遅くなってしまいましたが7月IPOにおける各社の抽選配分枚数結果をご紹介していきたいと思います。
まずは第一弾として富士山マガジンサービス、クレステック、平山の3社です(^ ^)
IPO投資を長年やっている人にはそれほど参考にならないかもしれませんが、IPO投資を始めたばかりの人は各証券会社がどれだけ抽選にまわしているのかを知ることは今後にかなり役立つと思いますよ♪
【補足】
IPOの各社割当枚数は新規承認時の目論見書に記載されていますが、機関投資家やその他証券会社に配分するために「目論見書に記載の割当枚数 = 個人へ配分する枚数」ではありません。
今回紹介するのは純粋に各証券会社が個人投資家にどれだけ配分したかというデータになります
“目論見書に記載の割当数” と “個人への配分数” でどのくらいの差があるかチェックしてみるのもいいかもしれません
IPO富士山マガジンサービス(3138)における各社の抽選配分枚数結果
【目論見書に記載の割当】
証券会社 | 割当枚数 | 予想抽選配分枚数 | 個人的期待度 | |
---|---|---|---|---|
主幹事 | みずほ証券 |
1,546枚
|
154枚
|
1
|
大和証券 |
72枚
|
11枚
|
4
|
|
SBI証券 |
54枚
|
24枚
|
2
|
|
東海東京証券 |
18枚
|
2枚
|
5
|
|
岡三証券 |
18枚
|
2枚
|
5
|
|
いちよし証券 |
18枚
|
-枚
|
–
|
|
岩井コスモ証券 |
18枚
|
2枚
|
5
|
|
SMBCフレンド証券 |
18枚
|
2枚
|
5
|
|
マネックス証券 |
18枚
|
18枚
|
3
|
|
東洋証券 |
18枚
|
2枚
|
5
|
【個人への配分】
証券会社 | 割当枚数 | 抽選配分枚数結果 | 当選人数 | 抽選割合 | |
---|---|---|---|---|---|
主幹事 | みずほ証券 |
1,303枚
|
139枚
|
139人
|
10,6%
|
大和証券 |
55枚
|
11+3枚
|
11+3人
|
25,4%
|
|
SBI証券 |
46枚
|
21枚
|
21人
|
45,6%
|
|
東海東京証券 |
12枚
|
2枚
|
2人
|
16,6%
|
|
岡三証券 |
16枚
|
2枚
|
2人
|
12,5%
|
|
いちよし証券 |
15枚
|
0枚
|
0人
|
0%
|
|
岩井コスモ証券 |
16枚
|
2枚
|
2人
|
12,5%
|
|
SMBCフレンド証券 |
15枚
|
2枚
|
2人
|
13,3%
|
|
マネックス証券 |
16枚
|
16枚
|
16人
|
100,0%
|
|
東洋証券 |
15枚
|
2枚
|
2人
|
13,3%
|
まずは初値高騰した富士山マガジンサービスから見ていきましょう
基本的には各社いつも通りの抽選割合といった感じで、ブックビルディングがかなり積み上がったことがわかります
ただ、一番割当が多かった主幹事のみずほ証券でも当選者が139人しかいませんから当選は困難だったようです(^^;;
チャンスがあったのはみずほ証券、SBI証券、マネックス証券あたりですかね♪
そして、いちよし証券に関してですがこちらは電話申し込みを受付していたにもかかわらず、やっぱり抽選には1枚もまわしていませんでした
ちなみにその事をかいた記事は下記になります
50単元未満の場合は抽選にまわさないというルールがあるのでしょうがないのですが、それならば個人的に「電話の申し込みは受け付けないでほしいな〜」と思います
こちらもあちらもお互い “意味のないこと” なので、まどろっこしいだけですからね
最近は50単元未満の場合は電話申し込みをしないでわかりませんが、改善しているんでしょうか(^^;;
IPOクレステック(7812)における各社の抽選配分枚数結果
【目論見書に記載の割当】
証券会社 | 割当枚数 | 予想抽選配分枚数 | 個人的期待度 | |
---|---|---|---|---|
主幹事 | 三菱UFJMS証券 |
3,363枚
|
336枚
|
1
|
みずほ証券 |
162枚
|
16枚
|
3
|
|
野村證券 |
121枚
|
12枚
|
4
|
|
SMBC日興証券 |
81枚
|
8枚
|
–
|
|
SBI証券 |
81枚
|
36枚
|
2
|
|
藍澤証券 |
81枚
|
8枚
|
5
|
|
むさし証券 |
40枚
|
4枚
|
6
|
|
岡三証券 |
40枚
|
4枚
|
6
|
|
静銀ティーエム証券 |
40枚
|
4枚
|
6
|
|
エース証券 |
20枚
|
2枚
|
7
|
|
丸三証券 |
20枚
|
2枚
|
7
|
【個人への配分】
証券会社 | 割当枚数 | 抽選配分枚数結果 | 当選人数 | 抽選割合 | |
---|---|---|---|---|---|
主幹事 | 三菱UFJMS証券 |
2,828枚
|
308枚
|
308人
|
10,8%
|
みずほ証券 |
142枚
|
15枚
|
15人
|
10,5%
|
|
野村證券 |
108枚
|
10枚
|
5人
|
9,2%
|
|
SMBC日興証券 |
69枚
|
8枚
