ローリスクで資産運用したい人に人気なのが国債です。
日本は利回りが低いので魅力的ではありませんが、米国債などは利回りも高く、投資初心者にもオススメです。
特に米国債を中心とした債権は日々の値動きを気にしないで運用できるのも魅力の一つですよね。
でも、意外と米国債について詳しく知っている人って少ないのではないでしょうか??
今回は米国債の詳細と具体的な購入方法を徹底紹介していきたいと思います。
また、この記事の動画VerをYouTubeでも公開済み。
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そもそも米国債って何??
米国債はアメリカが発行している国債です。
アメリカの資金の不足を補うために発行されます。
国債を売って資金を調達し、国債を購入した人には利付をして償還されるのが基本です。(利付がない米国債もあり。)
簡単にいえばアメリカが借金をするために発行する債権のこと。
また、米国債は非常に流動性が高く、信用格付けはAA+。(S&Pの格付け)
日本国債はA+なので米国債の方が格付けは高い、つまりリスクが少ないという評価をされています。
米国債の償還期間は??
米国債は償還期間に応じて、大きく分けて3つに分類されます。
- Treasury Bills
- Treasury Notes
- Treasury Bonds
英語で書かれていると、とっつきにくいかもしれませんが、こんな感じで覚えておけば大丈夫です。
- Treasury Bills → 短期国債
- Treasury Notes → 中期国債
- Treasury Bonds → 長期国債
Treasury Billsが償還期間がもっとも短く、Treasury Bondsが長いです。
Treasury Billsの償還期間は1年以内。
Treasury Notesは2・3・5・7・10年です。
そしてTreasury Bondsが10年超えになります。
米国債の種類は??
さらに米国債には下記の2種類があります。
- 利付あり
- 利付けなし
利付けありの米国債を購入すれば年に利息を2回受け取ることができます。
一方、”利付けなし”を購入した場合、利息を受け取ることはできません。
そうなると、利付けなしの米国債にはメリットがないように感じるかもしれませんが、利息がもらえないかわりに、額面価格より安く購入できるというメリットがあります。
満期まで保有すれば額面通りの金額が貰えるので、ドルで見れば確実にプラスになるんです。
ちなみに少し難しい言葉になりますが、利息のことをクーポンともいいます。
利息がもらえない米国債はゼロクーポン債(ストリップス債)とも呼ばれていますよ。
米国債のデメリットは??
為替次第で損失が出る可能性がある
米国債はドル建て商品です。
日本円ではなく米ドルで購入しなければなりません。
満期まで保有して償還されれば米ドルで見れば間違いなくプラスになります。
しかし、為替次第では損失を出す可能性があるんです。
いまいちピンと来ない方もいると思うので具体的な数字をだして説明します。
例えば、1ドル = 100円の時に米国債を1,000ドル購入して、1ドル = 50円の時に満期で1,100ドルになったとします。
日本円にすると1,000ドル = 10万円が、満期時に 1,100ドル = 5.5万円になってしまいますよね。
こんな感じで為替の影響を受けてしまうので注意してください。
購入と売却時に日本円とドル円で両替しなければいけないので、こういうことが起こってしまうんです
あまりにも為替変動がある場合は、そのまま米ドルで保有しておくの一つの方法です。
デフォルトリスクがある
かなり可能性は低いですがデフォルトリスクがあります。
デフォルトとは何らかの経済的な理由で、利払いの停止や遅延が起こる事。
デフォルトすると回収ができなくなり、元本が毀損する可能性が高くなります。
ただ、普通に考えればデフォルトになる可能性は非常に低いです。
そもそもアメリカ大打撃があった時点で世界にも大きな影響を与えますので、そうなったら他の金融商品も大打撃を受けます。
一応、こういうリスクがあるということは頭に入れておいてください。
米国債のメリット
利回りは日本国債の30倍!?
