どうも、株式投資型クラウドファンディング専門家のメカニックです。
2号案件からなかなか次の案件がでなかったイークラウドですが、とうとう待ちに待った3号案件がでました!!
3号案件は「Game Server Services」。
社名からも分かる通り、ゲーム関連の企業です。
ではいつも通り、専門家が辛口評価していきますよ♪
イークラウドについて知らない方は先に下記記事をチェックしてください。
1号案件に続いて今回も人気になりそうな感じです!!
Game Server Servicesの要点まとめ
時間がない人向けにGame Server Servicesの要点だけをまとめます。
- エンタメ向けの汎用型サーバーを開発
- 目標金額は4,995万円!!
- 普通株式での募集
- VCや事業会社が出資済み
- プレバリューは4.5億円
- 社長はセガ、任天堂出身
- 2025年以降のIPOを目指す
- エンジェル税制優遇措置Bが適用予定
Game Server Servicesはエンタメやゲームに特化した汎用型サーバーを開発しています。
このサーバーを利用することでオンラインゲームの初期費用を大幅に削減することが可能。
社長の丹羽氏はセガ、任天堂を渡り歩いたエンジニアです。
すでにゲームウィズや大和企業投資、DeNAなどが出資をしています。
資金調達の目標金額は4,995万円、上限募集額は9,999万円となり株式投資型クラウドファンディングの限界に挑みます。
マイルストーンは2026年に売上を7.4億円以上にし、その後でIPOによるイグジットを目指していますよ。
また、出資者にはエンジェル税制Bが適用予定ですので出資をしながら節税も可能です!!
Game Server Servicesってどんな会社??
Game Server Services(GS2)は汎用型のエンタメ向けクラウドサーバーを開発・運営している企業です。
GS2が提供しているサーバーは大きく分けて3つの強みがあります。
- 高負荷に耐えられる
- 初期費用が抑えられる
- 機能パッケージ
GS2では独自のアプリケーションフレームワークの開発でアプローチを行い、アプリケーションの起動時間の大幅な削減を実現しています。
これにより過負荷に耐えられるだけの安定性を実現。
また、開発者が手軽に利用できるように初期費用は0円で、従量課金という方式を採用しています。
サーバーへのリクエスト量に応じて料金が発生する仕組みです。
さらにカウント作成・データ引継ぎ・ゲーム内課金通貨など様々な機能をパッケージ化して提供しているため、これらを内製する必要がなく、構築にかかる時間と費用を大幅に圧縮することが可能。
サービスは2020年2月からスタートさせていますがすでに600名を超えるユーザーが利用しており、アイカツなど大手バプリッシャーの人気タイトルでも採用されています。
今後は国内だけでなく中国での事業展開も見据えているとのことです。
Game Server Servicesのビジネスモデル
マネタイズはユーザーからの利用料です。
上記で説明した通り、リクエスト量に応じた課金制となっています。
一度契約を取れば解約する可能性は低いため、利用者が増えればそれだけ売上も伸びていくというストック型の収益モデルです。
ちなみに国内のアプリストア1位から10位にランクインするアプリで利用された場合、月商で0.8億円〜5.9億円ほどが期待できるとのことです。
Game Server Servicesの社長はどんな人??
GS2の社長は丹羽 一智氏。
経歴は下記の通りです。
京都コンピュータ学院を卒業後株式会社セガに入社。携帯電話向けのゲーム開発 およびサーバー開発業務に従事。その後、任天堂株式会社にて ゲーム機本体のOS/SDKの設計・開発、ゲームサーバーの設計・開発・運用業務に従事。約10年におよぶゲーム開発・大規模ゲームサーバー開発の経験を活かし、ゲームサーバー基盤 Game Server Services の開発・拡大を推進。
セガや任天堂にエンジニアとして在籍した経験があります。
自分は社長がエンジニアというのは大きなアドバンテージだと思っているので、この時点でかなり評価が高いです。
Game Server Servicesの募集金額と資金用途について
Game Server Servicesの目標募集額は4,995万円。
上限募集額は9,999万円です。
株式投資型クラウドファンディングでは1億円までしか資金調達しかできませんので限界に挑む形になります。
ちなみに過去に1回で9,999万円調達した企業はありませんのでこれを達成した場合、新記録を樹立することになります。
そして投資家から調達した資金は下記の目的に充てる予定です。
- 広告宣伝費
- 人件費
- イークラウドへの手数料
広告宣伝費はゲーム開発社が参加する腫瘍ゲームイベントのスポンサー費用を検討。
人件費は情報発信を行う技術専門人材の採用です。
Game Server Servicesの業績
2020年3月期における売上は約799万円、経常損益は△4,482万円の赤字でした。
直近を見ると売上は1,906万円、経常損益は△4,671万円の赤字。
売上は伸びているものの依然として赤字経営です。
Game Server Servicesにおける現在のバリュエーション
続いて、バリュエーション(時価総額)を計算していきます。
1株が30,000円、発行済み株式総数は普通株式11,000株、A種優先株式が4,000株です。
よってプレバリューは4.5億円ちょうど。
クラウド関連は現在の状況を考えるとIPO時のバリュエーションが高く評価されやすいです。
すでにプロダクトをリリースしており、アイカツなどの人気タイトルに導入されている点を考えるとそこまで割高に感じてはいません。
Game Server Servicesに出資しているプロ投資家
