投資型クラウドファンディングのFUELオンラインファンドがローンチしました。
CRE Funding(シーアールイーファンディング)と同じFUELが運営していますが実は違うサービスになります。
今回はFUELオンラインファンドの特徴からメリット・デメリットを徹底解説。
評判や口コミが気になっている人、投資を検討している人の参考になりましたら幸いです!!
FUELオンラインファンドを簡単に解説
時間がない人のためにFUELオンラインファンドの要点をまとめて簡単に解説します!!
- ベンチャー企業のFUELが運営
- 投資型クラウドファンディング
- 案件は不動産に特化
- 厳格な審査
- 最低投資金額は1万円
- 利回りは3%前後
- 運用中の値動きはなし
- 先着方式
- 3ヶ月に1度のモニタリング
- 法人も口座開設可能
- スマホからでも投資できる
FUELオンラインファンドは投資型クラウドファンディングです。
不動産向けの投資案件に個人が1万円から投資ができます。
募集されるのは上場会社グループを中心に厳格な審査を通過したファンドのみです。
案件にとって利回りは変わってきますがおおよそ3%前後。
リスクは違いますが銀行預金と比較しても20倍以上はかわってきます。
投資後は株式のように値動きがありませんので、サラリーマンや主婦など市場をチェックする余裕がない人にオススメの投資です。
FUELオンラインファンドに1年投資したらどのくらい儲かるの??
投資家が気になるのはやはり「どのくらいの利益がでるのか??」だと思います。
儲からなければ投資する意味がありませんよね。
そこでFUELオンラインファンドに初期投資額100万円で利回り3%の案件に10年投資したらどのくらいの利益がでるのかシミュレーションしてみました。
その結果が下記となります。
合計34.9万円ほどの利益になります。
当然ですが、10年間一度も元本割れを起こさずに順調に運用されたと過程した場合です。
運用が上手くいかずに損失がでたり、利回りが結果的に低くなった場合は、上記よりも利益が少なくなる場合があります。
投資にはリスクがつきものです。
預金以上に利益を得たい場合はそれなりのリスクを追う必要がありますよ
上記は投資期間のタイムラグを考慮していないため、実際の利益はもう少し少なくなります。
FUELオンラインファンドの投資実績
FUELオンラインファンド経由では保育園みらいオンラインファンドに投資しています。
過去には131.8万円を投資していましたが、現在は投資していません。
現在までにもらった分配金はこのようになっています。
2020年 | 5,495円 |
---|---|
2021年 | 19,810円 |
2022年 | 2,183円 |
2023/1 | 0円 |
2023/2 | 2,880円 |
2023/3 | 411円 |
合計 30,779円
配当は3ヶ月ごとです。
投資したばかりですが現時点での運用は順調そのもの。
予定通りの分配金がいただけていますよ。
投資型クラウドファンディングとは??
まずは基本となる投資型クラウドファンディングそしてソーシャルレンディングについて紹介したいと思います。
投資型クラウドファンディングはクラウドファンディングの仕組みを使った投資方法です。
大きく分けると下記に分類されます。
- 融資型クラウドファンディング
- ファンド型クラウドファンディング
- 株式投資型クラウドファンディング
FUELオンラインファンドは融資型クラウドファンディングです。
融資型クラウドファンディングは別名ソーシャルレンディングとも言われます。
ソーシャルレンディングはインターネット上でお金を貸したい人と借りたい人を結びつけること。
簡単にいえばお金の貸し借りをネット上で行うことです。
お金を貸した人は一定期間が終了すると借りた人から元本と共に利息を受け取る事ができます。
この利息分が利益になるということですね。
簡単に説明しましたがさらに詳しく知りたいという人は下記記事を一読してみてください。
ソーシャルレンディングとクラウドファンディングとの違いまで詳しく解説していますよ。
FUELオンラインファンドとは??
