どうも株式投資型クラウドファンディング専門家のメカニックです。
ついにユニコーンで第二号案件の募集が始まります。
第一号のSPOTTOURから半年以上経過しているので「いまか、いまか」と待っていた人も多いのではないでしょうかね。
待ちに待った第二号案件はオリーブ技研という企業です。
ではいつも通り、専門家の自分がぶった斬っていきたいと思います 笑
ユニコーンについて知らない方は先に下記記事をチェックしてくださいね。
オリーブ技研の要点まとめ
時間がない人向けにオリーブ技研の要点だけをまとめます。
- 設立は2016年11月
- 抗酸化カルシウムイオン水溶液を開発
- 株主は取締役のみ
- 特許取得済み
- プレバリューは2.5億円
- 目標金額は5,000万円
- 10万円から出資が可能
- 株主優待は卵30個
- 5年以内のIPOを目指す
オリーブ技研は抗酸化カルシウムイオン水溶液の製造方法を開発した化学系のスタートアップです。
すでに特許も取得済み。
様々な受賞歴があり、ビジネスプログラムにも採択されています。
目標募集金額は5,000万円で上限は5,750万円。
最低10万円から申込が可能です。
株主優待は浪越養鶏場の「⽗⺟ヶ浜・S たまご」30 個⼊りを投資株数に関わらず贈呈されますよ。
またイグジットは5年以内でのIPOを目指します!!
オリーブ技研どんな会社??
オリーブ技研は「抗酸化カルシウムイオン⽔溶液」の製造、販売をする企業です。
20年間の研究の上に発明され、すでに特許を取得しています。
「抗酸化カルシウムイオン⽔溶液って何??」って感じだと思うんですが、これは有益な抗酸化性が高いカルシウムイオンを人や動物の体に安定的に含有させることに成功した業界初の製品です。
万物の「老い」や「劣化」を防ぐことができ、さらには塩素を無害化させることができるので、水がもつ機能を変化させて高める効能があります。
オリーブ技研は製造方法も画期的で、従来の方法よりも低コストかつ大量生産が可能な方法を実現させました。
この「抗酸化カルシウムイオン⽔溶液」の使い道は多岐に渡りますが、一例をあげると動物の飲料水などに利用することができます。
この水を与えた鶏の卵を調べたところカロリーやコレステロールが低いも関わらず、たんぱく質を多く含むことが判明しました。
その他にも農業やヘルスケア関連で製品化も視野に入れています。
オリーブ技研の社長は??
オリーブ技研の社長は新井泰雄氏です。
1958年12月4日生まれ。
大学卒業後に大生通商株式会社、LG化学ジャパン株式会社に勤務しました。
その後の経歴は下記の通り。
2010年 | 株式会社トランストレードの代表取締役に就任 |
---|---|
2014年 | LGグループ向けの販売を中心とした貿易専門会社の代表取締役に就任 |
2019年5月 | オリーブ技研に営業支援のため参加 |
2019年11月 | オリーブ技研の松下社長(現在の取締役)より要請を受け事業を承継する。 |
オリーブ技研の募集金額と資金用途について
オリーブ技研の目標募集額は5,000万円。
上限募集額は5,750万円です。
調達した資金は下記の目的に充てる予定です。
- 研究開発費
- 広告、宣伝費
- ユニコーンへの手数料
メインは研究開発費になります。
特に畜産関係とヘルスケア関係に力をいれるようです。
オリーブ技研における現在のバリュエーション
続いて、オリーブ技研のバリュエーション(時価総額)を計算していきます。
1株あたりの金額は25,000円、発行済株式総数は10,000株です。
よって、プレバリュー(資金調達前の時価総額)は2.5億円になります。
今回のファイナンスが成功して上限の5,750万円の資金調達ができれば、ポストバリュー(資金調達後の時価総額)は3.075億円です。
すでにプロダクトはありますし、実証実験を行い抗酸化カルシウムイオン⽔溶液の効果もわかっています。
なんともいえないところですが、割高のバリューエーションという感じではありません。(割安でもない気もする。。)
ただ、おそらくまだ一度もエクイティーでのファイナンスを行っておらず、今回が初だと思います。
資本金が1,000万円で発行済み株式枚数が10,000株ということは設立当初の発行価格は1株1,000円。
今回は1株25,000円ですからこのファイナンスで25倍バリューアップさせてきたことは頭に入れておいた方がいいかもしれません。
オリーブ技研の株主
オリーブ技研の株主は役員です。
- 新井泰雄 51%
- 松下良博 25%
- 浮所 學 24%
VCやCVC、事業会社などプロ投資家は存在しません。
オリーブ技研における最低投資金額
オリーブ技研は最低4株、10万円から出資が可能です。
上限は20株の50万円。
1株単位(25,000円)での出資が可能となっています。
オリーブ技研の事業計画
※ユニコーン公式サイトより引用
オリーブ技研は最終的に5年以内でのIPOを目指します。
具体的なロードマップは書かれていませんでした。
とりあえず、畜産部門とアグリ部門はもちろん、ヘルスケア部門にも全方位的に実証実験、研究を進めていくとのことです。
最終的には2024年に売上げを46.7億円まで増加させてからIPOという形になります。
ブレイクスルーを2023年に予定しているのでここが1番重要な年になりそうですね。
オリーブ技研がEXITしたらどのくらいの利益になるの??
