個人的にちょっと気になっていたデータがついに公表されました。
それはエイチエス証券が主幹事を務めた大英産業の抽選倍率!!
主幹事で抽選倍率がわかるのって今の所エイチエス証券しかないため、実はかなり貴重なデータなんです。
ちなみに大英産業は公募割れを起こし、初値売りで1.9万円の損失をだした極悪IPOとして名高い。(自分の中で 笑)
そんな大英産業の倍率をチェックしてみたところ、やはりいつになく面白い数字でめちゃくちゃ参考になりました!!
今回は自分の感想も添えて共有させていただきますね。
エイチエス証券とは??
念のためエイチエス証券について簡単に説明させていただきますね。
知っている人はこの段落は飛ばしてくださいませ。
エイチエス証券は澤田ホールディングスが運営する証券会社です。
旅行大手のエイチ・アイ・エスの創業者が山一證券系列の協立証券を買収する形で誕生しました。
実店舗もありますがオンライントレードが中心です。
特徴としては「IPOポイント制度」と「IPOの当選確率を公表してくれる」という2点。
IPOポイントはSBI証券のIPOチャレンジポイントとは大きく異なります。
エイチエス証券の場合、利用すると当落に関わらずポイントは失効。
全てのポイントを利用してしまった場合は、再度貯める必要があります。
ただしポイントを使って抽選回数を増やすというシステムですので、運次第では少ないポイントでも当選が可能ですよ。
そして、一般抽選枠とポイント抽選枠での抽選倍率を毎回公表してくれます。
さらに詳しいIPOルールを知りたい人は下記にまとめてありますのでこちらを参考にしてくださいませ。
エイチエス証券における直近IPOの抽選倍率
では早速直近IPOの抽選倍率をご紹介します。
ちなみにエイチエス証券では下記の二つの倍率を公表しています。
- 全体抽選当選倍率
- 優待抽選倍率
全体抽選倍率はみんな平等で受けられる抽選。
簡単にいえば普通の抽選です。
優待抽選倍率は優待抽選対象の申込口数÷当選人数となっています。
それを踏まえて結果を見ていきましょう。
やはり1番の注目はエイチエス証券が主幹事をつとめた大英産業ですよね。
抽選倍率がどうだったかというと…
1番難易度が高かったのはインフォネットの1,549倍です!!
え!?
1,549倍って当選確率に表すと0.06%ってことですよね。
いや、これほとんど無理ゲーです。
奇跡というかそれを通り越しているレベルだと思います。
フィードフォースも1,000倍越えでこちらもかなり厳しかったようです。
で、肝心の大英産業ですがやはりひとつだけ異彩を放つ倍率になっています。
なんと全体抽選では約10倍、優待抽選では驚異の4倍!!
言い換えれば全体抽選では10人に1人が当選しました。
優待抽選では4口申し込めば1枚当選できたことになりますね。
かなりの高確率です。
で、優待抽選倍率の下にかっこに囲まれた数字があると思いますが、こちらは口数に関係なく「優待抽選対象の申込人数÷当選人数」です。
1.91倍ですから約2人に1人は当選できたということになります。
おそらく2019年に実施したIPOの中では最も高い当選確率だったんではないでしょうか??
エイチエス証券が過去に主幹事を務めたIPOと比較
エイチエス証券が抽選倍率を公表してから、実は過去に1社だけ主幹事をつとめたIPOがあります。
それがアートグリーンです。
こちらの倍率と比較してみましょう。
全体抽選では約31倍。
優待抽選ではなんと1倍でした!!
全体抽選では大英産業よりも3倍ほど高い数字です。
アートグリーンはそれなりに人気があったので申込者が多くなったのが主な要因でしょう。
そして優待抽選に関してはこの時はポイントシステムが始まって1年未満。
ポイントを保有している人がかなり少なかったんです。
今ほどポイントをばら撒いていなかったこともあり1倍という驚愕の数字になったんだと思います。
流石に1倍になるIPOは今後でてこないと思いますね。
他の証券会社での当選倍率は??
エイチエス証券以外ですと楽天証券も抽選倍率を公表してくれます。
一応、こちらの数字も紹介しておきますね。
ただ、楽天証券はIPOのとりあつかいは平幹事or委託販売で主幹事は1社もありませんのでその点は理解しておいてください。
ツクルバ | 221倍 |
---|---|
ブシロード | 46倍 |
インフォネット | 4,395倍 |
ブランディングテクノロジー | 1,281倍 |
Sansan | 12倍 |
バルテス | 245倍 |
エイチエス証券と比較できるのはバルテスとインフォネットの2社ですかね。
バルテスは楽天証券の方が当選確率が高く、インフォネットでは低かったです。
とはいえインフォネットでは委託販売だったので単純な比較はできないと思います。
そして、上記表の中で突出しているのはSansanの12倍でしょう。
エイチエス証券の大英産業ほどではありませんが、かなり近い数値となりました。
当選できた人も多かったのではないでしょうかね。。
まとめ
今回は久しぶりにエイチエス証券の抽選倍率を紹介しました。
大英産業についてはスルーした人もいたので、いつも以上に当選確率が高くなったのではないかなと感じています。
実際、自分もスルーしましたしね。
しかも公募割れという最悪な結果を残したので当選者にとってはあまり思い出しくないIPOかもしれません。
ポイントを利用した人はなおさらでしょう。
ちなみに、人気IPOの当選確率はこんなものではありませんのでそこは勘違いしないようにしてください。
A級IPOやS級IPOと呼ばれる大人気銘柄は主幹事でも当選確率1%未満のことが多いです。
今回の数値はイレギュラーな数値ですよ。
エイチエス証券は主幹事の抽選倍率がわかる貴重な証券会社ですので、今後も主幹事を務めていろんなデータを提供してほしいと思います。
次はCRI・ミドルウェアのような一撃100万クラスの主幹事を期待しましょう 笑
抽選倍率はどのくらいになるのかめちゃくちゃ気になる!!
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