やはり来ましたね。
先日JALが公募増資を発表して話題になりましたが、ついにANAも公募増資を発表しました。
というかANAの方が先に公募増資をするという情報が入ってきたところに突如としてJALが飛び込んできた感じでだったんですがww
そしてANAのPOも当然のことながら大型規模となり、今回も容易に当選が見込めそうです。
では、今回もANAホールディングスのPO条件から幹事構成などを紹介させていただきます。
それにしてもANAは先日ANA Payも発表して少し注目されましたが、次々に話題を提供してくれますね。
POってそもそも何??
まず、「POって何??」っていう人もいると思いますので簡単に紹介します。
すでに知っている人は次の項目を呼んでくださいませ。
POは上場している企業が公募・売出を行うことです。
新たに株を発行したり、保有している株を売却して行う資金調達方法の一つ。
参加方法はIPOと全く同じです。
利益を出す方法はIPOと違って2パターンあります。
一つ目はIPOと同じく当選して購入した株を、受け渡し日以降に売却するというやり方。
IPOで言えば初値売りですね。
もう一つが、ヘッジ売りを利用してサヤ抜きする方法。
こちらは貸借銘柄であるなど条件が揃っていなければ利用できませんがディスカウント分が利益になる手堅い技です。
ちなみに今回のJALは貸借銘柄ではありますがすでに新規売りが停止されています。
サヤ抜きができませんのでご注意ください。
こちらの方法については下記記事で詳しく紹介しているので、こちらを参考にしてください。
今後PO投資をするならば絶対に知っておいたほうがいいです。
ANAホールディングスのPOにおける資金使途は??
ANAホールディングスがPOをする理由は日本航空と同様です。
財務状況が厳しいからに他なりません。
今回で得た資金の中長期的な原資とする予定です。
客足が回復するのにはまだ時間がかかりますので、それまで耐える資金という事ですね。
コロナウイルスのワクチンなどが12月に出回るそうなので、これが順調に進めば早期に回復できる可能性もあります。
そして、資金使途としてもう一つあります。
それはボーイング787の購入です。
こちらの資金として一部が利用されると有価証券届出書には記載されています。
ANAホールディングスのPO詳細
ではANAホールディングスのPOについて簡単に紹介します。
企業名 | ANAホールディングス |
---|---|
市場 | 東証1部 |
コード | 9202 |
公募 | 国内 →91,310,000株 海外 →35,000,000株 合計 126,310,000株 |
売出 | 0株 |
OA | 13,690,000株 |
ディスカウント | 3.0% ~ 6.0%ディスカウント |
条件決定期間 | 2020/12/07〜12/09 |
希薄化率 | 約29% |
国内だけでなく海外でも公募を募ります。
上記はあくまで予定で、最終的な数字は変更される可能性があります。
公募、そしてOA分も合わせると1億4,000万株です。
公募増資を発表した時点での株価が2,540円ですので、調達額は3,000億円以上です。
JALのPO時は1,800億円の資金調達でしたのでさらに大きな規模となりますね。
ディスカウント率はJALが3.04%でしたので、ANAホールディングスもなんだかんだで3%〜4%前後に着地しそうな気がします。
ちなみにANAホールディングスの発行済株式総数は2020年11月27日時点で348,498,361株です。
今回は140,000,000株の新株を発行する予定ですから希薄化率はおよそ29%。
これはなかなかのインパクトですね。。
ANAホールディングスのPOにおける幹事構成
幹事構成はこの通り。
証券会社 | |
---|---|
主幹事 | 野村證券 |
ゴールドマン・サックス証券 | |
SMBC日興証券 | |
幹事 | みずほ証券 |
主幹事は3社ですがネット組はあまり喜べませんね。
店頭組が有利な幹事構成といったところ。
ネット組で欲しい人はSMBC日興証券とみずほ証券から挑むしかありません。
そして、今回は残念ながらSBI証券が幹事入りしていません。
SBI証券は現在POのキャンペーン中ですので、幹事入りすればIPOチャレンジポイントを稼げたんですけどね。
12月はIPOもたくさんあって資金がいくらあっても足りない状況ですから、良かったと言えば良かったのかもしれませんがww
とりあえずANAホールディングスのPOだけで考えればIPOチャレンジポイントがインフレすることはありません。
ANAホールディングスのPOまとめと個人的なスタンス
ということでANAホールディングスの公募増資(PO)についてまとめてきました。
JALよりも規模が大きく希薄化率もなかなかです。。
裸一貫で挑むとなるとかなり勇気が必要なPOに感じます。
しかも、先ほど言った通りANAホールディングスは貸借銘柄ではありますが現在は売禁となりました。
よってヘッジをかけてのサヤ取りもできません。
私見になりますが投資家人気は低く、参加する人は少ないんでは無いかなと予想しています。
ちなみに自分はあえてチャレンジするメリットも見つけられないので不参加としました。
IPOのブックビルディングも重なって資金が大変な時期ですからね。
期待値の高い投資機会に効率よく資金を使っていくつもりです。
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