
大和証券といえば抽選割合が高く、個人投資家でもIPOが当選しやすい証券会社と有名です
スタンダードなIPOだけでなくREITも取り扱いしてくれるので本当助かりますよね♪
そんな大和証券ですが、他の証券会社にないチャンス当選という変わったIPO制度があるんです。
今回は大和証券のIPOルールから当選確率をアップさせるちょっとした裏技まで徹底解説していきます。
目次
大和証券とは??
大和証券は日本の大手証券の一つ。
大手証券といえば店頭での取引を思い浮かべる人が多いと思いますが、ネットからでも取引が可能です。
日本株式はもちろん投資信託やETF、外国株式、債券、ファンドラップ、先物オプションまで、さまざまな金融商品を取り扱っています。
個人投資家にはIPOはもちろん立会外分売が当選しやすいことでも有名です。
大和証券のIPOルール
では早速、大和証券のIPO抽選ルールを紹介していきます。
ルール1:一般抽選割合は15%
大和証券は個人への割り当て枚数の15%を抽選にまわします。
もし、当選枚数が100枚あったとしたら裁量配分が85枚、抽選に15枚といった感じ。
通常10%ほどしか抽選にまわさない証券会社が多い中これはかなり素晴らしい数字です♪
具体的にいうと例えば100枚の割り当て枚数があった場合、10%なら10枚ですが15%なら15枚になるので1.5倍も当選しやすくなりますよね。
ルール2:チャンス抽選制度もあり!!
大和証券ではさらにチャンス抽選というものがあります。
こちらは初めの抽選に落選した人を対象として、個人への割り当て枚数の最大10%分をチャンス抽選により当選者を決めるものです。
「なんだかよくわからないな〜」という方は、チャンス抽選という名の”敗者復活戦”が用意されていると思っていただければいいと思いますよ。
ちなみに2018年の10月以前はチャンス抽選の割合は5%でした。
ルール3:キャンセルしてもペナルティはなし
もし当選後に地合いが悪くなったらキャンセルしたくなりますよね??
でも大和証券ではキャンセルしてもペナルティはありません。
ペナルティしたからといってもその後に当選しにくくなるといってことはないので心配しないでくださいね。
無理して購入して損失が出たら意味がないので、「ダメそう」と感じたらキャンセルしましょう。
ルール4:前受け金が必要だが同一資金で重複BBが可能!!
大和証券ではIPOに申込する際には前受け金が必要です。
申込金額30万円が必要なIPOに参加したい場合は、事前に30万円入金する必要があります。
しかし、同一資金で複数のIPOに申込ができます。
口座に30万円が入金されていたとしましょう。
同じ期間に下記3つのIPOが申込できたとします。
- A → 必要資金10万円
- B → 必要資金30万円
- C → 必要資金40万円
残念ながらCのIPOには申込できませんが、AとBのIPOには30万円で両方申込ができます。
銘柄ごとに必要な場合は10万円+30万円で40万円必要になるので、10万円節約ができますね。
ちなみにSMB日興証券やマネックス証券では重複BBが不可能で銘柄ごとに資金が必要になります。
大和証券のチャンス抽選をさらに詳しく解説!!
チャンス抽選をもう少し突っ込んで紐解いていきたいと思います。
チャンス抽選がチャンス回数で当選確率が変動
敗者復活戦のチャンス抽選ですがこちらは残念ながら全員が同じ抽選確率ではありません。
当選確率が高い人、当選確率が低い人が存在します。
なぜ、当選確率が違うかというと人により。
チャンス回数が違うからです。
チャンス回数とは、チャンス抽選の当選確率を増減させる数字でチャンス回数が大きくなるほど当選確率が高くなるんですよね。
なんだか”チャンス”という言葉ばかりでこんがらがってしまうかもしれませんが、簡単にいえば…
敗者復活戦の当選確率はチャンス回数によって変わってくる
と思っていただければオッケーです。
チャンス回数はポイントプログラムで決まる
では、何故人によりチャンス回数が違うんでしょうか??
その理由はずばり!!
大和証券のポイントプログラムとプレミアムサービスです。
「ポイントプログラムのポイント残高が多い人」、「プレミアムサービスのステージが高い人」は自動的にチャンス回数が多くなります。
ちなみに、ポイントとステージに応じたチャンス回数は下記の通り。