|
8人
|
11,5%
|
|
SBI証券 |
72枚
|
33枚
|
33人
|
45,8%
|
|
藍澤証券 |
74枚
|
15枚
|
15人
|
20,2%
|
|
むさし証券 |
37枚
|
4枚
|
4人
|
10,8%
|
|
岡三証券 |
37枚
|
4枚
|
4人
|
10,8%
|
|
静銀ティーエム証券 |
37枚
|
0枚
|
0人
|
0,0%
|
|
エース証券 |
19枚
|
2枚
|
2枚
|
10,5%
|
|
丸三証券 |
19枚
|
0枚
|
0人
|
0,0%
|
こちらは三菱UFJモルガンスタンレー証券が主幹事をつとめたIPOでした
富士山マガジンサービス同様に承認時から人気があったこともあり、各社ともに通常通りの配分率になっているのがわかります(^ ^)
ただ、丸三証券では割当が50単元に満たなかったこともあり抽選には1枚もまわしていません
丸三証券では結構枚数が少ないマザーズIPOで下位幹事になると”こういうこと”がよくありますので、頭にいれておくと変な勘違いをしないで済むと思います
詳しくは下記の記事でこの辺の注意点も含めて詳しく紹介していますので参考にしてくださいませ♪
その他は藍澤証券の20%が結構インパクトありますね
あまり、申し込みをしている人がいない印象ですが長い目でみれば持っていてもいい証券会社かもしれません(^ ^)
また、このころは何故か三菱UFJモルガンスタンレー証券が幹事入りしてもauカブコム証券では委託販売がしなかったように思います
最近はまた取り扱いが始まったように思いますが、このころに何か問題でもあったんでしょうかね(^^;;
IPO平山(7781)における各社の抽選配分枚数結果
【目論見書に記載の割当】
証券会社 | 割当枚数 | 予想抽選配分枚数 | 個人的期待度 | |
---|---|---|---|---|
主幹事 | みずほ証券 |
3,570枚
|
357枚
|
1
|
野村證券 |
252枚
|
23枚
|
3
|
|
SBI証券 |
168枚
|
76枚
|
2
|
|
三菱UFJMS証券 |
126枚
|
13枚
|
4
|
|
東海東京証券 |
84枚
|
9枚
|
5
|
|
委託 | 楽天証券 |
-枚
|
-枚
|
–
|
【個人への配分】
証券会社 | 割当枚数 | 抽選配分枚数結果 | 当選人数 | 抽選割合 | |
---|---|---|---|---|---|
主幹事 | みずほ証券 |
3,012枚
|
326枚
|
326人
|
10,8%
|
野村證券 |
223枚
|
21枚
|
21人
|
9,4%
|
|
SBI証券 |
146枚
|
70枚
|
70人
|
47,9%
|
|
三菱UFJMS証券 |
109枚
|
12枚
|
12人
|
11,0%
|
|
東海東京証券 |
64枚
|
7枚
|
7人
|
10,9%
|
|
委託 | 楽天証券 |
-枚
|
-枚
|
–
|
–
|
ラストは地味銘柄だったIPO平山です
スペック的にはそれほど人気化するIPOではありませんでしたが、各社ともにいつも通りの配分になっていることからそれなりに人気があったことがわかります
楽天証券での割当枚数が不明なのは残念ですが、委託幹事だったのでたぶん1枚〜5枚の間だったはずです(^^;;
もし更新されたら追記させていただきますね
また、平幹事でも抽選に二桁以上まわしている証券会社多いので、こちらで当選できた方もいたのではないかと思います(^ ^)
まとめ
今回紹介した3社はいずれも初値は公募価格を上回ったそれなりに人気があったIPOだったので、いつも通りの配分率だったように思います
ただ、個人的にはいちよし証券の事で収穫がありました
富士山マガジンサービスの結果から「いちよし証券では電話で申し込みを受け付けても抽選にまわさないことがある」ということがはっきりしましたからね(^^;;
今年はずっと電話申し込みだった東海東京証券もネットからIPOに参加できるようになったので、いちよし証券も是非ネットから参加するようにしてほしいと思います
前は15%を抽選にまわしてくれて “いちよし証券 = 個人に優しい証券会社” のイメージだったんですが、どうやらそのいちよし証券はもう戻ってきそうにありませんね( ; ; )
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さて、12月のIPOが続々と出てきていますが最近IPO投資を始めたという方は参加するための準備ができていますか??
当選確率をアップさせる一番の近道は多くの証券会社から申し込むことですので抽選組に易しい、SBI証券、マネックス証券、岩井コスモ証券の口座をしっかりと準備しておいてくださいね♪
ただ、IPOルールを理解していないと後々わからないことも出てくると思いますのでしっかりと理解してから口座開設するかどうか決めるようにしましょう♪
マネックス証券のIPOルールを確認
SBI証券のIPOルールを確認
岩井コスモ証券のIPOルールを確認
岡三オンライン証券のIPOルールを確認
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