ついに2023年のIPOが終わりました。
今年はREITのIPOがなく、株式のIPOのみで合計96件です。
数という面でみると去年を上回りましたが、公募割れが多く、IPO投資家にとっては残念な1年になったかと思います。
とはいえ、プラスリターンになった銘柄も多くありました。
そこで今回は2023年の神IPOランキングTOPを紹介していきたいと思います。
初値売りで最も儲かった銘柄は果たしてなんだったのか!?
TOP5:AeroEdge
銘柄 | AeroEdge株式会社 |
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市場 | グロース |
上場日 | 2023/7/04 |
コード | 7409 |
公募 | 368,000株 |
売り出し | 431,600株 |
OA | 119,900株 |
想定価格 | 1,460円 |
吸収金額 | 約13.4億(想定価格ベース) |
時価総額 | 約54.1億円(想定価格ベース) |
仮条件 | 1,460円から1,690円 |
公開価格 | 1,690円 |
まず、第5位です。
5位に滑り込んだのは2023年7月4日に上場したAeroEdge。
航空機エンジン部品の製造販売を行なっている企業です。
公募価格1,690円に対して、5,860円の初値をつけました。
初値売りで41.7万円の利益で、騰落率にして246%です。
野村証券が主幹事を担当したこともり、当選できた人は少なかったプラチナ案件でしたね。
TOP4:グリッド
銘柄 | 株式会社グリッド |
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市場 | グロース |
上場日 | 2023/7/07 |
コード | 5585 |
公募 | 876,000株 |
売り出し | 272,000株 |
OA | 172,200株 |
想定価格 | 1,790円 |
吸収金額 | 約23.6億(想定価格ベース) |
時価総額 | 約80.8億円(想定価格ベース) |
仮条件 | 2,000円から2,140円 |
公開価格 | 2,140円 |
4位はこちらも7/7に上場したグリッドです。
今話題の人工知能関連だったこともあり、初値高騰した銘柄ですね。
公募価格2,140円に対して、初値は6,400円。
初値売りで42.6万円の利益で、騰落率は199%となりました。
こちらも主幹事は野村証券でしたので、当選できた人は少なかったんじゃないかと思います。
TOP3:アイデミー
銘柄 | 株式会社アイデミー |
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市場 | グロース |
上場日 | 2023/6/22 |
コード | 5577 |
公募 | 50,000株 |
売り出し | 295,300株 ↓ 400,000株 |
OA | 51,700株 ↓ 67,500株 |
想定価格 | 710円 |
吸収金額 | 約2.8億(想定価格ベース) ↓ 約5.3億(想定価格ベース) |
時価総額 | 約28.2億円(想定価格ベース) |
仮条件 | 810円から1,050円 |
公開価格 | 1,050円 |
TOP3に入ります。
ギリギリ表彰台に入ったのは2023年6月22日に上場したアイデミーです。
公募価格1,050円に対して、初値は5,560円。
初値売りで45.1万円の利益となり、騰落率は429%です。
ちなみに339%という数字は2023年でダントツの数字となっています。
THE “IPO”という派手な結果になりましたね。
このアイデミーの主幹事はみずほ証券とSBI証券が共同で担当したこともあり、IPOチャレンジポイントを利用するには絶好の銘柄だったかと思います。
メカ調べでのボーダーラインは697Pで100株配分でした。
ポイント価値は647円と、利用した人はナイス判断ですね。
TOP2:Fusic
銘柄 | 株式会社Fusic |
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市場 | グロース |
上場日 | 2023/3/31 |
コード | 5256 |
公募 | 200,000株 |
売り出し | 100,000株 |
OA | 45,000株 |
想定価格 | 1,830円 |
吸収金額 | 約6.3億(想定価格ベース) |
時価総額 | 約22.0億円(想定価格ベース) |
BB期間 | 2023/3/15~3/22 |
価格決定日 | 2023/3/23 |
残念ながらNo.1を逃し、2位になってしまったのは3/31に上場したFusicでした。
クラウド関連のシステム開発を行なっている企業ですね。
公募価格2,000円に対して、初値は6,530円。
騰落率は226%になります。
こちらも主幹事はSBI証券が担当し、IPOチャレンジポイントのボーダーもかなり跳ね上がりました。
670Pで100株配分となり、1Pの価値は676円ほど。
アイデミーよりも高パフォーマンスです。
TOP1:ジーデップ・アドバンス
銘柄 | 株式会社ジーデップ・アドバンス |
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市場 | スタンダード |
上場日 | 2023/6/30 |
コード | 5885 |
公募 | 120,000株 |
売り出し | 280,000株 |
OA | 60,000株 |
想定価格 | 4,170円 |
吸収金額 | 約19.2億(想定価格ベース) |
時価総額 | 約55.0億円(想定価格ベース) |
仮条件 | 4,170円から4,510円 |
公開価格 | 4,510円 |
今年、NO.1に輝いたのはジーデップ・アドバンスです。
実は調べていた時に「こんな銘柄あったっけ!?」と感じてしまった銘柄。
個人的にはあまり覚えておりませんが、かなりの優良IPOだったみたいですww
公募価格4,510円に対して、初値はなんと10,680円!!
今年唯一の10,000円越え銘柄となりました。
初値売りで61.7万円の利益、騰落率は136%です。
主幹事は野村證券でしたので、間違いなく超プラチナ案件ですね。
それにしても、スタンダード銘柄がNO.1ってところを見ると、今年のIPOを象徴している銘柄といっても過言ではないかもしれません。
まとめ
では、最後にまとめて紹介します。
- ジーデップ・アドバンス
- Fusic
- アイデミー
- グリッド
- AeroEdge
この5つを勝ち取れた方は確実に勝ち組ですね。
特にジーデップ・アドバンスが当選した方はそれだけで60万円超えの利益ですから、羨ましい以外のなにものでもありません。
また、この5つの中で野村證券主幹事が3つというところも面白いです。
ここ最近は地味な銘柄ばかり持ってきている印象でしたが、今年に関しては赤字垂れ流しのベンチャーよりも、黒字の地味銘柄の方が評価される傾向にあったことで、この辺りがばっちりはまったように思います。
来年もしばらくは同じような傾向になりそうです。
2023年は後半は公募割れが続き、モチベーションが下がった人もいるかもしれませんが、年単位でみても地合いは大きく変化します。
このあたりもIPO投資の「色」と捉えて楽しんでいきたいですね。
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