米国債は利回りが高いです。
日本の国債は0.1%ほどしかありませんが、米国債は3%前後。
30倍も変わってきます。
デメリットの部分でも話した通り、あくまでドル建てなので為替リスクがついてまわりますが、日本円と米ドル、両方を保有しておきたいという方には問題ありません。
日本の株式でも利回り3%は高配当の部類に入りますからそう考えるとすごいですよね。
日本国債よりも信用格付けが高い
米国債はS&Pによる格付けはAA+です。
日本の国債はA+なので、米国債の方がデフォルトリスクは少ないということになります。
日本の国債よりも安全という評価をされていて、しかも利回りも高いわけですから、魅力的な金融商品といっていいのではないでしょうかね。
ちなみにアメリカよりも格付けが高い国はドイツやオーストラリア、デンマーク、スウェーデンなど。
格付けはAAAになっていますよ。
流動性が高いので売却しやすい
さらに米国債は流動性が非常に高いです。
急に資金が必要になった時でも問題なく売却できますよ。
ただし、売却のタイミングによっては元本割れする可能性もあります。
よほどの理由がない限りは満期まで保有した方がいいです。
米国債の購入方法は??
米国債は証券会社から購入する必要があります。
基本的な流れはこんな感じです。
- 証券会社に口座開設
- 証券会社に入金
- 米ドルに両替
- 好みの米国債を選択
- 米国債を購入
この5ステップです。
ただし、米国債はいつでも購入できるわけではないので注意しましょう。
どの証券会社を選ぶか、そしてタイミング次第では購入できない場合もあります。
また、新規発行の米国債はほとんど募集されないので、多くがすでに発行済みのものです。
すでに発行されている米国債は証券会社で価格が違いますし、残存期間もマチマチ。
この辺りはしっかりと確認してから購入するようにしてくださいね。
米ドルに両替しなくても購入できる証券会社があります。
米国債をネットから購入できるオススメの証券会社は??
SMBC日興証券は米国債が豊富
大手証券であるSMBC日興証券では米国債を豊富に取り扱っています。
自分がチェックした時は30もの米国債がラインナップされていました。
上記画像は用意されていたほんの一部。
利付き債、ゼロクーポン債、どちらもありました。
すべて既発債ではありましたが、残存期間も20年以上から1年未満のものまで幅広く用意されていたので、自分にあった米国債が必ず見つかると思います。
SBI証券なら為替スプレッドが激安!!
SBI証券でも米国債を購入できます。
SMBC日興証券と比較すると購入できる米国債は少ないですが、SBI証券には為替スプレッドが安いという絶大なメリットがあります。
基本的に米国債を購入するには日本円を米ドルに両替しなければいけませんが、同じSBIグループの住信SBIネット銀行で両替することにより、片道4銭のスプレッドで両替が可能です。(両替しなくても購入できますが、スプレッドは高くなります。)
手数料を抑えて米国債を購入することができます。
また、SBI証券は立会外分売やロボアド、さらにはIPOまで幅広い商品がある総合力が高い証券会社です。
口座を持っておけば様々な面で役に立つと思いますよ。
ちなみに自分が投資をする際に一番はじめに開設した証券会社でもあります。
まとめ
今回は米国債の詳細から購入方法、さらには取り扱いのある証券会社までまとめてきました。
最後にもう一度重要なポイントをまとめます。
- 利回りが高い
- 信用格付けが高い
- 米ドルで購入する
- 流動性が高い
- 為替リスクがある
- いつでも購入できるわけではない
特に注意すべきは”ドル建て”での運用、そして為替リスクです。
利回りが高くても損失がでる可能性もありますのでここは十分注意しましょう。
ただ、個人的には日本円だけでなく、ある程度リスク分散として米ドルを保有しておくのもオススメです。
米ドルから日本円に両替しなければ為替リスクはありませんので、そう考えれば魅力的な投資の一つだと思いますよ。
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