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株式型クラウドファンディング

【評価&考察】ユニコーンの4号案件「Momo」は買いなのか?? ECF専門家がぶった斬る!!

どうも株式投資型クラウドファンディング専門家のメカニックです。

一度延期になったユニコーンの第4号案件ですが、ついに募集が始まります。

IoT関連ということで注目していた人も多いと思いますが、今回はユニコーン史上最もはいバリューな企業。

第4号案件は株式会社Momo(モモ)です。

ではいつも通り、専門家の自分がぶった斬っていきたいと思います 笑

ユニコーンについて知らない方は先に下記記事をチェックしてくださいね。

【運営者おすすめのソーシャルレンディング】

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Momo(モモ)の要点まとめ

時間がない人向けにMomo(モモ)の要点だけをまとめます。

Momo(モモ)の要点まとめ
  • 設立は2016年
  • Pallet IoTの開発
  • プレバリューは8.65億円+α
  • 目標金額は7,500万円
  • 12.5万円から出資が可能
  • 株主優待は取引先農家の生産物
  • 2024年に売上49.6億円を目指す
  • 3〜4年後のIPOを目指す

Momo(モモ)はIoTプラットフォームの「Palette IoT」を開発している企業です。

目標募集金額は7,500万円で上限は8,600万円とユニコーンでは過去最大規模の案件になります。

現在のプレバリューは8.65億円+α(潜在株式分)で最低12.5万円から申込が可能です。

株主優待はMomo(モモ)の装置を使っている農家さんが生産した商品で、今年はルワンダ産のコーヒー豆がもらえます。

2024年には売上を約50億円まで伸ばし、3年〜4年でのIPOを目指しています!!

 

Momo(モモ)はどんな会社??

Momo(モモ)は様々な業種をIoT化する「Palette IoT」を開発しています。

独自に開発しているセンサーで情報を取得し、クラウドで保管。

それをスマホやPCからいつでも情報を閲覧して利用できるシステムです。

すでにプロダクトも開発されており、2019年にmakuakeで販売されていました。

土壌と空気と日射量のデータをセンサで取得し記録、それをアプリで可視化するセンサーシステムです。

センサーと受信機がセットになっていてこのIoTシステムを利用すれば離れたところにいても農地の状態がわかり、また取得したデータを利用することで次の収穫を改善することもできます。

こんな感じのシステムを建設現場や除雪、コロナ対策に利用していき、IoTを実現させていくとのことです。

すでにプロダクトは一定の評価をされていて、ビジネスグランプリなどでも多くの賞を受賞しています。

さらに多くのアクセラレーションプログラムにも採択された実績がありますよ。

Momo(モモ)の社長は??

Momo(モモ)の社長は大津真人氏です。

経歴は下記の通り。

2005年 東京外国語大学卒

2005年 演奏者派遣事業を行う

2012年 システム開発会社にて大手家電メーカーのモバイル連動型複合機プリンタのアプリ開発等を担当

2015年 ベンチャー企業にて経営戦略を担当

2016年 株式会社Momo設立

※東京大学大学院人文社会研究科(中途退学)では、認知心理学を専攻する過程でC言語・プログラミング、統計・人工知能への関心を深める。文理融合的アプローチが当社の戦略にも活かされている。

起業家がプログラミングの知識を持っているのは大きいですね♪

実績も「文句なし!!」とは言えませんが大学卒業後に一度起業しているようですし、その後も大手家電メーカーやベンチャー企業にジョインするなど、着実に自分のレベルアップを図っているのがわかります。

申し分ないのではないでしょうか。

 

Momo(モモ)の募集金額と資金用途について

Momo(モモ)の目標募集額は7,600万円。

上限募集額は8,600万円です。

調達した資金は下記の目的に充てる予定です。

  • 広告宣伝費
  • 人件費
  • 運転資金
  • ユニコーンへの手数料

最も優先するのは人件費です。

3,300万円ほどを使う予定となっています。

 

Momo(モモ)における現在のバリュエーション

続いて、Momo(モモ)のバリュエーション(時価総額)を計算していきます。

1株あたりの金額は125,000円、発行済株式総数は6,920株です。

よって、プレバリュー(資金調達前の時価総額)は8.65億円+αになります。

今回のファイナンスが成功して上限の8,600万円の資金調達ができれば、ポストバリュー(資金調達後の時価総額)は9.51億円+αです。

ユニコーンでは過去に3案件の募集がありましたが、歴代最高バリューになります。

ちなみに今までの最高バリューはオリーブ技研の2.5億円。

Momo(モモ)は3倍以上の時価総額です!!

フォロワーのぐるうまさんより潜在株式があることを教えていただきました。

ユニコーンの投資家はリスク情報から確認が可能です。

 

Momo(モモ)の株主

Momo(モモ)の株主をまとめました。

  • 大津真人71%(普通株主)
  • ハック大阪投資事業有限責任組合10%(種類株主)
  • よしもとベンチャー投資事業有限責任組合5%(種類株主)
  • あましん-信金キャピタル投資事業有限責任組合 5%(種類株主)

VCやCVCが株主に名を連ねています。

日経新聞に資金調達のニュースが取り上げられており、上記3社から約1.2億円の資金調達を行ったとのこと。

ハックベンチャーズが6,000万円を出資したそうなので、よしもととあましんが3,000万円ずつになりますね。

 

Momo(モモ)における最低投資金額

Momo(モモ)は最低1株、12.5万円から出資が可能です。

上限は4株の50万円。

1株単位(125,000円)での出資が可能となっています。

10万以上ですので5万円から投資できるユニコーンでは比較的ハードルの高い案件ですね。

 

Momo(モモ)の事業計画

※ユニコーン公式サイトより引用

なんだか凄い数字がならんでますね!!

