現在はWealthNaviやFOLIO、THEOなどの独立系ロボアドバイザーサービスが人気ですが、証券会社でも個々に独自の色を出したロボアドバイザーサービスを行なっています。
松井証券の投信工房、マネックス証券のON COMPASSなどが特に有名です。
今回はその中でも自分が前々から気になっていた楽天証券の楽ラップを始めてみました。
10万円投資してからしばらく経過しましたので楽ラップについてわかったことをまとめていきたいと思います。
楽ラップの評判や運用実績が気になっている方は参考にしてみてくださいませ♪
楽ラップの運用実績
楽ラップの運用実績を紹介します。
投資を開始したのが2017年の7月です。
投資してから7年以上経過した2024年11月現在の運用実績が上記です。
今の所は37,639円のプラスとなっています。
利回りは37.6%と絶好調です。
投資対象の配分比率は株式が50%ほど、債権が40%とこの二つが主力です。
運用コースが「やや積極型」ということで株式が多めの構成となっています。
コロナショック時は大きく下落しましたが、現在はまた含み益をジリジリと増やしている状況です。
日本株も一時日経平均が40,000円を超えるなどバブル以来の高値水準となっています。
投資してからの推移を長期で見ると下記の通り。
2022年に下落しましたが、2023年とうとう過去最高に達しました!!
画面には記載されていませんが、2024年はさらに更新中です!!
楽ラップは爆発的に利益が増加する投資方法ではなく、コツコツと積み上げて行くものですから、今の所は順調に推移しているといっていいと思います♪
楽ラップとは??
楽ラップは楽天証券が行なっているロボアドバイザーサービスです。
いくつかの質問に答えるだけで、その人に合った投資商品を紹介してくれて、勝手に運用してくれます。
投資一任型のロボアドバイザーです。
松井証券の投信工房は基本的にアドバイスをしてくれるだけで自動的に売買はしてくれませんが(その代わり手数料は0円)、楽天証券の楽ラップは自動売買してくれますので、ほったらかしでオッケー。
ざっくり言えば、WealthNaviやTHEOと同じですね♪
ちなみに楽ラップの投資商品はインデックス型の投資信託が中心となっています。
海外ETFに投資しているサービスが多いので、ここは少し違う部分かもしれません。
でもインデックス型の投資信託も中身は海外ETFということもあるので、この辺りはあまり気にする必要なないかなと思っています。
楽天証券についてはメリット・デメリットを下記記事でまとめていますので、知らない人がいましたらこちらを一読してみてください。
楽ラップの手数料
楽ラップは自動売買型のロボアドバイザーサービスになりますので、預かり資産額に応じて手数料がかかってきます。
でも、手数料は非常にリーズナブル。
楽ラップの場合は…
- 固定報酬型
- 成功報酬併用型
この二通りが用意されていて、それぞれで手数料が変わってきます。
ちなみに手数料のイメージはこんな感じ。
また、楽ラップの運営・管理費用に加えてファンド費用がかかってきます。
なんだかごちゃごちゃしていてわかりづらいかもしれませんが、ファンド費用は平均0.248%となっており、これら全部含めた手数料がこちらです。
合計すると最大0.963%
1%を切ってきます。
ほとんどのロボアドバイザー投資は手数料が1%となっているので、手数料は業界トップクラスです。
ちなみにこの手数料は固定報酬型の場合で、成功報酬併用型の場合は、運用が上手くいくとさらに手数料がかかってきます。
「しっかりと運用したからその分の報酬をちょうだいね」という感じ。
なので成功報酬併用型が運用が上手く行っていない時は手数料が安いですが、利益が出ると逆に手数料が利益を圧迫し始めるので、個人的にはあまりオススメしません。
当然ですが、自分は固定報酬型を選びました!!
