性は今後もあるのか??
現在までにオーナーズブックでは1件の貸し倒れが起こっていますが、今後も同様のことが起こる可能性はあります。
ソーシャルレンディングはもちろん投資ですので、貸し倒れや延滞が起こる可能性は十分にあります。
オーナーズブックに限らずどの事業者でも起こり得ることです。
オーナーズブックで延滞や貸し倒れを回避する方法は??
延滞や貸し倒れを完全に回避する方法はありませんが、起こった際に被害を最小限に止める方法はあります。
一番効果を見込めるのが分散投資です。
例えばAというファンドとBというファンドの2つがあり、どちらにも10万円ずつ投資したとしましょう。
最終的な運用結果は下記のようになりました。
- ファンドA・・・5,000円の利益
- ファンドB・・・4,000円の損失
ファンドBでは残念ながら貸し倒れが起こってしまい、4,000円の損失が発生してしまいましたが、ファンドAでは5,000円の利益が確保できたことでトータル1,000円のプラスで終えることができています。
もし、ファンドBにしか投資していなかったら損失が確定していたので、分散投資に助けられたことになりますよね。
オーナーズブックでは全案件1万円から投資できますので、もし2万円以上の投資資金がある場合は必ず分散投資するようにしましょう。
他の事業者で貸し倒れや延滞はあるのか??
オーナーズブックでは貸し倒れや延滞はありませんが、他のソーシャルレンディング事業社では起こっています。
貸し倒れは直近でいうと、”みんなのクレジット”です。
ここはファンドでの貸し倒れというよりも、事業社リスクが露呈した形。
問題が発覚してからはほとんどのファンドでデフォルトが起こってしまいました。
最終的に分配されたのは投資金額の数%のみ。
これは自分も大きな損失をだしてしまいました。
次に延滞ですが、こちらは非常に多いです。
自分が知っているだけでも…
- クラウドクレジット
- グリーンインフラレンディング
- キャッシュフローファイナンス
- ガイアファンディング
- SBIソーシャルレンディング
これだけの事業で延滞が起こっています。
ただ、クラウドクレジットはデフォルトが起こることを想定してファンドの運用をしていますので、こちらはそれほど深刻ではありません。
SBIソーシャルレンディングでも元本回収が進んでいるので、極端に大きな損失にはならないと思います。
すでに元本を回収したファンドもいくつかありますしね。
少し心配なのはキャッシュフローファイナンスとグリーンインフラレンディングです。
特にグリーンインフラレンディングは最悪”みんなのクレジット”のようになってしまうかもしれません。。
今の所は延滞となっていますが、貸し倒れ(デフォルト)も覚悟しておいた方が良さそうです。
まとめ
オーナーズブックでは今の所貸し倒れが1件ありますが、それでもかなり優秀です。
2014年の9月から開始していることを考えるとすでに5年以上が経過。
5年で1件ということを考えれば、目利き力は相当なものがあると言っていいでしょう。
ただ、先ほども行ったように全ての案件で不動産担保がついてはいますが油断はできません。
投資という性質上、この先貸し倒れや延滞が起こる可能性は十分にあります。
特に不動産価格が急落した場合は要注意でしょう。
投資する際は様々なリスクがあるというのは覚えておくようにしてくださいね。
特に2018年から始まったエクイティ型のファンドは融資型と比較してもハイリスク・ハイリターンになるので、こちらが少し心配です。
しかしオーナーズブックの岩野社長は融資型でもエクイティ型でも「10戦10勝を目指す」とセミナーに登壇した際におっしゃっていたので、是非有言実行してほしいと思います。