ST(セキュリティトークン)といえば不動産というイメージが強いかもしれませんが、今後は他の分野でも多く使われていくかもしれません。
なんとフィリップ証券が新たに日本初の映画デジタル証券を販売!!
豪華な特典も付帯しているので、映画好きの投資家にはかなり面白い商品だと思います。
どんな商品なのか気になったこともり、勉強がてら調べてみましたので今回はこのフィリップ証券の映画デジタル証券について解説していきます。
フィリップ証券とは??
フィリップ証券は世界15カ国で展開しているグローバルな証券会社です。
前身は成瀬証券株式会社で、平成23年にフィリップフィナンシャル株式会社と合併して、現在のフィリップ証券株式会社が誕生しました。
取り扱っているのは国内外の株式、投資信託、FX、CFD、先物オプション、セキュリティトークンなどなど。
またIPOという点でいうと、TOKYO PRO MARKETに強みを持ちます。
経験豊富で、毎年何件もの企業の主幹事を担当し、主幹事の国内実績はNO.1です。
セキュリティトークンとは??
ST(セキュリティ・トークン)はブロックチェーン技術を採用したデジタル化された証券です。
従来の証券と比較して、小口化することが容易なため、今まで資金調達が難しかった不動産や航空機、美術品、映画など様々なビジネスやプロジェクトに活用できます。
フィリップ証券が提供する映画デジタル証券の詳細
※フィリップ証券の公式サイトから引用
では、ここからはフィリップ証券のデジタル証券について説明していきます。
総制作費は13億円を見込んでおり、そのうちの一部を今回のSTにより資金調達します。
デジタル証券化される作品
今回、フィリップ証券では日米共同制作される「宝島」という映画の映画製作委員会への出資で得られる権利をデジタル証券化して小口販売されます。
投資すると劇場配給、ビデオセル、放送権の販売から得られる利益が投資口数によって分配されるという仕組みです。
この宝島は160回直木賞を受賞した作品。
自分は読んだことはありませんが、フィリップ証券で紹介されていたストーリーはこんな感じ。
沖縄がアメリカだった時代。米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える、“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちがいた。その中心にいるのは、いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る幼馴染の4人、オン、グスク、ヤマコ、レイ。その中でも、英雄的存在であり、リーダーとしてみんなを引っ張っていたのが、一番年上のオンだった。全てを懸けて臨んだある襲撃の夜、オンは「予定外の戦果」を手に入れ、突然消息を絶つ…。 残された3人はやがて、警察官、小学校の先生、ヤクザになり、それぞれの想いを胸に、憧れの存在オンの失踪の謎を追うが――。
俳優陣も今をときめく4人を起用していることもあり、かなり面白くなりそうです。
デジタル証券のスキーム
スキーム図です。
投資家はフィリップ証券のSTOを通して、この映画に出資します。
具体的にはこの映画の匿名組合が組成されて、投資家はその匿名組合に出資。
その匿名組合が映画製作委員会に出資するという流れです。
デジタル証券の募集要項
出資募集総額 | 368,000,000円 |
---|---|
1口 | 10万円 |
募集期間 | 2024年7月24日から2024年8月13日 |
投資期間 | 2024年8月15日から2027年5月31日(約3年) |
想定利回り | 未定 |
最低10万円から出資ができます。
注意点としては想定利回りです。
今回利回りについて、具体的な数字は明記されていません。
ただ興行収入が30億円ほどになると投資家に配当が発生する見通しとのこと。
ちなみに興行収入30億円はなかなかのハードルで、23年度は14作品しかありませんでした。
デジタル証券の特典
デジタル証券に出資すると、投資口数によって特典が得られます。
1口から特典が用意されていて、30口出資すると全ての特典をゲット可能。
エンドロールに名前が記載されたり、脚本がもらえたりなど、映画好きにはかなり魅力的な特典が用意されています。
利回りが未定となっているので、今回のデジタル証券では金銭的な対価というよりは、こちらの特典をメインに考えた方がいいのかもしれません。
まとめ
セキュリティトークンは国内だと不動産を対象とした資金調達に利用され始めていますが、初の映画ということで注目度は高くなると思います。
ただ、先ほども言った通り、利回りは未定となっており、興行収入30億円を達成できないと分配されない可能性が高いです。
元本割れになる可能性も十分にあるので、利益を求める人には向いていません。
映画が好きで自分も関わってみたい、特典に魅力を感じた、こんな人なら満足できるんではないですかね。
個人的に今後もセキュリティトークンを利用した資金調達にはかなり期待しているので、不動産以外で利用されるというのは良い動きだと思います。
ちなみにこの映画デジタル証券に出資したい人はフィリップ証券の口座が必要になるので、保有していない人は前もって準備しておくようにしてください。
自分は少し興味ありますがあまり映画は見ないので今回はスルーかな 笑
当ブログでは株式投資型クラウドファンディングの国内最大手「FUNDINNO」と特別キャンペーンを実施しています。
下記リンクからの口座開設で2,000円相当のアマゾンギフト券をプレゼント!!
ファンディーノではエンジェル税制が適用される案件が多く、取り扱いをした琉球アスティーダスポーツクラブは国内で唯一となるIPOイグジットをしています。
応援出資した企業が時価総額1,000億円超えのユニコーンになれば数十倍のリターンも夢ではありません。
10万円から有望なベンチャー企業に応援出資ができますので新たな投資を是非体験してみてください。
さらに詳しく知りたい方は下記に自分の投資実績も交えて解説していますので是非合わせてご覧ください。
これが前に言ってた新しいサービスですか?
フィリップ証券はじめて聞きました?
有名ですか?
これは違いますww
フィリップは国内ではそこまで有名ではないですね。