楽ラップの最低投資金額
楽ラップの最低投資金額は1万円からとなっています。
自分が知っているサービスで1万円未満で始められるのはマネックス証券が提供しているON COMPASSくらい。(ON COMPASSでは1,000円から投資が可能)
王道のロボアドバイザー投資の中では最低投資金額は低い水準です。
業界大手のWealthNaviやTHEOは10万円なのでその1/10で始められます。
ちなみに以前は10万円からでしたが、1万円に引き下げられました。
楽ラップのメリット
自分が楽ラップを体験してわかったメリットを紹介します。
メリット1:楽天証券ユーザーはすぐに利用できる
楽天証券が運営しているため、楽天証券のユーザーはすぐに利用ができます。
簡単な質問に答えるだけで最適なポートフォリオを提案してくれますよ。
メリット2:1万円から投資できる
楽ラップは1万円から投資ができます。
実は2020年の3月以前は最低投資金額が10万円からだったんです。
1/10となり、投資ハードルが一気に下がりました。
参考までに他のロボアドの最低投資金額をまとめると…
ウェルスナビ | 10万円 |
---|---|
THEO | 10万円 |
FOLIO ROBO PRO | 10万円 |
ON COMPASS | 1,000円 |
最低投資金額はON COMPASSには敵いませんが、業界でも低い水準なのは間違いありません。
気軽に投資が可能です。
メリット3:手数料が1%未満
楽ラップでは手数料が固定報酬型ならば最大で0.963%(税込)と業界でも最低水準です。
各社の手数料はほぼ1%前後です。
ウェルスナビ | 1%(税抜き) |
---|---|
THEO | 1%(税抜き) |
FOLIO ROBO PRO | 1%(税抜き) |
ON COMPASS | 1,0075%(税込) |
ウェルスナビ、THEO、FOLIO ROBO PROは税抜き1%、ON COMPASSは税込1%となっています。
楽ラップは税込で0.963%ですので上記4社よりも安く設定されています。
たった0.4%と思うかもしれませんが、長く運用することを考えるとこの数字は大きな差となって現れます。
楽ラップのデメリット
楽ラップのデメリットもまとめます。
デメリット1:NISA口座で購入できない
楽ラップではNISAやつみたてNISAで購入することはできません。
購入できるのは特定口座と一般口座のみです。
デメリット2:楽天カードでの購入ができない
楽天証券では楽天カードで投資信託を購入できますが、楽ラップで組み込まれている商品は購入できません。
ただ、楽天証券で提供している「らくらく投資」ならクレジットカードで買い付けすることが可能です。
クレジットカードでロボアドバイザー投資をしたいなら「らくらく投資」を選択しましょう。
楽ラップの始め方
実際に楽ラップに10万円投資して見ましたので、運用開始までどんな感じで進んで行くのかを紹介していきます。
ちなみに楽ラップは楽天証券のサービスになりますので、楽天証券の口座がないと、利用できません。
口座がないという方はまずは楽天証券の口座を開設してくださいね。
まずは楽ラップの公式サイトへ移行します。
「無料診断する」をクリックし、進みます。
クリック診断をスタート!!
ここからは怒涛の質問攻めが始まっていきます!!
簡単なものだと性別や年齢。
変わったところだと、「スマホの新作が出ましたがあなたはどうしますか??」と行った一見、投資とは関係ないものまで質問されます 笑
自分の時はこんな質問が全部で16問 !(◎_◎;)
現在運用しているロボアドバイザー投資は5問くらいだったので、それと比較すると3倍ぐらい多くてちょっとびっくりでした。
2.3問ちょっと笑っちゃいそうな質問が出てくると思いますが、頑張って質問に答えて行ってくださいね♪
最後まで質問に答えるとこんな結果が表示されます。
こんなにあっさりとまとめられてしまい、「今までの質問はなんだったんだ!?」と思ってしまいましたが、文章を読んでみると結構的を得ているので、しっかりと分析はされているように思いました。
ちょっと心理テスト的な感じも入っているのかもしれません。
そして、肝心の運用コースを確認してみると、自分の積極度はちょうど真ん中とのこと。
これにより構成されたポートフォリオがこちら。
株式と外国債券が多めになっていますね。
ポートフォリオが決まったら続いて申し込み金額を設定していきます。
自分は今回10万円に設定。
そして、特定口座、固定報酬型としました。
最後に規約に同意。
暗証番号を入力して、申し込みをすれば、これで運用が始まります。
あとはこちらからすることは何もありませんので、運用が順調に行くことを願いましょう。
他のロボアドバイザー投資とどこが違うの??