FUELオンラインファンドはFUEL株式会社が運営する「企業が必要とするファイナンスへの投資を、インターネットを通じて提供するサービス」です。
今まで企業への貸付は金融機関や機関投資家が中心でした。
FUELオンラインファンドではクラウドファンディングの仕組みを使い、一般投資家が企業へ融資する機会を提供しています。
FUEL株式会社の会社概要は下記の通りです。
会社名 | FUEL株式会社 |
---|---|
所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1-22-9 AD-O渋谷道玄坂2階 |
代表取締役 | 細澤 聡希 徳毛 雄一 |
事業内容 | FUELオンラインファンドの運営 不動産特定共同事業法型クラウドファンディング事業者へのシステム提供・業務サポート システム開発、Webサイト運営 |
登録・加入協会 | 第二種金融商品取引業[関東財務局長(金商)第2123号] (加入協会:一般社団法人第二種金融商品取引業協会) |
FUELオンラインファンドの基本的なスキーム
お金の流れは上記の通りです。
投資家はFUELオンラインファンドを通して不動産向けのファンドに投資を行います。
運用期間が終了すると利息と元本が償還されるという流れです。
FUELオンラインファンドの投資概要
FUELオンラインファンドで分配金をもらうまでの一連の流れはこのようになります。
- 会員登録
- ウェルカムレター受け取り
- 入金
- ファンドへ投資
- 運用開始
- 分配金と元本が償還
まずは会員登録をしましょう。
本人確認書類もスマホから簡単に提出ができます。
3〜5営業日でウェルカムレターが発送されますので、受け取ったら口座開設完了です。
その後、投資口座へ入金をして投資を実行。
運用期間が終了することで分配金と元本が償還されます。
これがFUELオンラインファンドにおける一連の流れです。
分配についてはファンド毎に変わりますので、期中で分配されることもあります。
FUELオンラインファンドの手数料
FUELオンラインファンドの手数料をまとめました。
口座開設費 | 無料 |
---|---|
口座維持費 | 無料 |
振込手数料 | 投資家負担 |
出金手数料 | 無料〜261円 |
基本は無料です。
投資家が負担するのは「振込手数料」と「出金手数料」の2つです。
ただし、無料にする方法が存在します。
それはGMOあおぞらネット銀行での入出金です。
FUELオンラインファンドの投資先口座はGMOあおぞらネット銀行になります。
GMOあおぞらネット銀行は同行間の取引は基本無料ですので、こちらから取引する事で手数料を節約する事が可能です。
また、下記のネット証券は所定回数振込手数料が無料になります。
GMOあおぞらネット銀行に口座開設したくない人はこれらを利用してもいいでしょう。
ちなみにGMOあおぞらネット銀行以外の金融機関に出金する場合は下記の手数料がかかります。
- 3万166円未満 → 166円
- 3万166円以上 → 261円
FUELオンラインファンドで投資するメリット
メリット1:案件の審査が厳しく、上場企業が中心!!
FUELオンラインファンドは案件の審査が非常に厳しいです。
合計5回の審査があり、その審査を全て通過しなければいけません。
大前提として、上場会社グループに属しているか、もしくは事業者等のグループ会社が監査法人との間で監査契約を締結している必要があります。
つまり募集される案件は上場企業が中心ということ。
現在取り扱っている企業は下記の通り。
- 日本商業開発株式会社
- 株式会社ADワークスグループ
- 株式会社さくらさくプラス
上場企業は四半期毎に決算が公表されているため、事業が上手く行っているのかどうかが容易に判断ができます。
メリット2:シンプルなデザインで初心者でも投資しやすい
ウェブサイトを見ていただければわかると思いますが、シンプルなデザインで初心者でも非常に投資がしやすいです。
ある程度ネットに慣れていれば、説明なしで投資まで行けると思います。
ちょっと難しい言葉を使うとUIとUXが洗練されていると言ったところでしょうか。
直感的に操作が可能ですよ。
メリット3:1万から1円単位で投資が投資
FUELオンラインファンドの最低投資金額は1万円から。
低額から投資ができるため、最低2万円あれば分散投資もできます。
さらに1円単位で投資ができるため、口座に端数が残ることはありません。
非常に効率よく投資ができます。
ちなみに1万円未満で投資ができる投資型クラウドファンディングは今のところ1円から投資ができるFunds(ファンズ)しかありません。
メリット4:出資先の情報が明確
FUELオンラインファンドでは投資先の公開情報が多いです。
ファンドページには企業名はもちろん、業績から担保や保証の有無、財務状況まで記載されています。
投資家と募集企業にできるだけ情報の非対称性がないように考慮されています。
メリット5:値動きがないため穏やかに投資ができる
FUELオンラインファンドでは投資した後は基本、ほったらかしでオッケー。
そもそも、何かしようと思っても何もできません。
株式のような値動きがありませんので、普段フルタイムで働いているサラリーマンやOLでも心穏やかに資産運用ができます。
メリット6:3ヶ月に1度のヒアリングを実施
FUELオンラインファンドでは下記のタイミングでヒアリングを実施しています。
- 貸付実行時
- 運用期間中
貸付実行時には資金使途が当初の事業計画の通りに用いられているかを通帳の写し等により確認し、運用開始後は3か月に一度程度、事業者に対して直接ヒアリングを実施。
さらに1年に一度、事業者の決算期ごとにファンド報告書の提出を受け、FUELがその内容を事業計画に沿っているか等の観点でも確認を行います。
投資家の資金が毀損する可能性がある事象が把握された場合は速やかに情報が共有されます。
FUELオンラインファンドにおけるデメリットや注意点
デメリット1:先着方式のために人気案件は投資できない場合もある
FUELオンラインファンドは先着方式を採用。
案件の募集が始まると早い者勝ちで申込が開始され、満額に達した時点で案件の募集を終了します。
人気の案件はすぐに満額に達してしまうので時には思うように投資ができない場合も。
- 投資時間にスタンバイしておく
- 投資額を決めておく
- 通信環境を整える
- 全額投資ボタンを使う。
上記を意識すれば投資できる可能性がアップしますので、なかなか投資ができないという人はお試しください。
デメリット2:短期間で大きな利益は見込めない
FUELオンラインファンドは固定利回り型の投資です。
よって得られる利益は前もって決められています。
株式や暗号資産のように短期間で大きな利益をあげることができません。
ミドルリスク・ミドルリターンの投資法だということは理解しておきましょう!!
