不動産投資型クラウドファンディングはこれまで多くの企業が参入してきましたが、今回は新興国不動産に投資できるサービスが出ました。
今回はTECRA株式会社が運営するTECROWD(テクラウド)の特徴やメリット・デメリットを超まとめ!!!
「どんな特徴があるのかな?? 評判は良いのかな??」と気になっている人は参考にしてくださいね。
結論:TECROWD(テクラウド)は新興国に投資したいならアリ
結論から言うとTECROWD(テクラウド)は投資吟味のあるサービスだと思います。
ポイントをまとめました。
- 一口10万円から新興国不動産へ投資できる
- 日本の建設会社が品質を管理している
- 新興国の需給バランスからくる高利回り(想定)が期待できる
- 円建てのため為替のリスクヘッジができる
- 優先劣後方式による投資家保護
- 透明性を担保する分別管理体制
一番の特徴は成長する新興国不動産に投資ができるところでしょう。
1口10万円から新興国の不動産に投資ができるスキームになっているので、ポートフォリオの分散にも一役買ってくれます。
また成長の見込める新興国の不動産へ投資するため、利回りが国内水準より高いです。
第一号ファンドの想定利回りはリリース記念も合わさり『8%』非常に高く感じられ、即日完売しました。
経済が成長している国への不動産投資ということもあり、高利回り物件やキャピタルゲインへの期待、リスク分散など、国内不動産にはない魅力があります。
一方で、興味はあっても海外不動産に実際に投資したことがあるという方は少ないのではないでしょうか。
海外不動産投資ではローンを組みづらかったり、為替変動による損失リスクや物件管理の手間など、国内の不動産投資より煩雑で購入できる方が限られため誰でも投資できるわけではありません。
そういった意味で、10万円からではありますが、TECROWD(テクラウド)を通して新興国の不動産に投資が出来るのは最大の魅力です。
TECROWD(テクラウド)の運用実績
参考までに自分の運用実績を紹介します。
2023年 | 0円 |
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2024年1月 | 37,572円 |
2024年2月 | 0円 |
2024年3月 | 0円 |
2024年4月 | 0円 |
合計37,572円
現在は投資していませんが次に投資する案件を吟味しています。
TECROWD(テクラウド)とは??
高利回りで成長著しい新興国の不動産へ1口10万円から投資ができる、不動産投資型クラウドファンディングです。
海外不動産を扱う不動産投資型クラウドファンディングは少なく、現在、不動産会社が続々と参入していますが、TECROWD(テクラウド)で扱われるファンドは『新興国不動産』という特徴があります。
運営していえるのは横浜に本社を構えるTECRA株式会社。
創業は2001年で、元々内装や建築を手掛けていましたが、事業展開し、現在はモンゴルやラオスなどの新興国を中心に、ベンチャー企業向けのスマートオフィスや外国人・富裕層向けのコンドミニアムの建設など積極的に海外事業を展開しています。
直近の資本金推移がこちら。
- 2019年7月→資本金8,160万円へ増資
- 2020年2月→資本金1億2,660万円に増資
- 2020年6月→資本金1億5,660万円に増資
非上場ではありますが資本金も1億円を超えており、最新の決算を見ても純利益が297万円と黒字を出していました。
上場会社でも赤字会社はありますし、運営状態については問題がないと言えるでしょう。
詳細な会社概要は下記の通りです。
会社名 | TECRA株式会社 |
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住所 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA4F |
資本金 | 1億5,660万円 |
代表取締役 | 今井 豊和 |
設立 | 2001年5月 |
そもそも不動産投資型クラウドファンディングとは??
「不動産投資型クラウドファンディングって何??」
っという方も多いと思うので簡単に説明します。
ざっくりいうと「クラウドファンディングの仕組みを利用した不動産投資」です。
みんなでお金を出し合うことで少額から不動産投資が可能になります。
TECROWD(テクラウド)のスキームは上記の通りで、多数の投資家がTECROWD(テクラウド)を投資して新興国の不動産に投資をし、利益がでると投資額に応じて利益が分配されます。
通常、不動産投資といったら安くても数千万、高ければ数億円必要になってきますが、不動産投資型クラウドファンディングなら最低投資金額は1万円〜10万円ほど。
サラリーマンはもちろんバイトをしている大学生でも不動産投資が可能です。
運用が上手くいけば定期的に分配金が貰えます。
ただし、実際の不動産投資同様にリスクがあり、運用が上手く行かない場合は損失がでることも。。
少額から始められますが、あくまで投資という点はしっかりと理解しておきましょう。
銀行預金とは違います!!
