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楽天グループのPO(公募増資)は儲かる!? 主幹事構成や注意点、参加スタンスのまとめ!!

少し前から噂されていましたが、予想通りの発表でしたね。

楽天グループが公募増資を発表しました。

社債や楽天銀行のIPOで資金調達していますが、まだまだお金は足りないようです。

それだけ楽天モバイルに社運を賭けているんでしょう。

もちろん、今回のPOも大型となりますのでフルエントリーすれば複数当選も十分に狙えます。

ということで、今回は楽天グループのPO条件から幹事構成などを紹介させていただきます。

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POってそもそも何??

まず、「POって何??」っていう人もいると思いますので簡単に紹介します。

すでに知っている人は次の項目を呼んでくださいませ。

POは上場している企業が公募・売出を行うことです。

新たに株を発行したり、保有している株を売却して行う資金調達方法の一つ。

参加方法はIPOと全く同じです。

利益を出す方法はIPOと違って2パターンあります。

一つ目はIPOと同じく当選して購入した株を、受け渡し日以降に売却するというやり方。

IPOで言えば初値売りですね。

もう一つが、ヘッジ売りを利用してサヤ抜きする方法

こちらは貸借銘柄であるなど条件が揃っていなければ利用できませんがディスカウント分が利益になる手堅い技です。

ちなみに今回の楽天グループは貸借銘柄です!!

あとは新規売りが停止されないことを祈るのみ。

もし、サヤ抜きができれば当選数が多ければ多いほど利益を出せます。

こちらの方法については下記記事で詳しく紹介しているので、気になる方はを参考にしてください。

ぶっちゃけ今後PO投資をするならば絶対に知っておいたほうがいいです。

 

楽天グループのPOにおける資金使途は??

楽天グループがPOをする理由は楽天モバイル事業への投資です。

投融資金の他に返済期限が迫っているコマーシャルペーパー、社債の償還原資として利用されます。

具体的には下記の通り。

  • 第5回無担保社債の償還資金
  • 第1回公募劣後特約付社債の償還資金
  • 楽天モバイル株式会社への投融資資金
  • コマーシャル・ペーパー
  • ドル建無担保社債の償還資金

投融資資金については第4世代移動通信システム(4G)及び第5世代移動通信システム(5G)に関する基地局等に係る設備投資、運転資金(端末購入資金、顧客獲得に関する費用及びローミング費用)として充当する予定とのことです。

 

楽天グループのPO詳細

では楽天グループのPOについて簡単に紹介します。

企業名 楽天グループ
市場 東証プライム
コード 9202
公募 国内 →234,051,000株
海外 →234,051,100株
第三者割当 → 78,799,000株
売出 0株
ディスカウント 3.0% ~ 5.0%ディスカウント
条件決定期間 2023/5/24〜5/29
希薄化率 約34%

国内だけでなく海外でも公募を募ります。

上記はあくまで予定で、最終的な数字は変更される可能性があります。

国内、海外、第三者割当分も合わせると4億6,810万2,100株です。

公募増資を発表した時点での株価が610円ですので、調達額は3,336億円以上です。

ディスカウント率は3.0%から5.0%の間。

ちなみに楽天グループの発行済株式総数は2023年5月16日時点で1,592,398,500株です。

今回は546,901,100株の新株を発行する予定なので、希薄化率はおよそ34%。

少し前にJALやANAもコロナの影響で公募増資しましたが、希薄化率はその時よりも大きいです。

 

楽天グループのPOにおける幹事構成

幹事構成は下記の通り。

証券会社
主幹事 大和証券
みずほ証券
三菱UFJ・モルガンスタンレー証券
ゴールドマン・サックス証券
SMBC日興証券
幹事 楽天証券

主幹事は4社です。

ゴールドマン・サックスからは申し込みできませんが、その他は申し来みができると思われます。

しかも、楽天証券も平幹事に入っていますので、ネット組でも複数当選が狙える構成です。

特に楽天証券はグループ会社ですし、楽天銀行のIPOの際は個人投資家にも多く配分しました。

今回も大量配分するかもしれませんので、要チェックですね。

そして、今回はSBI証券が幹事入りしていませんので注意してください。

 

楽天グループのPOまとめと個人的なスタンス

楽天グループの公募増資(PO)についてまとめてきました。

先ほども言った通り、裸一貫ではかなり怖い銘柄です。

楽天モバイルの先行投資がいつまで続くかわからず、今後も社債の償還が続々と待ち受けています。

現在は様々な資金調達でなんとか凌いでいますが、楽天モバイルが軌道にのるまでこの綱渡が続くどうか。

一方で、貸借銘柄ですので、売り禁にならなければそれなりに利益が出せるかもしれません。

個人的にはサヤ取りの方向で考えて、売り禁になったら不参加ということにしました。

楽天証券ならそれなりの配分が期待できそうなので、楽天銀行のIPOで利益を取りこぼした人は今回のPOはしっかりとチェックしておきましょう。

追記

残念ながら売り禁となりました。

よって不参加に変更です。

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30代の3級FP資格をもつちょっと変わったカーエンジニアの投資ブログです。優待,IPO,POなどなど書いていきます。 住まいは静岡県のど田舎です。最寄り駅まで車で20分以上かかります。 20代の人達の参考になれたら幸いです。
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