丸井グループが手がけるクレジットカードで投資信託を購入できるtsumiki証券。
面白そうだなと感じて「投資しようかな〜」と口座開設をしたんですが、いろいろ思うところがあって投資することをやめました。
理由はざっくりいうと自分には合わないと思ったからです。
今回は何故自分には合わないと思ったのかを具体的に紹介していきたいと思います。
正直、ある程度すでに投資知識がある人には全くオススメしません。
ちなみにもし、tsumiki証券についてご存知ない人は先に下記の記事を一読してみてください。
理由1: tsumiki証券は5つの投資信託しか選べない
まず、引っかかったのは投資信託が5つしか選べないということ。
- セゾン・グローバルバランスファンド
- コモンズ30ファンド
- まるごとひふみ15
- セゾン資産形成の達人ファンド
- ひふみプラス
投資初心者には迷わなくていいと思います。
現在、投資信託は数千種類ありますので、この中から「はい、じゃあお好きなものをどうぞっ!!」って言われても初心者の人には無理でしょう。
なので、5つという数字は初心者には最適です。
しかし、ある程度、投資を知っている人にとってはめちゃくちゃ物足りません。。
自分に適した投資信託がない可能性の方が高いですからね。
選択肢の数は、初心者にはメリットではありますが、経験者にはデメリットになってしまいます。
自分はある程度、投資信託の目利きもできるようになってきたこともあり、tsumiki証券の中に魅力的な商品を見つけることができませんでした。
理由2 : 投資信託の信託報酬が微妙
また、ラインナップされている5つの投資信託の信託報酬がなんとも微妙です。
商品名 | 運用会社 | 信託報酬(税込み) |
---|---|---|
コモンズ30 | コモンズ投信 | 1.078% |
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | セゾン投信 | 0.570%(±0.02%) |
セゾン資産形成の達人ファンド | セゾン投信 | 1.350%(±0.2%) |
ひふみプラス | レオス・キャピタルワークス | 1.078% |
まるごとひふみ15 | レオス・キャピタルワークス | 0.662% |
おそらく、投資信託のベテランの人にいわせたら微妙というか「高い!!」というかもしれません。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドでも0.680%ですからね〜。
他の証券会社ならばもっと信託報酬が低い投資信託はたくさんあります。
しかも他の3つは信託報酬率が1%を全て超えているので、これだったら全自動で資産運用をしてくれるWealthNaviなどのロボアドバイザー投資の方が安いくらいです。(アクティブファンドもあるのでちょっと違ってはきますが。。)
エポスカードの還元率があるので実質はもう少しディスカウントされますが、それでも低いとは言えないレベル。
エポスゴールドカードや、エポスプラチナカード保有者で年間に100万円以上利用するなら還元率が1%以上になるので、そこまで行ければいいですが、該当する人って少ないでしょうからね。
ちなみに、投資信託は基本的に長期的に積立していくものなので信託報酬が0.1%変わるだけで、パフォーマンスに大きな影響を与えます。
たかが0.1%と軽くみないようにしましょう。
多く積立すればするほど、将来大きな差になって現れますよ。
理由3 : 他の証券会社でもクレカで投資信託が購入できるようになった
そして、個人的な一番の理由がこれです。
tsumiki証券がリリースした時は日本初のクレジットカードで投資信託が購入できる証券会社ということで盛り上がりました。
しかし、その後にすぐ楽天証券やSBI証券、マネックス証券がこれに対抗。
楽天証券では楽天カードで、SBI証券では三井住友カードで投資信託が購入できるようになったんです。
- SBI証券 × 三井住友カード → 0.5%~3%
- 楽天証券 × 楽天カード → 0.5%~1%
- tsumiki証券 × エポスカード → 0.1%~1.5%
- セゾンポケット × セゾンカード → 最大0.5%
- マネックス証券 × マネックスカード → 最大1.1%
- auカブコム証券 × au PAYカード → 最大1.0%
- PayPay証券 × PayPayカード → 最大0.5%
- 大和コネクト証券 × セゾンカード → 最大1.0%
しかも楽天カードの還元率は最大1%、マネックスカードの場合は1.1%、三井住友カードの場合は最大3%です。
tsumiki証券のように段階的に還元率がアップする仕組みではなく、誰でも1年目から最大1%の還元を受けられます。
楽天証券やSBI証券なら投資信託の数は2,000以上あるので、tsumiki証券の400倍以上。
投資経験者はわざわざtsumiki証券で投資するメリットがありません。
もっといえばエポスカードでもらえるエポスポイントよりも、楽天カードでもらえる楽天ポイント、SBI証券でもらえるVポイントの方が利用勝手もいいですしね。
楽天市場でも利用できるし、楽天Edyと交換できるし、個人的にはいうことなし。
楽天証券で楽天カードを使って投資信託を購入する方法やメリットについては下記記事で紹介していますので、気になる方は是非一読ください。
SBI証券のクレカ積立はこちら。
正直、こっちを確認してからtsumiki証券で投資するかどうか決めた方がいいと思いますよ。
理由4:他の証券会社への移管手数料が高い
残念ながらtsumiki証券で購入した金融商品は他の証券会社に移管する場合は手数料がかかります。
1商品につき3,300円です。
つまり、もしtsumiki証券で購入した商品が2つある場合、6,600円もかかります。
ちょっと高すぎですよね。
もちろん楽天証券などは移管が可能。
しかも手数料無料というユーザー思いの設定です。
