貸付投資という新たな資産運用を提供しているFunds(ファンズ)。
直近では電通を株主に迎え、新たな試みを開始したということで、久しぶりに近況を聞くべく、インタビューさせていただきました。
現在の立ち位置から今後の展望まで紹介していきたいと思います。
ちなみに今回のインタビューは第二弾です。
第一弾となるローンチ直後のインタビューは下記となります。
また、Funds(ファンズ)を知らない人はまずは下記記事を一読していただけますと幸いです。
インタビューに答えてくれた人は??
今回インタビューに答えてくれた方は取締役であり、事業開発部長の笹嶋 靖史氏です。(左)
Fundsに記載されている経歴は下記の通り。
一橋大学経済学部卒業後、日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行。みずほ証券を経て2006年にゴールドマン・サックス証券に入社。上場企業を中心にストラクチャード・ファイナンス業務、M&Aアドバイザリー業務や債券・株式引受業務に従事。コーポレートファイナンス分野にて幅広い知見を有する。
もうお一方は、事業開発部副部長の新才博善氏です。(右)
スタートしてから2万人の投資家を獲得!! 累計募集金額は30億円を突破!!
ファンド数は36本出ておりまして、投資家数は2万人強。
15社の上場企業がファンドを募集しています。
※各数値は2020年10月12日時点
新型コロナの影響は??
まず、4月、5月は不要不急の時間がありましたので、その時期は営業をかけられませんでした。このため、短期的にはマイナスに働いた部分もありますが、一方で、コロナの影響で資金調達手法を多様化したいというニーズが増えたことから問い合わせが増え、全体としては追い風になりました。
投資家の投資意欲の面でも、マイナスの影響があるのではないかと危惧していましたが、引き続きファンドが完売する状況が続いています。株式投資などのリスクが高まっている中で、比較的安定的な金融商品への投資需要の高まりを感じています。
コロナ後の審査はより慎重に
コロナ以前でもリーマンショックなどが起こることを想定し、ストレスをかけて審査していましたが、更にストレスをかけた上で審査しています。
また、審査の内容は大枠では変わりませんが、企業やテーマによって審査は多少変わってきます。
新たな取組みも取り入れて案件数を増加させていく!!
案件を獲得できるように現在は営業チームを増員し、今まで以上により多くの企業へ提案をしています。
また、資本業務提携先からの企業紹介などチャネルも多様化させています。
直近ではFinCommunity Marketing(フィンコミュニティマーケティング)という施策をはじめました。
資金調達というよりは企業や商品・サービスのファンを増やしたいというニーズがある企業から引き合いが増えております。
今後は新規案件も獲得しながらリピート案件も増やしていき、案件数の充実を図っていきます。
企業にとっては個人投資家に自社の商品・サービスに興味を持っていただくことができ、投資家はその企業が提供するサービスをお得に利用できるクーポンなど、様々な優待が提供されます。
今までになかったコミュニティの形です。
利回りは幅を持たせていきたい
そのため、利回りだけではなく、リスクとの比較感においてのバランスを見てもらえれば有難いです。
今後は、多様な案件を提供していく中で、利回りの幅を広げていくことを想定しています。
現在は上場企業を中心に取り扱っていますが、将来的には優良な未上場企業等、対象企業を広げていくことも検討しています。
抽選システムは完全無作為の平等抽選!!
抽選は平等でして、投資金額、申し込み時間など一切関係はありません。
当選結果発表日のお昼頃に完全無作為で抽選しています。
この抽選システムについて今のところ変更予定はございませんが、今後変更する可能性はございます。
優待は企業と投資家にメリットがあるものを提供
弊社から提案する際はできるだけ企業と参加投資家、どちらにもメリットのある内容にすることを心がけています。
また景品表示法という法律もございますので、その範囲内での提供となります。
投資家の出資持分はFundsが倒産しても影響を受けにくい
Funds(ファンズ)は「貸付投資のオンラインマーケット」と称しているように、ファンドの組成主体は参加企業か参加企業のグループ会社となり、Fundsはファンドを組成するのではなく、ファンドの募集取扱者という位置づけになっております。
このため、投資家の出資持分は、Fundsの倒産手続きの影響を受けにくい形式となっています。
なお、当社は未上場のベンチャー企業ですので財務リスクはありますが、
株主各社の支援を受け事業成長してまいります。
安定した資産運用を今後も提供していく
そのため、商品組成においてはリスクとリターンのバランスが取れるように意識して設計しております。
「この企業にこんなファンドを出してほしい!」といったリクエストがありましたらどしどしご連絡ください。
最大限努力させていただきます。
SNSやブログ、Youtubeなどなんでも構いませんので投資家の声を発信していただけると幸いです。
インタビューを終えて
多くの方が考えているFundsの課題はやはり”案件数”だと思います。
魅力的な投資なのは間違い無いですが投資できなければ意味がありません。
ただ、Funds側もこれについてはしっかりと認識しており案件数の増加については力をいれていくとのことです。
インタビュー内でも出たFinCommunity Marketing(フィンコミュニティマーケティング)に興味を持っている企業が多いとのことなので、今後は多くの人が知っている大企業の案件が出てきたら面白いですよね。
ちなみに自分は現在Fundsで200万円以上を投資しています。
1年以上投資をしていますが元本割れはゼロで、得られた分配金は34,000円を超えています。
たった1円から投資ができるので、今回のインタビューを読んでFundsに興味を持った人は是非チェックしてみてくださいね。