今回は7月IPOにおける各社の抽選配分枚数結果の第二弾をご紹介していきたいと思います。
第2弾はアイリッジ、デクセリアルズ、イトクロの3社です(^ ^)
ちなみに第一弾の記事は下記にありますので、気になる方は一読してくださいますと幸いでございます
【補足】
IPOの各社割当枚数は新規承認時の目論見書に記載されていますが、機関投資家やその他証券会社に配分するために「目論見書に記載の割当枚数 = 個人へ配分する枚数」ではありません。
今回紹介するのは純粋に各証券会社が個人投資家にどれだけ配分したかというデータになります
“目論見書に記載の割当数” と “個人への配分数” でどのくらいの差があるかチェックしてみるのもいいかもしれません
IPOアイリッジ(3917)における各社の抽選配分枚数結果
【目論見書に記載の割当】
証券会社 | 割当枚数 | 予想抽選配分枚数 | 個人的期待度 | |
---|---|---|---|---|
主幹事 | 野村證券 |
2,806枚
|
252枚
|
1
|
みずほ証券 |
132枚
|
13枚
|
5
|
|
大和証券 |
99枚
|
15枚
|
4
|
|
SBI証券 |
66枚
|
30枚
|
3
|
|
エース証券 |
49枚
|
5枚
|
6
|
|
マネックス証券 |
49枚
|
49枚
|
2
|
|
岩井コスモ証券 |
33枚
|
3枚
|
7
|
|
極東証券 |
33枚
|
3枚
|
7
|
|
東海東京証券 |
33枚
|
3枚
|
7
|
|
委託 | 安藤証券(?) |
-枚
|
-枚
|
–
|
【個人への配分】
証券会社 | 割当枚数 | 抽選割当枚数 | 当選人数 | 抽選割合 | |
---|---|---|---|---|---|
主幹事 | 野村證券 |
2,123枚
|
223枚
|
223人
|
10,5%
|
みずほ証券 |
103枚
|
11枚
|
11人
|
10,6%
|
|
大和証券 |
66枚
|
10+4枚
|
10+4人
|
15,1+α%
|
|
SBI証券 |
48枚
|
23枚
|
23人
|
47,9%
|
|
エース証券 |
40枚
|
4枚
|
4人
|
10,0%
|
|
マネックス証券 |
40枚
|
40枚
|
40人
|
100,0%
|
|
岩井コスモ証券 |
27枚
|
3枚
|
3人
|
11,1%
|
|
極東証券 |
27枚
|
0枚
|
0人
|
0%
|
|
東海東京証券 |
22枚
|
3枚
|
3人
|
13,6%
|
アイリッジは承認時から評価が高く、初値もそれに伴い高騰した銘柄でした(^ ^)
各社共に抽選割合が通常の値となっているため、人気化したことがよくわかりますね
主幹事の野村証券でさえも当選者が223人しかいなかったので、かなりのプラチナIPOだったことは間違いありません
ただ経験上、野村証券でこのクラスのIPOはまず当選はできないと思います(^^;;
もしかしたら100%抽選配分してくれるマネックス証券の方が当選確率は高かったかもしれません
ほとんどの方がSBI証券のIPOチャレンジポイントをゲットして終わった銘柄だったのではないでしょうか??
IPOデクセリアルズ(4980)における各社の抽選配分枚数結果
【目論見書に記載の割当】
証券会社 | 割当枚数 | 予想抽選配分枚数 | 個人的期待度 | |
---|---|---|---|---|
主幹事 | 大和証券 |
134,347枚
|
20,152枚
|
1
|
三菱UFJMS証券 |
73,421枚
|
7,342枚
|
2
|
|
SMBC日興証券 |
57,799枚
|
5,779枚
|
3
|
|
野村證券 |
15,621枚
|
1,406枚
|
5
|
|
みずほ証券 |
15,621枚
|
1,562枚
|
4
|
|
SMBCフレンド証券 |
15,621枚
|
1,562枚
|
4
|
|
委託 | auカブコム証券(?) |
-枚
|
-枚
|
–
|
安藤証券(?) |
-枚
|
-枚
|
–
|
【個人への配分】
証券会社 |
割当枚数
|
抽選配分枚数結果
|
当選人数
|
抽選割合
|
|
---|---|---|---|---|---|
主幹事 | 大和証券 |
90,383枚
|
9,953枚
|
9,953人
|
11,0%
|
三菱UFJMS証券 |
51,175枚
|
2,768枚
|
2,768人
|
5,4%
|
|
SMBC日興証券 |
42,333枚
|
4,496枚
|
4,496人
|
10,6%
|
|
野村證券 |
11,620枚
|
1,406枚
|
1,406人
|
12,0%
|
|
SMBCフレンド証券 |
11,575枚
|
1,219枚
|
1,188人
|
10,5%
|
|
みずほ証券 |
11,042枚
|
1,219枚
|
1,219人
|
11,0%
|
承認時からかなりの不人気IPOだったこともあり、特徴的な割当枚数になっているのがよくわかりますね
