急激に口座数を伸ばしているSBIネオモバイル証券が運営している「ネオモバ」。
SBIという冠がついていることからSBI証券とごっちゃになっている人もいるのではないでしょうか??
実は両社は全く違う証券会社なんです。
今回はSBIネオモバイル証券とSBI証券の違いを徹底解説していきます。
どちらで投資しようか悩んでいる人に二刀流の自分がアドバイスしていきますよ。
結論:自分の環境やレベル、商品で決めよう!!
結論からいうと自分の取引環境と投資レベル、そして購入したい金融商品で選択してください。
- 未経験者〜初心者 → SBIネオモバイル証券
- 中級者〜上級者 → SBI証券
SBIネオモバイル証券は未経験者〜初心者向けで、主にスマホで取引したい人に向いています。
金融商品は国内株やFXなど限られた商品しか用意されていません。
また、Vポイントで株式購入したい人にはオススメです。
一方、SBI証券はスマホで取引するのが少し困難です。
ただ、クレジットカードで投信積立できるなど、中級者〜上級者向けで、金融商品は多いです。
取引環境、投資レベル、購入したい商品、この3つで決めましょう!!
SBIネオモバイル証券とSBI証券の歴史
まずは両社の歴史から簡単に説明します。
SBIネオモバイル証券の歴史
SBIネオモバイル証券は2018年の10月にSBI証券とCCCマーケティングの合弁会社として設立されました。
株主構成は下記の通り。
- SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社
- SBIホールディングス株式会社
- 株式会社三井住友フィナンシャルグループ
- CCCマーケティング株式会社
SBIネオモバイル証券はSBIホールディングス株式会社の資本が入っています。
簡単にいえばグループ会社ということになりますね。
2019年の4月に1株単位で投資ができ、Vポイントで株式が購入できる「ネオモバ」を開始しました。
低額から投資できる点、ポイント投資ができる点、さらにユーザーフレンドリーなアプリなどが評価され開始から2020年の3月には30万口座を達成。
投資未経験者や初心者から支持を得ている証券会社です。
ネオモバについては下記記事でまとめていますのでこちらも合わせてご覧ください。
SBI証券の歴史
SBI証券はSBIホールディングスが100%出資している古い歴史をもつネット証券の最大手です。
取り扱い商品も非常に豊富で、国内株式や外国株式、投資信託、ETF、外国為替証拠金取引などなど、ほぼ全ての商品を網羅しています。
そのことから初心者から上級者までメイン証券として利用している投資家が非常に多いです。
現在の口座数は500万口座を突破しており、業界最大手の野村證券に迫っています。
国内最大手の証券会社になるのも時間の問題でしょう。
SBI証券については下記で体験談をまとめました。
比較1:取扱商品はSBI証券が豊富
両社で購入できる金融商品を比較していきます。
SBIネオモバイル証券で購入できる商品
SBIネオモバイル証券では下記の商品が購入できます。
- 国内株式
- FX
- ロボアドバイザー
- IPO
- iDeCo
- 保険
初心者向けということもありかなり絞られています。
国内株式は1株から購入が可能です。
残念ながら上級者には物足りないかもしれません。。
SBI証券で購入できる商品
続いてSBI証券です。
- 国内株式
- 投資信託
- 外国株式
- iDeCo
- FX
- 先物・オプション・くりっく株365
- 債権
- ロボアドバイザー
- 金・プラチナ取引
国内で購入できる代表的な金融商品をほぼ購入できます。
初心者から上級者まで満足できるラインナップです。
比較2:国内株式の手数料は一長一短
国内株式の手数料を比較すると両社ともに一長一短があります。
SBIネオモバイル証券の国内株式手数料
SBIネオモバイル証券の国内株式手数料はテーブル制となっています。
売買手数料が無料でが、その代わりに利用料がかかります。
月間の売買代金で変動し、上記のように最低でも220円(税込)かかります。
デイトレーダーでは1日数百万円以上取引するのはザラですから、そういう人にはかなり割高の手数料といわざる負えません。
しかし、1株単位で売買する場合は国内最低水準です。
他の証券会社を見ると単元未満株の場合は1取引で最低でも100円前後の手数料がかかりますが、ネオモバの場合は売買代金によって手数料が変わるので、月間50万円までなら何回売買しても220円(税込)しかかかりません。
しかもSBIネオモバイル証券は毎月、期間固定Vポイントが200Pもらえます。
よって実質的な負担は消費税のみ。
1株単位で取引したい投資初心者には超お得な手数料体系ですよ。
SBI証券の国内株式手数料
SBI証券ではコースによって国内株式手数料が変わります。
- スタンダードプラン
- アクティブプラン
プランはいつでも変更が可能です。
SBI証券のスタンダードプランにおける料金体系
スタンダードプラントは1注文の約定代金に対して手数料がかかるプランです。
スタンダードプランの料金体系は下記の通り。
最低55円、最高で1,070円となっています。
数千万レベルの取引の場合はネオモバよりもSBI証券の方が格安です。
SBI証券のアクティブプランにおける料金体系
アクティブプランは1日の約定代金合計額に大して手数料がかかるプランです。
アクティブプランの料金体系は下記の通り。
最低0円ですが上限はありません。
つまり、SBI証券では取引回数が少ない人はスタンダードプラン、逆に多い人はアクティブプランを選択するのがベストです。
ただし、残念ながら単元未満株は別の料金体系となります。
買付手数料は無料で、売却時に約定代金×0.550%(税込)で最低手数料が55円(税込)です。
よって、1株単位で頻繁に取引したい場合はSBIネオモバイル証券が、長期保有する場合はSBI証券がお得ですよ!!