オリーブ技研が上記の計画通りにIPOしたらどのくらいの利益になるのか簡単に計算してみます。
分野の判別が難しいところですが、バイオ、医薬品関連で調べたところカイノスの売上が46億円でした。
そして現在の時価総額は約42億円。
もしこのぐらいの時価総額を想定すると、オリーブ技研の資金調達後の時価総額は約3億円ですので約14倍になります。
株式数の増加など考慮しなければ10万円投資した場合のリターンは130万円ということになりますね。
本当に売上げ46億円までいけば全然不可能ではないと思います。
というかもっと時価総額はたかくなるはずです。
もちろん、計画通りにスケールしなかった場合はIPOが先延ばしになり、最悪は倒産という可能性も否定できません。
そうしたら出資したほぼ資金が戻ってこず、全額損失になる場合もあります。
ハイリスク・ハイリターンということは絶対に、絶対に、絶対に頭にいれておくようにしてくださいね。(3回言った。)
株式投資型クラウドファンディングで資金調達した企業はまだ一社もIPOしていないので、金銭目当てではなく、企業を応援したいかどうか、ファン株主になりたいかどうかで判断することをおすすめします。
リターンのついての詳しい考え方は下記に記載してありますので気になる方はどうぞ。
オリーブ技研の株主優待
ユニコーンで募集する企業には全て株主優待が設定されています。
もちろんオリーブ技研にも株主優待が設定されていますよ。
対象となるのはユニコーンから出資した株主です。
株主優待はこの抗酸化カルシムイオン水溶液を利用している浪越養鶏場の「⽗⺟ヶ浜・S たまご」30 個⼊り。
株数に関係なく年に1回贈呈されます。(2月以降順次発送予定)
卵アレルギーの方は残念ですが、これは面白い優待だと思います。
まとめ
最後にオリーブ技研の資金調達についてもう一度まとめます。
- 設立は2016年11月
- 抗酸化カルシウムイオン水溶液を開発
- 株主は取締役のみ
- 特許取得済み
- プレバリューは2.5億円
- 目標金額は5,000万円
- 10万円から出資が可能
- 株主優待は卵30個
- 5年以内のIPOを目指す
唯一無二のプロダクトを保有しているのが最大の強みです。
すでに特許も取得しているため、他社が真似することができないのは非常に重要なポイントでしょう。
ただ個人的にこれがどれほどすごい製品か判断がつかず、プロダクトマーケットフィットが得られるのかが疑問です。
プロダクトマーケットフィットとは顧客の課題を解決して、市場に受け入れられる状態のこと。
また、toC向けというよりもtoB向けの製品ですので、なぜ株式投資型クラウドファンディングを使って資金調達しようと思ったのかもわかりません。
面白い製品だなとは思いますので、効果的なマーケティングをしてスケールさせていけば計画を達成できる可能性はゼロではないと思います。
でも、自分は直接的な応援ができず、投資家としてのバリューが出せそうにありませんので投資はしないことにしました。
ちなみにオリーブ技研の募集開始は2020/1/14の12時です。
魅力を感じて投資を決意した人は忘れずにスタンバイしてくださいね。
また、投資するにはユニコーンの口座を保有していなければいけません。
まだもっていない人は前もって開設しておきましょう。
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さらに詳しく知りたい方は下記に自分の投資実績も交えて解説していますので是非合わせてご覧ください。