どうも、株式投資型クラウドファンディングの専門家”メカニック“です。
いや~、みなさんついにこの時が来ましたよ。
なんと、株式投資型クラウドファンディングのプラットフォームであるFUNDINNO(ファンディーノ)から…
国内第一号となるエグジット案件が登場しました。
しかもエグジットしたのは幸運なことに自分が出資した企業だったんです。
今回はエグジットした企業と内容、さらにどのくらいの利益が出たのか詳しくレポートさせていただきますね。
もし、FUNDINNO(ファンディーノ)について知らない人がいたら先に下記記事をよんでください。
国内初のエグジット企業は「漢方生薬研究所」
株式投資型クラウドファンディングで資金調達を行い、国内初のエグジット企業になったのは…
漢方生薬研究所です。
この企業は漢方製剤の医薬品をネットで販売しており、「糖質代謝」「タンパク質」「脂質代謝」のリスクを調べて「ジェネラック」というDNA解析キットも提供しています。
FUNDINNO(ファンディーノ)では目標金額1,200万円に対して、2,925万円を調達。
1万円から出資できたこともあり457人の投資家から資金調達をしました。
2017年の12月にファイナンスを行ったので、この記事を書いている1年半くらい前ですかね。
自社製品を安く購入できる株主優待もあったのでかなり人気化した案件でした。
漢方生薬研究所のエグジット内容
漢方生薬研究所の資金調達時におけるマイルストーンを見ると最終的にはIPOを目指すことになっていました。
しかし今回はのエグジットはもちろんIPOではありません。
そしてM&Aでもありません。
エグジット内容は事業社による株式の買取です。
新たに漢方生薬研究所に出資する企業が第三者割当での発行ではなく、FUNDINNO(ファンディーノ)で出資した株主から株式を買い取る形をとりました。(すいません、誰かに不利益が出るとまずいので企業名は伏せておきます。)
ただ、全員分買い取るという形ではなく今回は「希望者のみ」買い取るという形式。
株主は「売却せずにIPOするまで応援するか」、「買い取ってもらうか」の選択ができたんです。
買い取り数には上限が定められており、もし上限数以上の希望者がいた場合は全員買い取ってもらうことはできませんでした。
しかし結果的に今回は希望者全員の株式の買い取りが実現。
もしかしたら希望者がそこまでいなかったのかもしれませんね。
「IPOするまで応援したい!!」という人が多かったのかな??
株式を買い取ってもらうまでのフロー
もしかしたら今後も同様のエグジットがあるかもしれませんので、株式を買い取ってもらうまでのフローを紹介します。
- 株式買取のIRが届く
- マイページから申請をする
- 買取が承認される
- 申請書を印刷して記名と捺印
- 申請書を事業社に送付
- 企業から入金
以上の6ステップ。
今回の事案でいくと、まず漢方生薬研究所からエグジットのIRが届きました。
数日後、マイページ上で株数買取の申請フォームが設置。
申請期間が終了したら買取が承認された通知がきました。
その後、申請書がダウンロードできるようになったので印刷後に記名と捺印後に買取してくれる企業に送付。
企業から受領のメールが到着して、6月28日に無事着金という流れです。
すべてweb上で完結はしませんでしたが、それでも1ヶ月もかからない期間で買い取ってもらえました。
今回は買い取ってもらう株数を選択できたので、一部だけ売却したという人もいたと思います。
ちなみに自分は全株買い取ってもらいました!!
エグジットでどのくらいの利益を得られたの??
一番気になるのはやはりどのくらいの利益を得られたかですよね??
自分は漢方生薬研究所に1万円投資をしていました。
株数に表すと20株です。
つまり1株は500円。
それを今回のエグジットでは企業が750円で買取をしてくれました。
よって口座に振り込まれた金額は1万5,000円。
利益は5,000円です。
金額だけで見れば「しょぼいな~」と感じる人もいると思いますが今回注目するところはそこではありません。
重要なのはファイナンス時よりも50%高い金額で株式を買取をしてくれたということ。
少し振り返ってみると募集時は投資コースは下記の4つがありました。
- 1万円コース
- 10万円コース
- 25万円コース
- 50万円コース
もし、50万円出資をして今回全株買取依頼をした人は25万円の利益を上げたことになりますね。
2017年の12月にファイナンスをして2019年6月にエグジットですから1年半で利益率50%です。
そう考えれば上出来でしょう。
しかもIPOのように抽選ではなく、申込をすれば誰でも購入ができたという点も重要です。
FUNDINNO(ファンディーノ)が新しいサービスをリリース!?
また、今回のイグジットについてFUNDINNO(ファンディーノ)を運営する日本クラウドキャピタルが7月に記者会見を開催してそこで詳しく説明するようです。
しかもそれだけではありません。
どうやら新サービスについての発表もあるとのこと。
新たに「起業の科学」の著者でもある田所さんのアドバイザー就任も発表されたので、ここからさらに色々と攻めてきそうな感じがありますね。
どんなサービスかはまだわかりませんが、業界をさらに活性化させるサービスを期待しています!!
まとめ
今回はFUNDINNO(ファンディーノ)の国内初となるイグジットについて記載してきました。
ただ、正直自分は株式投資型クラウドファンディングに金銭リターンメインで投資するのは少し違うと思っています。
重要なのは「企業を応援する気持ち」。
金銭リターンメインだとVCとなんら変わらなくなりますからね。
何回も言っていますが株式投資型クラウドファンディングは「応援の先にリターンがある」という心構えで出資するのがいいと思います。
つまり、ファン株主です!!
もちろん金銭リターンで投資してもなんら問題ありませんが、まだまだ国内では投資と言えるほどの実績がありません。
そこはしっかりと認識しておきましょう。
とはいえ、利益がついてこないと株式投資型クラウドファンディングが盛り上がらないのも事実。
仮想通貨があれだけ盛り上がったのはやはり莫大なリターンがあったからですからね。
今回やっと、ほんとにやっと結果がでたので、これに続いて続々とエグジットしてほしいと思います。
なんかある意味ここからが日本の株式投資型クラウドファンディングにおける本当のスタートなのかもしれませんね。
とりあえず、初のイグジットに乾杯!! 笑
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ファンディーノではエンジェル税制が適用される案件が多く、取り扱いをした琉球アスティーダスポーツクラブは国内で唯一となるIPOイグジットをしています。
応援出資した企業が時価総額1,000億円超えのユニコーンになれば数十倍のリターンも夢ではありません。
10万円から有望なベンチャー企業に応援出資ができますので新たな投資を是非体験してみてください。
さらに詳しく知りたい方は下記に自分の投資実績も交えて解説していますので是非合わせてご覧ください。
>ファイナンス時よりも50%高い金額で株式を買取
リスクの高い時期は個人投資家の資金で事業を進めて、
リスクが低くなって美味しい時期がきたので
自己資金やVCの資金に乗り換える。
ってパターンじゃないのかな?
手仕舞いのタイミングと方法に全く関与できないってどうなんだろう?
自分は売却しましたが今回は株式をそのまま売却せずに保有することも可能でした。
投資家に選択権はあった形です。
実際にそのまま株式を保有している方も多いと思います。
また、株式投資型クラウドファンディングに限らず、VCやCVCが出資した場合でも出資割合が低ければ手仕舞いのタイミングと方法に関与することは難しいと思いますがいかがでしょうか??
どうしても出資割合によって力関係はかわってくると思いますが。
売却益は、確定申告はしましたか?
税金は取られるのですか?
確定申告はしましたよ。
もちろん税金もかかります。
金額は税理士にまかせてあるのでちょっとわかりませんが。