比較3:IPOは配分枚数に大きな違い
ローリスクハイリターンとして大人気のIPOも比較していきましょう。
SBIネオモバイル証券のIPO
SBIネオモバイル証券ではネオモバで「ひとかぶIPO」を提供しています。
ひとかぶIPOとは名称通りで、当選した投資家に対して1株単位で割当をします。
通常、IPOは100株単位での割当が通常。
1株はその1/100です。
つまりリスクもリターンも1/100になります。
物足りない投資家もいるかもしれませんが、現在IPOは大人気商品ということもあり、抽選で当選した人しか購入できません。
当選確率は宝くじ並で人気IPOの当選確率は1%を切るほど。
1年に1つ当選できればいい方でしょう。
しかし、ネオモバの場合は1株単位で割当をしてくれるため当選者が必然的に多くなります。
さらに「若年優遇」や「取引継続優遇」、「FX口座開設」などの優遇枠も存在。
これによりまだ投資金額が少ない20代、30代の若者でもIPOをゲットできるチャンスが大いにあります。
上記のように自分はMacbee PlanetというIPOが当選したことがありますよ。
SBI証券のIPO
SBI証券のIPOはSBIネオモバイル証券とは違い100株単位での割当です。
よって当選は難しいものの、運良く当選できると数万円〜数十万円といった大きなリターンが期待できます。
またSBI証券では申込枚数が多ければ多いほど当選確率がアップするというルールがあるので、100株よりも1,000株、1,000株よりも10,000株といった感じでとにかく申込枚数を多くしてください。
当然、その分の資金も必要になりますので自分の余力と相談しながら行いましょう。
さらにSBI証券にはIPOチャレンジポイントというシステムも存在するんです。
こちらはIPOに落選すると1Pもらえ、次のIPO時に利用すると当選しやすくなるというシステム。
ポイントが多くなれば多くなるほど当選しやすくなるので、たくさんのポイントを貯めれば誰でもいつかは人気IPOに当選することが可能です。
ちなみに自分は過去にこのポイントを使ってIPOに当選して40万円以上の利益をゲットしました。
120P使って300株も当選したので、この時は本当にテンションが上がったのを覚えています。
比較4:ポイント投資は購入できる商品が違う
続いて比較するのはポイント投資。
実はどちらもVポイントで投資ができますが、購入できる商品は違います。
SBIネオモバイル証券は国内株式が購入できる
SBIネオモバイル証券ではVポイントで国内株式が購入できます。
購入資金の全部、または一部に利用可能です。
1株単位なら100円代で購入できる銘柄もあるので、低価格の株式ならばVポイントだけでも余裕で購入できます。
ただし、残念ながらIPOには利用できませんので注意してください。
SBI証券では投資信託が購入可能
一方、SBI証券でVポイント、Pontaポイントで投資信託が購入できます。
最低100PからSBI証券にある投資信託ならどれでも購入OK!!
自分は試しに100P投資してみたら、いつのまにか評価額が10%増えていました。
たった100Pですが「塵も積もれば山となる」です。
コツコツと積立投資していくと少しずつですが資産が増えるかもしれません。
詳しい詳細は下記記事でまとめています。
比較5:スマホからの投資はSBIネオモバイル証券に軍配
最近はPCを保有しておらず、スマホしか持っていないという人も多いと思います。
スマホからどちらが投資しやすいかも比較してみました。
SBIネオモバイル証券はスマホに最適化されている
SBIネオモバイル証券は若い年齢層で初心者〜未経験者をターゲットにしていることもあり、スマホからの操作性は非常に考えられて作られています。
スマホのブラウザはもちろん、アプリもリリースされており、どちらからもスムーズに取引が可能です。
金融系のアプリはごちゃごちゃしていたりしますが、ネオモバはそんなことありません。
上記のように資産状況や評価損益が一目瞭然。
ユーザーフレンドリーです。
SBI証券はスマホからは使いにくい
SBI証券もスマホ専用画面があったり、アプリもリリースされてはいますが、正直SBIネオモバイル証券には操作性で勝てません。
やはり取り扱っている金融商品が多いため、どうしてもシンプルにできないんですよね。
自分はパソコンとスマホの二刀流ですが、出先以外では今の所PCからしか操作しません。
まとめ
今回は5つの視点からSBIネオモバイル証券とSBI証券を比較してきました。
まとめると…
- 未経験者〜初心者 → SBIネオモバイル証券
- 中級者〜上級者 → SBI証券
ざっくりこんな感じ。
また、スマホしか持っていない人はSBIネオモバイル証券のネオモバ一択です。
SBI証券よりも間違いなく取引しやすいです!!
一方で、様々な投資にチャレンジしたい人、クレカ積立をしたい人はSBI証券が向いています。
自分の経験、取引環境、購入したい金融商品によって選択してくださいね♪
もちろん両方口座開設をして使ってからどちらをメインで利用するか決めるのもいいと思いますよ。
もしどっちか迷ったらSBI証券を選択すれば間違いありません。
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