スマホ専用証券のPayPay証券から新たなサービスがリリースされました。
その名は「ロボ貯」
つみたてロボ貯蓄の略称です。
今回はこのロボ貯についての特徴からメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。
ちなみにロボ貯を提供するPayPay証券については下記記事でまとめ済み。
知らない方はこちらも合わせてチェックしてくださいね。
ロボ貯でシミュレーションしてみた
ロボ貯ではどのくらいの利益が見込めるかシミュレーションができます。
っということで早速シミュレーション開始!!
今回は上記のように設定してみました!!
毎月3万円をARCCエイリスキャピタルに10年間積立。
結果はというと…
10年間で投資元本360万円が520.5万円になるとのこと。
分配金の合計は160.5万円になるようですね。
ロボ貯はこのように毎月積立をしながら分配金・配当金をもらい資産運用していくサービスです!!
ロボ貯とは??
ではここからロボ貯について詳しく解説していきますね。
ロボ貯は定期高分配・高配当型サービスです。
金利と分配金・配当金を重視したサービスで米国市場に上場している銘柄に対して積立投資をしながら定期的に分配金や配当金を得られます。
また、以前から積み株という海外銘柄に積立投資をするサービスがありましたがロボ貯の中に組み込まれました。
ロボ貯は下記の二つから選べる形です。
- 高分配・高配当コース
- 積み株コース
高分配・高配当コースではETFやBDCを取扱い。
積み株ではアメリカ株式市場に上場している優良企業がラインナップされています。
ちなみにETFは「Exchange Traded Funds」の略で上場投資信託のこと。
BDCは「Business Development Companies」の略で未上場企業に対して資金供給を進めるために認められた法人のことです。
また、ロボ貯と言っていますがWealthNaviやTHEOといった投資一任型のロボアドバイザー投資、投信工房などのアドバイス型ロボアドバイザー投資とはまた違います。
あくまで自分が銘柄を選択して、分配金や配当金を貰うという単純なサービスです。
高分配・高配当コースの特徴と取扱い銘柄
ロボ貯の高分配・高配当コースはETFやBDC銘柄を自動で買い付けをして、定期的に分配金や配当金がもらえるコースです。
取扱っている銘柄とそれぞれの金利は下記の通りです。
ARCCエイリスキャピタル | 年利:8.70% 分配:3ヶ月配当 |
---|---|
MAINメインストリート | 年利:7.27% 分配:毎月配当 |
PFF優先株式&インカム証券 | 年利:5.91% 分配:毎月分配 |
EMBドル建て新興国再建 | 年利:5.63% 分配:毎月分配 |
HTGドル建ハイイールド 社債 |
年利:5.27% 分配:毎月分配 |
USIGドル建投資適格社債 | 年利:3.44% 分配:毎月分配 |
TLT米国国債20年越 | 年利:2.63% 分配:毎月分配 |
最も利回りが高いのはARCCエイリスキャピタル。
米国のナスダックに上場している最大級のBDCです。
投資対象資産は優先担保付融資やメザニン債、株式など。
投資先にはヘルスケアサービスやビジネスサービス、金融サービスなど342の企業に投資しています。
逆に1番利回りが低いのはTLT米国国債20年越。
これは残存期間20年超の米国財務省証券で構成される指数と同等水準の投資成果を目指すファンドです。
米国の信用の元に成り立っている金融商品なのでリターンは低いですがその分リスクも低い、いわゆるローリスク・ローリターンの商品となっています。
積み株コースの特徴と取扱い銘柄
積み株コースは1,000円から自分が設定した通りに自動積立ができるコースです。
積み株コースの取扱い銘柄は下記の通り。
- SPDRS&P500 ETF
- アマゾンドットコム
- アドビシステム
- アップル
- アルファベット
- ボーイング
- ブッキング・ホールディングス
- キャタピラー
- シスコシステムズ
- ネットフリックス
- セールスフォース・ドットコム
- コーチ
- コカコーラ
- コストコ
- ウォルトディズニーカンパニー
- エクソンモービル
- フェイスブック
- ギャップ
- タペストリー
- GE
- ゼネラル・モーターズ
- エイチピー・インク
- IBM
- インテル
- ゴールドマンサックス
- マクドナルド
- マイクロソフト
- ナイキ
- エヌビディア
- P&G
- ファイザー
- スターバックスコーポレーション
- ペイパル・ホールディングス
- スクエア
- ツイッター
- ビザ
- ゼロックス
- TESLA
一度は聞いたことがある企業ばかりでしょう。
Amazonやツイッター、スターバックス、Apple、ネットフリックスなどなど。
今話題のGAFAなど、アメリカの一流企業がラインナップされていますよ。
GAFAとはGoogle、Amazon、Facebook、Appleの頭文字をとった言葉です。
ロボ貯のメリット
ロボ貯におけるメリットを紹介します。
メリット1:定期的に分配金や配当金がもらえる
高配当・高分配コースの銘柄を選択すれば定期的に分配金や配当金がもらえます。
毎月または3ヶ月ごとに分配、配当されますよ。
ただし、運用がうまくいかない場合は分配されないということもあります。
確実に利回り通りの分配金がもらえるというわけではありませんので、そこは勘違いしないようにしましょう。
メリット2:いつでも売却できる
ロボ貯で投資した商品はいつでも売却できます。
資金拘束はありませんので利確したい時や急に資金が必要になった時など、自分のタイミングで売却できますよ。
メリット3:自動的に積立ができる
高配当・高分配コースは3万円から、積み株コースは1,000円から積立投資ができます。
積立することにより為替や価格を平準化しながら運用が可能。
ドルコスト平均法を利用した投資が可能です。
メリット4:銀行口座から直接積立投資ができる