プレミアムサービスとポイントプログラムで比較して有利な方のチャンス回数を適用してくれます。
ただ、基本的に大和証券でIPOだけ申し込んでいる人はチャンス回数が1回となりますので一番当選しずらいです。
この二つのサービスは大和証券に貢献している人が上のステージにいけると考えていただいていいと思います。
「やっぱり資金が多い人じゃなきゃ当選確率はアップできないのか〜」と思ってしまうかもしれませんがちょっとした裏技がありますので落ち込むのは早いです。
その裏技は後ほど説明させていただきますよ。
プレミアムサービスのステージを上げるには??
それではどうすれば、プレミアムステージをあげれるのでしょうか??
実は、プレミアムサービスのステージは資産評価額によってきまります。

5,000万円以上預けていれば”プレミア プラチナ”と一気に最上位ステージとなり…
チャンス回数が10回になります。
資金がある方は手っ取り早くチャンス回数を増やすことが可能です♪
ただし、こちらは大和証券の口座と大和ネクスト銀行の両方の口座をもっている必要がありますのでプレミアムサービスの特典を受けたい方は両方の口座を開設してくださいね。
また、プレミアムサービスは”資金”ではなく”資産”となりますので株や投資信託も評価されますよ。
ポイントプログラムのポイント残高を増やすには??
お金をもっている人はプレミアムサービスでステージを上げてチャンス回数を増やせばいいですが資産をもっていない人はコツコツ、ポイントプログラムのポイント残高を増やしていく方法もありです♪
ポイント残高を増やす方法は2つあります。
月間売買手数料と月間買い付け金額です。
”月間の手数料10,800円”、”買い付け金額100万円毎” に100ポイントずつ貯まっていきますよ。

ただ、こちらも大金は必要ありませんが身銭をきっていかなければならないのでポイントを貯めていくのも少し厳しいかもしれません。
残念ながら2021年3月31日にダイワのポイントプログラム廃止されます。
管理人のチャンス回数は??
自分の大和証券でのチャンス回数はというと…

10回です。
ポイントを貯めてついに10回を達成しました。

しかしポイントプログラムが廃止されてしまうので、今後はチャンス回数を維持するのは難しそうです。
大和証券ポイントの有効期限切れに注意
大和証券のポイントは取得した翌々年の年末に有効期限が切れてしまいますので、期限が切れる前に必ず利用してください。
ちなみにこのポイントですが、裏技を利用すると各種電子マネーやポイント、さらには…
ビットコインにまで交換が可能です。

