IPOといえば株式、REITの二つが良く知られていますよね。
実はひっそりと新型のIPOが爆誕していたのをご存じでしょうか??
それはセキュリティトークンです。
通称「ST」と言われているんですが、2023年12月にODXに新規上場し、売買がスタートします。
「は!? ODX!? 美味しいの??」という方もいると思うので、今回はセキュリティトークンやODXについてざっくりと紹介していきますね。
ちなみに正式な名称はIPOではなくSTO(セキュリティトークンオファーリング)というのが正確な名称です。
セキュリティトークンとは??
セキュリティトークンはブロックチェーン技術を応用したデジタルな有価証券の事です。
このセキュリティートークンを利用した資金調達をセキュリティトークンオファーリング(STO)と呼ばれています。
小口化できることが最大の特徴で、これにより今までプロのみが投資できた商品にも個人で投資できるようになりました。
代表的な商品がマンションやビルなどの不動産です。
また、不動産STで得た利益は上場株と同様に配当所得が適用されるとのこと。
https://note.com/progmat/n/n01479c8e4ade
投資型クラウドファンディングでは雑所得なので税制上でもメリットがあります。
ブロックチェーンと言われると難しく感じるかもしれませんが、クラウドファンディングとREITの良いところどりの新しい金融商品だと理解いただければオッケーです。
まだまだ取り扱っているところは少ないですが、大手だとSBI証券と大和証券、あとは三井物産グループのALTERNA(オルタナ)が有名です。
ALTERNA(オルタナ)については自分の投資実績も併せて、下記で紹介しているので気になる方はチェックしてください。
ODXとは??
続いてODXです。
ODXは2021年4月に設立された大阪デジタルエクスチェンジという私設取引所です。
株式PTS市場の運営と、国内で初めてセキュリティトークンの取引市場を運営することを目指し、SBIグループを含む大手金融機関が共同出資したPTS運営会社になります。
セキュリティトークンのPTS(私設取引システム)は「START(スタート)」という名称で12月25日に開始。
取扱い第1号となるのは、「いちご・レジデンス・トークン-芝公園・東新宿・都立大学・門前仲町・高井戸・新小岩-(デジタル名義書換方式)」とケネディクス・リアリティ・トークン・ドーミーイン神戸本町の2つに決まっています。
今の所、注文取次が可能なのはそれぞれSBI証券と大和証券の2社です。
いちご・レジデンス・トークンのSTOに参加してみた
新しい商品に目がない自分としては参加せずにはいられません。
ということでSBI証券でいちご・レジデンス・トークンのSTOを実施していたので参加してみました。
簡単にいちご・レジデンス・トークンのSTOスペックを紹介しておきます。
発行口 | 31,120口 |
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予想利回り | 4.1% |
運用期間 | 5年2ヶ月 |
需要調査期間 | 11/28(火)8:30~12/12(火)11:00 |
予定償還日 | 2029/1/31 |
保有していれば年に2回の分配金がもらえます。
そして、購入方法ですが、通常のIPO同様に抽選方式が採用されており、当選した人しか購入ができません。
今回のいちご・レジデンス・トークンは1口 = 10万円から購入申込が可能でしたので、今回は5口を申し込み。
結果はというと、5口当選です!!
「もしかして人気なかった!?」と全プレだった可能性も否定できませんが、まぁそこは良いでしょう。
しっかりと購入させていただきました。
1口あたり2,000円から2,500円ほどの分配金が年に2回もらえますので、年間20,000円くらいの分配金がもらえる予定です。
分配金は税引き前です。
もちろん投資ですので元本が保証されておらず、分配金が少なくなる可能性がありますよ。
まとめ
12月25日からセカンダリー取引が開始されるので、どんな初値がつくか少し楽しみではありますが、株式IPOのように儲かる可能性はまずないと思います。
予定利回り型の投資商品ですし、おそらく10万円前後で推移するのかなと予想中。
ただ、仮に下がったとしても保有していれば分配金がもらえますし、最終的には元本も戻ってきますからね。
自分は価格を気にせずに最後まで保有するつもりです。
またソーシャルレンディングと違って税制上でも有利な上に、いつでも売買できるようになれば、今後はST投資がかなり人気になると思っています。
SBI証券とALTERNA(オルタナ)なら体験できますので「なんか面白そう!!」と感じた人は軽くチェックしてみてください。
自分は今後、積極的にポートフォリオに組み込んでいきます。