銀行口座と連携することで銀行口座にある資金で積立投資ができます。
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
上記3つの銀行口座が対応。
一度、設定すればわざわざPayPay証券の口座に入金する必要がなくなりますよ。
ロボ貯のデメリット
続いてロボ貯のデメリットを紹介します。
デメリット1:投資一任型のロボアドバイザーではない
ロボ貯と言っていますが、投資一任型のロボアドバイザーサービスではありません。
自分で金融商品を選択する必要があります。
WealthNaviやTHEOならばいくつかの質問に答えるだけで自分に適したポートフォリオを自動で構成してくれますので投資知識がない人でも全く問題ありません。
ロボ貯は商品名もとっつきにくく、初心者では自分に適した商品を選ぶのは難しいかもしれません。
デメリット2:取扱い銘柄が少ない
SBI証券やマネックス証券と比較すると取扱い銘柄が非常に少ないです。
特にマネックス証券は米国株に強く、取扱い銘柄数は3,000社以上。
PayPay証券と比較すると数十倍変わって来ます。
デメリット3:最低投資金額が高い
高配当・高分配コースの最低投資金額は3万円です。
投資初心者がいきなり3万円というのはかなりの高ハードル。
個人的にもあまりおすすめしません。
積み株コースなら1,000円から投資できるので、始めるとしたらまずはこちらから始めましょう。
デメリット4:利益が出るとは限らない
一見すると貯蓄かのように安定して分配金が貰えるように思うかもしれませんがそんなことはありません。
投資ですので分配金がもらえないこともありますし、最悪は元本割れを起こす可能性があります。
ロボ貯は貯蓄ではなくリスクのある投資です。
勘違いしないようにしてくださいね。
ロボ貯の評判や口コミは??
ロボ貯における口コミをネット上から集めてみました。
評判はというと…
Onetapbuyの「積み株」が「つみたてロボ貯蓄(愛称:ロボ貯)へ名称変更ですって。
積み株のままの方がストレートで伝わりやすいですけどねー。ロボと入れればユーザー増えると思ったのか、、。毎月積み立てているだけなので、ロボは全く関係ありません。— 頼藤太希@マネーコンサルタント/投資家 (@yorifujitaiki) 2019年5月19日
ワンタップバイのロボ貯は最低3万からの投資金額が必要とのことなので今からロボ貯で投資を考えている人はまずネット証券で、つみたてNISAから始めるのがよろし。
— Yuki@令和クラスタ (@deo_sag) 2019年5月19日
日本人受けしそうなユニークなサービスだなと感じました。
外国税額控除とかどうなるんでしょう?
ちなみに私はここで採用されてる7銘柄のうちARCCとPFFを持ってます。人生100年時代! 年利2.63~8.70%※-1の定期高分配・高配当型サービス「ロボ貯」登場 https://t.co/ni0PRA3dnI @PRTIMES_JPから
— パーサモウニアス (@parsimonious_16) 2019年5月20日
ワンタップバイの積み株がロボ貯という名に変わってた。名前が微妙だなぁと感じるのはともかく高配当コースが最低3万はきつい。。。興味はあったがとりあえずまだ無理かな。 pic.twitter.com/V9tKOpSQrH
— マ コ (@koma1204) 2019年5月19日
残念ながらあまりいい評判はありません。
どちらかというとネガティブな意見が多かったです。
特に投資一任型のロボアドではないこと、3万円からしか投資できないところは低評価でした。
投資初心者にはFunds(ファンズ)がオススメ
もし、ロボ貯の高配当・高分配コースで投資するならクラウドポートが運営するFunds(ファンズ)の方がオススメです。
Funds(ファンズ)は日本初の貸付投資で、上場企業が組成したファンドにたった1円から投資ができるサービス。
利回りは1.5%〜5.0%とロボ貯よりは低いですが、その分株価変動リスクもなく投資知識も必要ありません。
初心者でも気軽に投資ができますよ。
自分は160万円をこのFunds(ファンズ)で運用中。
受け取った利益は24,000円を越えました!!
今後、さらに人気化すると思うので気になる方は早めにチェックしておいてくださいね。
さらに詳しく知りたい方は下記記事も合わせてご覧ください。
ロボ貯のまとめ
最後にPayPay証券のロボ貯をまとめます。
- 積立しながら分配金をもらう
- アメリカの有名企業に千円から積立できる
- いつでも売却できる
- 投資一任型のロボアドではない
個人的には高配当・高分配コースはなかなか面白い仕組みだなと感じました。
将来のために継続して積立しながら分配金をもらいたいというユーザーはいると思います。
ただし、毎月3万円からというのはハードルが高いです。
初心者にはちょっと手が出しづらいんではないですかね。
積み株コースならまだ1,000円から投資できるので、個人的にはこちらから始めるのがいいように感じます。
もちろんロボ貯の金融商品の利回りはあくまで想定なので、計画通りに貰えるとは限りません。
リスクもしっかりと理解してから投資しましょう。
う〜ん、やっぱりFunds(ファンズ)の方がいいような気がします。
ロボアドで急激に信用度と人気を獲得しているのが…
WealthNaviです。
ロボアドバイザー界では不動の地位を確立しています。
しかも最低投資金額が10万円から1万円になり、より投資のハードルが下がりました。
そんなWealthNaviですが、現在当ブログとタイアップキャンペーンを実施中です。
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有利に始めることができるので、気になった方は試しに無料診断をしてみてくださいね。
自分が投資した時の記事は下記にありますので、よろしければこちらも一読してみてください。
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