楽ラップが気になっている人はWealthNaviやTHEOも検討していると思います。
どこで投資しようか迷っている人も多いでしょう。
そこで、下記記事で自分が利用しているロボアドバイザー投資を比較してみました。
是非、楽ラップで投資する前に一読してみてくださいませ。
結論をいってしまうと自分はWealthNaviが一押しです!!
楽ラップの評判や口コミ
ネット上における楽ラップの評判を調べてみました。
こんな口コミを発見しましたよ。
楽ラップ専用ファンド、ファンド自体の名目信託報酬はほとんどが0.2~0.3%程度に抑えられてて良心的だね。
— AZUL (@AZUL3285) 2019年5月18日
私ならコスト的理由でウェルスナビもTHEOも楽ラップも推奨に値しない
つみたてNISA対象のバランス投信の方がましの可能性高い、と言ってしまいますけどね・・・いや、2018年にTHEOで譲渡損失出されたのでロボアドはかなり懐疑的になりましたわ(何が節税だ確定申告しなきゃ損したわ案件)
— はるか投信投資顧問 (@Haruka2007Toshi) 2019年5月29日
楽ラップやめようと思っていた。
仕事が今、終わり楽天証券を開くと前日比プラスなのは楽ラップだげ。ありがとう #楽ラップ— IwaHaru (@cleanskykeep) March 26, 2024
年初から積み立てた方達は皆含み損発生中だと思います。
なんせ史上最高値の時に掴んでるんけですから。
単純な積立てより、「楽ラップ」みたいなAI投資も悪く無いと思います。 pic.twitter.com/set1HNrvVB— 三代目@死ぬ (@mr34_l) March 11, 2024
手数料の安さについては評価が高かったです。
一方、投資熟練者にとってはまだまだコストが高いという声もありました。
楽ラップは初心者向けのサービスになりますので、経験者は自分でポートフォリオを組むかアドバイス型のロボアドを利用するのがベストでしょう。
楽ラップのまとめ
では最後に楽ラップについてまとめます。
- 楽天証券が運営
- 投資一任型
- 1万円から投資が可能
- 2コースの手数料体系
- 手数料は業界最低水準
- いつでも解約できる
- ほったらかしでオッケー
- NISA口座での買い付け不可
- クレジットカードでの買い付け不可
正直、今は多くのロボアドバイザーサービスが乱立していて、それぞれの特徴がわかりにくくなっています。
でも、楽天証券は手数料の安さに比重をおいていて、その部分を積極的にアピールしているので、この部分は非常にいいなと感じました。
手数料を安く抑えたいユーザーには持ってこいでしょう。
もちろん他のロボアドバイザー投資の同様に、一度設定したらあとは何もしなくていいので、ロボアドバイザー投資をこれから始めてみたい人にはぴったりのサービスだと思います♪
自分は引き続き投資を継続していきますよ!!
ロボアドで急激に信用度と人気を獲得しているのが…
WealthNaviです。
ロボアドバイザー界では不動の地位を確立しています。
しかも最低投資金額が10万円から1万円になり、より投資のハードルが下がりました。
そんなWealthNaviですが、現在当ブログとタイアップキャンペーンを実施中です。
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有利に始めることができるので、気になった方は試しに無料診断をしてみてくださいね。
自分が投資した時の記事は下記にありますので、よろしければこちらも一読してみてください。
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