デメリット3:前入金制
デメリットではありませんが入金タイミングは注意が必要です。
FUELオンラインファンドは投資を行う前に入金をしなくてはいけません。
このシステムだと、もしお目当ての案件に投資ができなかった場合、投資資金が口座内に残ってしまいます。
しかも出金しようとしても、GMOあおぞらネット銀行以外では手数料が必要です。
最悪、時間とお金を搾取されただけになる場合も。
投資後に入金するなら何も問題はないので個人的には改善を期待したいです。
FUELオンラインファンドのQ&A
FUELオンラインファンドにおける疑問にお答えしていきます!!
法人でも口座開設可能です。ただ学生は口座開設ができません。20歳未満や75歳以上の人が対象です。
FUELオンラインファンドで得た分配金は雑所得に分類されます。トータルで20万円以上の利益が出た場合は確定申告が必要です。ただし雑所得が20万円未満の場合は確定申告をしなくていい可能性があります。詳しくは専門家に聞いてみましょう。
反映されるのは「11時」、「14時30分」、「18時30分」の1日3回。
入金されるタイミングで反映される時間が多少変わってきます。
すでにCRE Fundingで口座を保有している人はFUELオンラインファンドの口座開設は必要ありません。どちらの案件にも投資が可能です。
FUELオンラインファンドの評判や口コミ
FUELオンラインファンドの口コミをネット上でリサーチしてみました。
FUELオンラインファンド、一分かからずに瞬間蒸発で投資できず
キャッシュバックキャンペーンをCREfundingまで継続されるなら、資金はそのままにしておくかな
— フェルドマン (@feldoman0504) December 15, 2020
FUELオンラインファンドのJINUSHIビジネスファンド残念ながら間に合わず‥。やはり19時募集開始の案件は参戦まず不可能に近い‥残念。次回はどうかな‥#FUELオンラインファンド#クラウドファンディング#資産運用#投資
— ぽんぽこ (@okonominA) December 15, 2020
FUELオンラインファンドのJIINUSHIビジネスファンドA号も完了。これで年内のソシャレンは終了、、、かな?
あとは、ECFをどこまでやるか。
— がっと (@gatsan_desu) December 16, 2020
大人気で投資できない人もたくさんいたようです。
ただ、この件についてはFUEL側でも理解しており、継続してファンドの募集をするとのこと。
FUELオンラインファンドの1号案件(JINUSHIビジネスファンドA号)はお陰様で即完売となりました!ありがとうございました。今回ご投資頂けなかった方申し訳ございませんでした!今後も新たなファンドを募集があります是非ご期待ください!#FUELオンラインファンド#CREFunding pic.twitter.com/5KWpzyxBWc
— 細澤聡希⚾FUEL代表 | 不動産のオンライン投資プラットフォーム運営 (@HosozawaSouki) December 15, 2020
案件が増えることに期待しましょう!!
FUELオンラインファンドに投資することで生活がどう変わるのか??
先ほども言ったようにFUELオンラインファンドは短期間で利益を出すようなハイリスク・ハイリターンの案件ではありません。
そのような投資は大きな利益を得られる可能性もありますが、逆に大きな損失を出すこともあります。
FUELオンラインファンドはミドルリスク・ミドルリターンの投資ですので、コツコツとお金を増やしていく中長期的な資産運用です。
利回りは2%〜3%ですのでもし10万円投資したら1年で2,000円〜3,000円のお金が手に入りますね。
そうなれば1年に1回豪華なランチ代が無料になったり、コンビニコーヒーが20回以上無料で飲める計算です。
100万円投資したら2万円〜3万円ですので、記念日に豪華なディナーをペアで食べれますね。
ちょっとだけ生活を豊にできるかもしれません。
もちろんリスクがありますのでその点はしっかりと理解しましょう。
FUELオンラインファンドのまとめ
では最後にFUELオンラインファンドについてまとめます。
- ベンチャー企業のFUELが運営
- 投資型クラウドファンディング
- 案件は不動産に特化
- 厳格な審査
- 最低投資金額は1万円
- 利回りは3%前後
- 運用中の値動きはなし
- 先着方式
- 3ヶ月に1度のモニタリング
- 法人も口座開設可能
投資経験の差がつきにくく、低額から信頼性の高いファンドに投資できるのが一番の魅力です。
また投資後はほったらかしでよく、値動きを気にせずに資産運用ができる点もメリットの一つと言えるでしょう。
固定利回り型の投資なのでアップサイドは見込めませんが、コツコツとマイペースで投資したい人にはオススメのサービスですよ。
個人的には国内のソーシャルレンディングの中でも非常にオススメできます。