ちなみに、移管する場合は下記の条件をクリアしなければいけません。
エポスゴールドカード保有者ならtsumiki証券で投資する価値があるかも
一方、エポスゴールドカード、またはエポスプラチナカードの利用者はtsumiki証券で投資する価値があるかもしれません。
tsumiki証券への投資額は両者の年間支払額に算入されます。
どちらも支払額に応じたボーナスポイントがもらえるため、この取得に一役買ってくれます。
とくにエポスプラチナカードに至ってはボーナスポイントが非常に多くもらえます。
100万円以上 | 2万P |
---|---|
200万円以上 | 3万P |
300万円以上 | 4万P |
ゴールドカードでも1万ポイントです。
50万円以上 | 2,000P |
---|---|
100万円以上 | 1万P |
1万P貰うためには100万円以上の支払額が必要ですが、tsumiki証券で毎月5万円投資すれば年間60万円。
残り40万円利用すればいいので、かなりショートカットできます。
このボーナスポイントをゲットできればトータル還元率は1%を越えることになるため、楽天カードよりも還元率は高いです。
エポスゴールドカードでもボーナスポイントがもらえればこちらも還元率は1%を越えるため、この2つのカードを保有している人はtsumiki証券での投資を検討してもいいかもしれません。
残りの40万円分についてのおすすめの利用方法は下記でまとめていますので、参考にしてください。
追記
残念ながらポイントの付与条件が変更となりました。
今までは購入金額に対してポイントが付与されていましたが、今後は売却するとその分のポイントがたまりません。
購入してから即売りして、ポイントだけタダ取りすることができなくなりますので覚えておきましょう。
tsumiki証券への投資を始めました
tsumiki証券で投資するメリットが見出せなかったんですが、エポスゴールドカード欲しさに投資を始めました。
エポスゴールドカードはMIXI Mを利用することで、様々な場所でのショッピングを還元率2.5%にできます。
エポスゴールドカードはエポスカードを利用しているとインビテーションが届き、インビテーション経由で申し込みすると年会費が永年無料です。
tsumiki証券での買付分も利用分に適用されるため、エポスゴールドカードのインビテーションに近づきます。
自分は4ヶ月ほど5万円積立したところインビテーションが届き、無事ゴールドカードを作成できました。
JQカード エポスゴールドの方が欲しかったのでエポスカード → JQカード → JQカード ゴールドという流れ作成。
先ほど言った通り、ボーナスポイントの支払い対象となりますので、このままtsumiki証券での投資をしていくつもりです。
追記
ポイント付与の条件が変更になったので投資をやめました。
現在はauカブコム証券、SBI証券、楽天証券でクレカ積立しています。
まとめ
今回は自分がtsumiki証券で投資をやめた理由を紹介しました。
デザインはおしゃれですし、お守りをもらえたりと女性には刺さる証券会社かもしれませんが、少しでも投資をしたことがある人にはオススメできません。
上記でもいったように楽天証券でSBI証券で投資信託をクレジットカードで購入した方がメリットが多いです。
この先、さらにポイント還元率を上げて、取り扱い商品の数を増やしてきたら考えるかもしれませんが、tsumiki証券は初心者向けということもあり、期待はできないかなと思います。
しかし、エポスゴールドカードを年会費無料で作成したい方、ボーナスポイントの支払額の対象にしたい方にはおすすめです。
上限の5万円積み立てすれば1年間で60万円もクリアできます。
自分はtsumiki証券をうまく活用していますよ。
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さらに詳しく知りたい方は下記に自分の投資実績も交えて解説していますので是非合わせてご覧ください。
ひふみだけでなくコモンズもセゾン資産形成の達人もアクティブファンドだと思います ですので信託報酬は1%を超えてますこれでもアクティブファンドなら安い方だと思いますが
ファンドの老人さんコメントありがとうございます。
ただいま訂正させていただきました。
tsumiki証券も初めはよかったんですが、楽天が追従したことであまりメリットはなくなってしまいましたよね。
楽天証券ならかずある投資信託を楽天カードで購入できるわけですし。
エポスプラチナカードで、何回400万ちょっと支払いしてます。ひふみをした場合、それでもおすすめではないでしょうか?
ひなさんコメントありがとうございます。
結論からいうと支払い金額によります。
もし、tsumiki証券で投資することで支払額が年間500万を超えるようならばボーナスポイントが50,000P貰えるので投資する価値はあると思います。
ただ、もし超えない場合だと還元率が下がるので楽天証券で楽天カードを使って積立した方がお得ですね。
エポスゴールドですでに買い物だけで年間100万ちょっと利用しています。つみたてNISAをtsumiki証券でと考えていましたが、信託報酬が高く躊躇していました。すでにボーナスポイントの恩恵を受けてしまっている私のような場合は、tsumiki証券はお得にはなりませんよね?
そうですね。
あくまで個人的な意見になりますがその場合でしたら楽天カードを使って楽天証券で買い付けた方が良いように感じます。
還元率1%ですし取り扱い商品も多いので。
エポスプラチナは年会費2万円です。上限金額3万円でポイント投資体験しています。マイナス千円まで落ちましたが、本日2月7日でマイナス百円くらいになりました。上記でおすすめしない理由が本当によく判りました。投資とは別の話になりますが、Amazon提携がなくなった頃から続々と提携先が消えてしまい魅力なくなりました。6万ポイントをコンビニで使ったら解約しようと思います。情報ありがとうございます。