日本では株式投資型クラウドファンディングがスタートしたばかりとうこともあり、ネット上ではまだまだ十分な情報を検索できない状態です。
仮想通貨の初期のころはそんな感じだったので、その時と似た印象をうけます。
そんなこともあってか、先日自分のところに下記のような質問が来ました。
①翌年IPOとしたときに一年しかたってないのでキャピタルゲインはあまり狙えないのでは?
②プレバリューからIPOで時価総額があがりますが、公募の吸収分があがるだけではと思ったのですがいかがですか?(価値が上がるのではなく、総額が追加されるのではと)
③抽選なしに新規株がてにはいればそれだけで初値で投資額が2倍くらいにはなりそうですがやっぱロックアップですかね?
上記はエメラダ・エクイティで資金調達をしたWanderwallという会社についての記事を書いたときに頂いた質問です。
その時の記事はこちら。
おそらく同じような疑問を抱いている人もいるかと思いますので、今回は一つずつ答えていきたいと思います。
株式型クラウドファンディングで資金調達した企業が翌年にIPOしたらキャピタルゲインはあまり狙えないのか??
wonderwallの場合は時価総額がプレバリューで19億円ですので、確かに翌年度にIPOした場合だとそれほど多くのキャピタルゲインは狙えないと思います。(1年で大きく成長できる企業は希なので)
ただ、ここからは仮の話になるのですが、例えば翌年に時価総額40億円(想定価格ベース)でIPOした場合、その時点で株価は2倍。
上場後に初値高騰すれば株価はさらにアップします。
エメラダ・エクイティの場合、イグジットが確定した時でないとどのくらいの株が配分されるかわかりませんが、大まかに計算するとこんな感じになります。
人によってどのくらいのキャピタルゲインで満足するかは変わってきますので、なんともいえない部分ではあるのですが自分は2倍以上になれば十分満足です。
ちなみに「時価総額が低いときに投資したいな」と思うかもしれませんが、それはそれでリスクも高いです。
株式投資型クラウドファンディングの場合はイグジットしなければ利益は上げられませんので、できるだけ時価総額が高い企業に投資するというのはかなり大事になってきます。
IPOしても時価総額ってそれほど上がらないの??
基本的に企業は資金調達をするたびに発行価格を上げていきます。
理由は簡単で企業は成長していくからです。(成長せずに資金調達を行えば普通は失敗する)
数字は適当ですが、例えば一回目のファイナンス時に発行価額が500円だとしたら、2回目のファイナンス時は1,000円といった具合。
発行済み株式数が同じだったら、時価総額は倍になることがわかりますよね??
実際、FUNDINNOで資金調達した会社をみると非常にわかりやすいです。
自分も出資したBank Invoiceという会社を見ると、一回目のファイナンス時は発行価格が40円でした。
そして2回目のファイナンス時は100円。
こんな感じでどんどんアップさせていきます。
もちろんIPOする時も発行価格をアップさせるのが基本です。
ただ、残念ながら発行価格を引き下げて資金調達やIPOする場合もあります。
このように前回の資金調達時よりも発行価格を下げて資金調達することをダウンラウンドといいます。
その場合、一個前のファイナンス時よりも発行価格が低くなりますのでその時に出資した人は企業がIPOしたとしてもキャピタルゲインは得られません。
逆に含み損状態になります。
ただ、上場後に初値高騰してファイナンス時の価格よりも高くなった場合は利益を得ることができますよ。
「ダウンラウンドでIPOする企業っているの??」と気になる人もいると思いますが、少し前だとウォンテッドリー、直近だとZUUがダウンラウンドでのIPOを行いました。
このあたりは目論見書を読めば確認できます。
上場時にロックアップはかかるのか??
ロックアップについては正直まだわかりません。
株式投資型クラウドファンディング経由で資金調達してIPOまでこぎつけた企業がまだいませんので。
ただ、個人的にはロックアップはかからないと思います。
基本的にロックアップって株価の需給を調整する役目があるので、大株主にしか適用されません。
株式投資型クラウドファンディング経由で投資できるのは1社あたり50万円という上限があるので、大株主にはならないと思うんですよね。
まぁこれは上場時のお楽しみということで。
まとめ
以上、今回は質問についてお答えしてきました。
株式投資型クラウドファンディングはIPOの知識というよりも、資金調達やスタートアップの知識がないと深く理解できないと思います。
これから投資しようとしている方、すでに投資をしている方はこのあたりの知識を高めるようにしましょう。
ちなみに現在、株式投資型クラウドファンディングはFUNDINNOとエメラダ・エクイティの2社が人気ですが、それぞれで仕組みや情報開示の方法が違ってきます。
両者の募集ページを見比べながら学習していくと早く理解できるようになると思いますよ♪
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へたれピーマンです。
記事まで作り、丁寧に説明して下さってありがとうございます。いつも助かってます。
案の定ワンダーウォールは間に合いませんでした。んー悔しい❗
ご検討をお祈りします。
実は仮想通貨に続いて二回目の後悔なんですよねー。このブログで興味を持ちつつスルーして後悔するの。
次の後悔をしないためにメカニックさんがおすすめしてたタイムバンク検討中です。
また面白そうなものあれば是非記事にお願いします。エメラダではありませんが、相乗りしたいです(笑)
へたれピーマンさんコメントありがとうございます。
参考になったとのことでよかったです。
資金調達は少し難しいですがこの辺りがわかるとIPOもより楽しめるようになります。
タイムバンクも旬がさってしまい最近は利益が出せなくなってしまいました。。
投機目的ではあまりオススメできません。
ただ、リワードを利用するのはすごく面白いのでオススメです♪
興味がありましたら是非インストールしてみてください。
はじめまして。
バンクインボイスは、1回目で投資した人は
安く買えたので得なんですね?
今までの中でやはりWanderwallは、上場第1号案件に有力なのでしょうか?
ファンディーノのフォルテも有望と書いていますが、実際は上場なんて難しいですね。ノモックにはかなり期待してます(*^^*)
はぴみるさんコメントありがとうございます。
出資は早いほどハイリスク・ハイリターンです。
バンクインボイスの場合は1回目に購入できた人の方が安く購入できてはいますが、未上場企業の場合はイグジットしなければ何も残りませんので、お得といっていいのかはなんとも難しいところです。
お得というよりもハイリターンが狙えるという認識の方がいいかもしれませんね。
フォルテは確か2,3年先の上場を目指していると言っていたので、来年の上場を目指しているWanderwallの方が可能性が高いかなと思います。
ノモックはまさにベンチャーという感じでいいですよね。
ポシャるリスクも高いですがこういう未知の領域に進もうとしている会社は応援したくなります♪
コメントありがとうございました。Wanderwallはまだ募集間に合いますか?今は補欠募集ですが
100%以降は補欠申込になってしまうので、残念ながらキャンセルがでないと申込ができません。
キャンセルする人は少ないと思うので厳しいと思います。。
次の案件に期待しましょう!!