まず、大和証券と三菱UFJモルガンスタンレー証券での抽選割合が低かったところを見るとブックビルディングが全然積み上がらなかったんだと思います
しかも、野村証券にいたっては普段よりも抽選割合が若干高めなので裁量配分でもさばくのが難しかったのかもしれません
野村証券がこれだけ枚数が多いIPOで抽選割合が10%超えるのは相当レアだと思います
データを見ると各社ともに裁量配分で”なんとか捌ききったIPO“だったように感じますね
初値も予想通りの公募割れとなったので全くいいところなしのIPOでした( ; ; )
IPOイトクロ(6049)における各社の抽選配分枚数結果
【目論見書に記載の割当】
証券会社 | 割当枚数 | 予想抽選配分枚数 | 個人的期待度 | |
---|---|---|---|---|
主幹事 | SMBC日興証券 |
23,652枚
|
2,365枚
|
1
|
SBI証券 |
2,044枚
|
920枚
|
2
|
|
大和証券 |
876枚
|
132枚
|
3
|
|
野村證券 |
876枚
|
78枚
|
4
|
|
エース証券 |
584枚
|
58枚
|
5
|
|
極東証券 |
584枚
|
58枚
|
5
|
|
岩井コスモ証券 |
292枚
|
29枚
|
6
|
|
岡三証券 |
292枚
|
29枚
|
6
|
|
委託 | 安藤証券(?) |
-枚
|
-枚
|
–
|
【個人への配分】
証券会社
|
割当枚数
|
抽選配分枚数結果
|
当選人数
|
抽選割合
|
|
---|---|---|---|---|---|
主幹事 | SMBC日興証券 |
19,030枚
|
2,138枚
|
2,138人
|
11,2%
|
SBI証券 |
1,808枚
|
807枚
|
727
|
44,6%
|
|
大和証券 |
704枚
|
112枚
|
112+38人
|
15,9+α%
|
|
野村證券 |
751枚
|
71枚
|
71人
|
9,4%
|
|
エース証券 |
537枚
|
47枚
|
47人
|
8,7%
|
|
極東証券 |
537枚
|
54枚
|
54人
|
10,0%
|
|
岩井コスモ証券 |
268枚
|
27枚
|
27人
|
10,0%
|
|
岡三証券 |
268枚
|
27枚
|
27人
|
10,0%
|
イトクロは管理人も主幹事のSMBC日興証券で当選できたIPOです
吸収金額が大きかったこともあり、SMBC日興証券では約2,300人ほどの当選者がいらっしゃいました(^ ^)
また、個人的に気になったのはSBI証券で複数当選者がいたということです
807枚に対して当選者が727人なので80枚分は浮いています
200株か300株かはわかりませんが、複数枚当選できた方がいたのは間違いありませんね
もしかしたら、IPOチャレンジポイントを使って当選した方に複数配分した可能性もあります
SBI証券は最近複数配分することが多くなってきており、”複数配分があるのか”、”みんなに1単元づつの配分なのか”の判断がなかなか難しいです
といっても予測できる部分ではありませんので「複数枚当選できたらラッキー!!」くらいに思っていた方がいいのかもしれませんww
また、イトクロに関しては平幹事でも割当枚数が多かったので、SMBC日興証券以外で当選できた方も多くいらっしゃったのではないでしょうかね♪
まとめ
これで全ての7月IPOにおける各社割当枚数の結果をご紹介させていただきましたが、それにしてもデクセリアルズ割当枚数はなかなか特徴がありましたね(^^;;
抽選組は当選したとしても100株の配分だったと思うのでそれほどの損失はなかったかもしれませんが、裁量で大量配分された方はかなりの損失がでたと思います
上記のデータには裁量配分については載していませんが、どうやら500単元以上配分された人もいるようなので、ちょっと笑えない損失でしょう
個人的にもSMBC日興証券で当選したイトクロがこのデクセリアルズの影響を少し受けてしまい、大した利益が上げられませんでしたのでそれは非常に残念でした
7月は地合いもさほど盛り上がってなかったように思いますので、時期もイマイチだったかもしれませんね
とりあえず、これで7月IPO分は終わりましたので、近いうちにまた8月分もご紹介させていただこうと思います♪
興味がありましたらまた、拝見してくださると幸いです(^ ^)
当ブログでは株式投資型クラウドファンディングの国内最大手「FUNDINNO」と特別キャンペーンを実施しています。
下記リンクからの口座開設で2,000円相当のアマゾンギフト券をプレゼント!!
ファンディーノではエンジェル税制が適用される案件が多く、取り扱いをした琉球アスティーダスポーツクラブは国内で唯一となるIPOイグジットをしています。
応援出資した企業が時価総額1,000億円超えのユニコーンになれば数十倍のリターンも夢ではありません。
10万円から有望なベンチャー企業に応援出資ができますので新たな投資を是非体験してみてください。
さらに詳しく知りたい方は下記に自分の投資実績も交えて解説していますので是非合わせてご覧ください。