Game Server Servicesには多くのプロ投資家が出資をしています。
- 株式会社ANOBAKA(KVPシード・イノベーション1号投資事業有限責任組合
- 株式会社GameWith
- 大和企業投資株式会社(大和スタートアップ支援投資事業有限責任組合)
- 株式会社ディー・エヌ・エー
- ワンダープラネット株式会社
聞いたことのある企業ばかりですね。
ゲームウィズやDeNAとはかなりシナジーがありそうです。
これだけのプロ投資家が出資をしていると安心感があります。
Game Server Servicesにおける投資金額のコースと株数
Game Server Servicesの投資は下記のコースが用意されています。
- 90,000円コース(3株)
- 180,000円コース(6株)
- 270,000円コース(9株)
- 450,000円コース(15株)
全部で4コース。
最低投資金額は9万円、最高45万円。
イークラウドの過去2案件は10万円からでしたので、最低投資金額は1万円ほど低くなっています。
ちょっとだけ投資しやすい案件と言えるかもしれませんね。
すでに心得ている人が多いと思いますが、出資額を多くすればするほどリスクとリターンは高くなっていきます。
またECFは元本が0円になる可能性も高いですので出資額については慎重に検討してください。
ただ今回はエンジェル税制Bが適用予定です。
上場株での利益があれば税制の優遇を受けられますよ。
Game Server Servicesの株主優待
1号案件、2号案件では株主優待やキャンペーン商品などがもらえましたがGame Server Servicesに関しては今のところ特典は用意されていません。
Game Server Servicesの成長計画とマイルストーン
※イークラウド公式サイトより引用
GS2社の成長計画は上記の通りです。
最終的にはIPOによるイグジットを目指しているとのことですが、具体的な時期は未定となっています。
2025年度には7.4億円の売上を目指しているとのことですので、このあたりまでくればIPOが見えてきそうです。
マイルストーンは下記の通り。
- 2021年 → オープンソース開発、ユーザーグループ形成着手
- 2022年 → ローカライズ・カルチャライズ開始
- 2024年 → グローバル展開開始
- 2026年 → 国内売上高7.4億円到達
- 202X年 → IPO
Game Server ServicesがEXITしたらどのくらいの利益になるの??
計画通りにIPOしたらどのくらいの利益が見込めるかざっくりと計算していきます。
プロダクトはすでにありますしユーザーもつき始めているところを考えると、ステージ的にはアーリーぐらいの位置付けでしょうか。
そしてGS2社の現在のプレバリューは4.5億円です。
先ほども記載した通り直近はクラウド関連は高い評価を受けますのでバリューも高くなりやすい傾向があります。
10倍になっても45億円ですから、このあたりは十分射程圏内でしょう。
最近は時価総額100億円を超える企業も多いですから20倍も目指せるかもしれません。
20倍だったら9万円が180万円に戻ってくることになるので非常に夢はありますよね。
とはいえ、上場株と比較すると流動性がほぼなく、事業が予定通りいかなければ元本がゼロになる可能性もあります。
投資として考えた場合、非常にリスクが高い事は理解しておきましょう。
また、株式募集形式によるリターンの計算方法は下記にまとめてあります。
気になる人はこちらも一読してください。
まとめと管理人の感想
最後にGame Server Servicesの資金調達についてもう一度まとめます。
- エンタメ向けの汎用型サーバーを開発
- 目標金額は4,995万円!!
- 普通株式での募集
- VCや事業会社が出資済み
- プレバリューは4.5億円
- 社長はセガ、任天堂出身
- 2025年以降のIPOを目指す
- エンジェル税制優遇措置Bが適用予定
自分は出資を前向きに検討しています。
今はほとんどゲームをやっていませんがそもそも大のゲーム好きですし、プロダクトとしての魅力、可能性も大いに感じました。
VCや上場企業が出資している点もそれを裏付ける形になっているのではないでしょうか。
またゲームエンジンではなく、サーバー側に注目した点も良いですよね。
ゲームエンジンはUnityをはじめとした有名なサービスがありますが、サーバーは今の所突き抜けている会社はありませんので、認知されてシェアを取れれば十分にスケールしていくように感じています。
あと、個人的に社長がエンジニアという点もグッドです。
イークラウドはスマホからなら2営業日ですぐに口座開設できますので、興味が出た人は是非、投資を検討してみてくださいませ。
今回は目標金額と上限金額を高めに設定していて、発行体、イークラウド、両社にとってチャレンジングな案件になりそうですね。
メカさん9万投資しました。メカさんはどうですか?
目標達成できそうかな?目標金額が大きすぎたのか?
まだまだわかりません
今はまだ出資していません。
最後まで悩む作戦にしましたww
目標はいきそうですが上限はむずかしそうですね。
メカニックさん出資しましたか?
後メカニックさんのTwitterを観てHiJoJo Partnersが会員募集するのを知り、ZMPに出資してるんですね?出資金は100万からと凄いですね。既にIPOしている所もあるみたいですね。
雑所得になると書いてましが、出資した時点ですか?
こちらは金銭面で出資を見送りました。
4号案件の方が気になっており、かつHiJoJoの1号案件に投資したいと思ったからです。
雑所得になるのは利益を得た時ですね。
それにしても続々と面白い未上場株のサービスがでてきてお金がいくらあっても足りません。