詳しい方法は下記記事にまとめていますので気になる方は一読して見てくださいね。

2021年の3月31日に廃止されるのでそれまでに必ず交換しましょう。
管理人における大和証券の当選実績
大和証券における管理人の当選実績は下記の通りです。
当選銘柄 | 株数 | 利益 | 上場年 |
---|---|---|---|
サントリー食品インターナショナル
|
100株
|
0.2万円
|
2013年
|
100株
|
11.5万円
|
2013年
|
|
1口
|
1.4万円
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2014年
|
|
1口
|
1.0万円
|
2014年
|
|
1口
|
1.2万円
|
2014年
|
|
100株
|
9.5万円
|
2014年
|
|
1口
|
3.5万円
|
2015年
|
|
100株
|
9.3万円
|
2015年
|
|
100株
|
12.5万円
|
2015年
|
|
100株
|
1.97万円
|
2015年
|
|
100株
|
2.3万円
|
2015年
|
|
100株
|
-1.55万円
|
2016年
|
|
1口
|
0.14万円
|
2016年
|
現在までに13社のIPOが当選しています。
合計利益は約53万円。
主幹事数が多い上に抽選割合が20%、さらにリート系のIPOにも申し込めるので当選しやすい証券会社の一つです。
利益を計算していて50万円を超えていたことには自分でもびっくりしました。
大和証券は未成年口座からもIPOに申込が可能
大手証券の中ではめずらしく、未成年口座からもIPOに申込が可能です。
なので子供がいる方は申込数を一つ増やすことができるので当選確率をアップさせることができますよ。
自分は店頭にいって口座開設してきました。
その時の様子を下記記事にまとめていますので気になる方は一読してみてください。
注意点などもまとめてあります。
大和証券のIPOまとめ
大和証券のIPOについてまとめます!!
- 抽選割合は15%
- チャンス抽選は最大10%
- キャンセルしてもペナルティはなし
- 同一資金で重複申込が可能
大和証券はIPOでは幹事入りも多いため当選確率が高いとそれだけでかなり有利です。
主幹事の時はチャンス抽選の威力は大きいと思いますよ。
もちろん、チャンス回数を増やせばバンバン当選できるというわけでもありませんが、ネットでもチャンス当選した方を多く見つけることができますので効果は高いはずです。
IPOでは必須の証券会社になりますので、まだ口座をお持ちでない方は是非口座開設してみてくださいね。
だれでもコツコツと資産運用できる新しいサービスがスタートしました。
その名はFunds(ファンズ)です。

Fundsはたった1円から信頼度の高い企業にお金を貸して利息を受け取ることができる、いままでになかった社債”風”の資産運用方法になります。
投資経験に関係なくだれでも同じパフォーマンスを出せる画期的なサービスですよ。
スマホ一つで簡単に利用できるので、興味がある方はチャレンジしてみましょう。
さらに詳しく知りたい方は下記記事を合わせてご覧ください。
チャンス当選ですが、使い方とかあるのでしょうか?
SBIのポイントならば、S級銘柄にドカンと使えますが
大和のチャンス回数を10回貯めても大和主幹事のB又はC級銘柄で
当選してしまってはもったいないと思うのですが・・・?
B級でもとりあえず申し込みますよね
あと、チャンス回数が10回貯まっても、1当選につき1つ減るんですかね?
A銘柄当選
チャンス回数10回が0回になる
チャンス回数10回が9回になる
どちらのパターンになるのでしょう?
ハナビンビンさんコメントありがとうございます。
非常にややこしいんですが、大和証券のチャンス回数はSBIのIPOチャレンジするポイントとは仕組みが違ってきます。
“使う”という概念がありません。
大和証券のチャンス回数は保有ポイントで決まってきますが、このポイントを保有している限りは無くなりません。
なので、ポイントがある限りは何回IPOに申込しても回数は10回のままです。
指摘されて気づきましたが、証券各社で独自の様々なシステムがあって、ちょっとわかりにくいですよね(^^;;
質問なのですが、大和証券のポイントプログラムでチャンス回数を増やそうと思ったら大和証券で大和証券の株を保有しなければならないのでしょうか?
例えばパスワードが送られてきて、それを大和証券にログインして入力するのであれば他の証券会社で保有してても大丈夫かと思うのですが。
できればネット証券で購入してそのままネット証券で保有管理したいです。
タローさんコメントありがとうございます。
一応、記事中にもその旨を記載しており、auカブコム証券やSBI証券がオススメということを書いております。
ネット証券で保有管理できますよ。
わかりにくい記事で申し訳ありません。。
返信ありがとうございます。安心しました。
もう1つ教えていただきたいのですが、大和証券はどうやって他社で保有していることを把握しているのでしょうか?
住所氏名で照らし合わせて大和証券の口座にポイントを反映させているのですか?
何度も質問してすみません。
タローさんコメントありがとうございます。
他社で保有していることを把握する方法はちょっとわかりかねますが、株主保有者にはカタログが送られてきてそれから手続きする形です。
こちらの記事を見ていただければポイントが反映されるまでの流れがわかるかと思います。
丁寧なご回答ありがとうございます。参考になりました。
いえいえ、また何かありましたらどうぞご質問ください♪