さらに具体的に知りたい人は下記記事で説明していますので、こちらを一読してみてください。
TECROWD(テクラウド)の手数料
TECROWD(テクラウド)で必要となる手数料をまとめました。
口座開設費 | 無料 |
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維持費 | 無料 |
振込手数料 | 投資家負担 |
事前登録費は無料でランニングコストは一切かかりません。
投資家が負担するのは投資金を振り込みする際の手数料のみです。
TECROWD(テクラウド)の投資手順
TECROWD(テクラウド)での投資手順は下記の通り。
- 口座開設
- 案件を選択
- 投資
- 分配金と元本が償還
ざっくりまとめるとこの4ステップになります。
ファンドへの申し込みには投資家登録・本人確認が必要です。
TECROWDの公式サイトから口座開設をしましょう。
所定の審査を通過後に投資実行が可能となります。
投資を検討される方は事前登録をしておきましょう。
運用されると定期的に分配金が振り込まれ、期間が終了すると元本が償還されます。
分配金はファンドによって変わる可能性がありますが、第一号ファンドでは3ヶ月毎の配分でした。
また、個人だけでなく法人口座の開設も可能です。
法人口座の場合は問合せから申し込みするようにしてください。
投資金の振り込みに関しては振込手数料が所定回数無料のネット銀行から振込みすることをオススメします。
数百円も大切なお金ですからしっかりと節約していきましょう。
TECROWD(テクラウド)のメリットとは
メリット1:成長が見込める海外不動産への投資が可能
TECROWD(テクラウド)で投資できるのは新興国の不動産です。
第一号ファンドはモンゴルの不動産でした。
2020年6月に世界銀行が今年のモンゴルの経済成長予測をマイナス0.5%と発表していますが、新型コロナウイルスの影響を加味したもので、2021年の経済成長率は+4.9%に達すると見られています。
モンゴルへの投資と聞くとそれだけでハードルを感じますが、気軽に投資できるのは魅力ですね。
メリット2:高利回りへの期待感
第一号ファンドの想定利回りはリリース記念も合わさり8%となっています。
当然ながらファンドによって利回りは変わるため一概には言えませんが、国内の不動産投資型クラウドファンディングの平均利回りは4%〜5%ほどなので1.5倍以上変わってきます
高利回りも理由も成長している新興国投資だから、という理由に考えられます。
メリット3:日本の建設会社が品質を管理
TECROWD(テクラウド)からのファンド物件はすべてTECRAが工程・品質の管理・監督に責任を持つ不動産です。
海外不動産の場合どんな業者が管理施工しているのかなど見えにくいところもありますが、日本の高いコンストラクションマネジメント技術が生かされた不動産が出てくるため安心感があります。
メリット4:為替変動に対するリスクヘッジができる
海外不動産を購入する場合は、現地(投資する国)の通貨で決済されるケースもありますが、TECROWDでは現地の金融機関と提携しているため、日本円で投資し、日本円で配当を受け取ることができます。
為替変動リスクあ軽減されている点と、会計が明朗になる点は安心です。
メリット5:優先劣後方式を採用
TECROWD(テクラウド)では投資家と運営会社であるTECRAが共同で出資します。
投資家が優先投資、TECRAが劣後投資です。
対象不動産の売却時に値下がりが発生した場合は、TECRAが先に損失を負担するという仕組みが採用されています。
この仕組みは優先劣後方式と言われています。
ただし損失額がTECRAの出資額を超えた場合は投資家の元本が棄損する可能性があります。
必ず利益がでるという訳ではありません。
TECROWD(テクラウド)のデメリットとは
デメリット1:最低投資金額は10万円
直近では一口1万円から投資のできる不動産投資型クラウドファンディングが主流です。
一方でTECROWD(テクラウド)は最低投資金額が10万円からと、若干のハードルを感じます。
ただ、実際に一人で海外不動産投資をしようとするとお金も手続きもかかるので、煩雑な手続きがない点は魅力です。
不動産投資型クラウドファンディングで新興国の不動産に投資できるのは稀有な存在ですから、その点を考慮すれば納得せざるを得ません。
デメリット2:基本的に途中解約はできない
最も注意したいのは投資後に途中解約ができない点です。
株式などは流通市場があるため基本的にいつでも売却できますが、TECROWD(テクラウド)ではセカンダリーマーケットが存在しないため途中解約はできません。
また、ファンド持分の譲渡にはTECRAの同意が必要になります。
TECROWDのサイトには「やむを得ない場合を除き、解約することはできません。」と記載されていますが、どんな場合が「やむを得ない場合」が記載されていません。
デメリット3:投資先の国の経済成長の影響を受ける
これはメリットにも通じていますが、海外不動産投資はその投資先の国が成長することによって、不動産価格や賃料(物件価値)が上昇し投資家の収益に繋がっていきます。
現在新型コロナウイルスの影響で経済への影響が不安視されているので、新興国自体の経済成長は感じられるものの油断はできません。
余裕資金での投資を徹底しましょう。
TECROWD(テクラウド)のQ&A
TECROWD(テクラウド)の運用実績
TECROWD(テクラウド)では現在1号ファンドの募集が終了したばかり。
4月には2号ファンドの募集を予定しています。
当然ながらまだ遅延やデフォルトが起こっていません。
TECROWDのまとめ
では最後にTECROWD(テクラウド)についてまとめます。
- 一口10万円から新興国不動産へ投資できる
- 日本の建設会社が品質を管理している
- 新興国の需給バランスからくる高利回り(想定)が期待できる
- 円建てのため為替のリスクヘッジができる
- 優先劣後方式による投資家保護
- 透明性を担保する分別管理体制
成長が見込める新興国不動産案件で高い利回りに投資できるのは大きな魅力です。
海外不動産に投資できる不動産投資型クラウドファンディングサイトはまだまだ少なく、特に新興国に投資できるのは TECROWD(テクラウド)が国内初。(当ブログ調べ)
新興国の不動産ということで経済的なリスクもありますが、利回りの高さは大きな魅力です。
また海外不動産ながら日本企業が物件を管理して、日本円で投資できるのもメリットだと思いますので、投資先の一つしては「あり」だと思います。
気になった方は一度チェックしてみてくださいませ。