まずは既存サービスを多様化していき、国内でのスケールアップを目指します。

2023年からは海外市場に進出して、2024年は売上49.6億円が目標です。

3年〜4年でのIPOを目指しています!!

 

MomoがEXITしたらどのくらいの利益になるの??

Momoがマイルストーン通りにIPOしたらどのくらいの利益になるのか推測してみます。

類似業種としてはソーバルが挙げられます。

実はこちらもMomoと同じようなセンシングシステムを利用したIoTソリューションを提供しているんです。

現在、ソーバルの売上は約83億円で時価総額は87億円です。

Momoは2024年には49.6億円を目指しているので、ざっくりソーバルの半分としましょう。

IPO時に時価総額が43億円になると仮定すると、現在から5倍ほどになります。

12.5万円を投資したとしたら62.5万円になるので利益はおよそ50万円ほど。

もちろんIPOしたとしたら人気化する可能性が高いのでさらに上を目指せると思います。

ただ、この計算は株式の希薄化を考慮していませんのでその点はご留意ください。

いうまでもありませんが計画通りにスケールしなかった場合はIPOが先延ばしになり、最悪は倒産という可能性も否定できません。

そうしたら出資したほぼ資金が戻ってこず、全額損失になる場合もあります。

ハイリスク・ハイリターンだということを肝に命じておいてください。

株式投資型クラウドファンディングで資金調達した企業はまだ一社もIPOしていないので、金銭目当てではなく、企業を応援したいかどうか、ファン株主になりたいかどうかで判断することをおすすめします。

リターンのついての詳しい考え方は下記に記載してありますので気になる方はどうぞ。

上記は仮に設定したものです。上場時にダウンサイズや上記よりも時価総額が低い場合はリターンが低くなる、もしくは損失を被る可能性があります。ご注意ください。

 

Momoの株主優待

ユニコーンで募集する企業には全て株主優待が設定されています。

もちろんMomoにも株主優待が設定されていますよ。

肝心の株主優待は取引先農家の生産物です。

今回出資した人には株数に関わらず、ルワンダ産のコーヒー豆300gがもらえるとのこと。

画像で見る限り、生豆なので焙煎が必要ですね 笑

6月以降に順次贈呈されるとのことです。

ちなみに今回の優待自体は企業側の売上アップにつながるわけではありません。

コスト増になるのがちょっと気になります。

 

まとめ

最後にMomoの資金調達についてもう一度まとめます。

まとめ
  • 設立は2016年
  • Pallet IoTの開発
  • プレバリューは8.65億円+α
  • 目標金額は7,500万円
  • 12.5万円から出資が可能
  • 株主優待は取引先農家の生産物
  • 2024年に売上49.6億円を目指す
  • 3〜4年後のIPOを目指す

率直に魅力的な案件に感じます。

数社のベンチャーキャピタルが出資しているということで、プロ投資家からも認められている企業です。

また先ほど紹介したソーバルとMomoは連携していますのでこちらも好材料です。

個人的に時価総額がやや高く感じますがまぁこの辺は人によって変わってきますからね。

フェアバリューかどうかは各々で判断するようにしてください。

あとコーヒー豆の株主優待は企業にとって重荷になるので個人的にはもう少し考えてほしかったです。

ベンチャー企業は資金に余裕があるわけではないので、投資家にインカムゲインではなくキャピタルゲインを提供すればそれでいいじゃないかなと思います。

自分はまだ投資するか決めていませんが、ユニコーンでエンジェル投資をしようと考えていた人にとっては検討しがいのある銘柄ではないでしょうかね。

申込開始は2020/6/2(水)の18時を予定していますので投資予定の人は忘れずに。

また、投資するにはユニコーンの口座を保有していなければいけませんのでまだもっていない人は前もって開設しておきましょう。

ちなみに現在はアマギフ3,000円がもらえるキャンペーンを実施中です。(7/31まで)

ユニコーンの口座を持っていない人はMomoにお得に投資できますよ。

【追記】申し込みがスタート!!

開始して1日も経たずに50%以上の資金を集めています。

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FUNDINNO(ファンディーノ)

POSTED COMMENT

  1. 匿名 より:

    はじめまして。ユニコーンの4号案件ですが、目標金額が7500万てますが、現時点で4000万くらい、目標金額に達成出来ない場合は株主にはなれないのですか?
    ファンディーノでは案件は中止ですよね。
    後、一瞬で目標金額を達成出来ると思いましたが、以外と人気にならいですね。メカニックさんは申し込みしましたか?

    • メカニック より:

      目標額に達しない場合は残念ながら株主になることはできません。
      ファンディーノ同様です。
      自分は今回見送りました。。
      ファンディーノで直近で2件投資してしまったので、しばらくはよほど魅力的な案件がでない限りはお休みです 笑

  2. 匿名 より:

    このままだと目標達成は無理そうですね?目標金額が高すぎでした期待してましたが、ユニコーンの5号案件は医療、ヘルスケアみたいですね。
    メカさんのツイッターでファンディーノの建設テック精算したと見ましたが…

    • メカニック より:

      ユニコーンは厳しそうですね。
      建設テックについてはTwitterで呟いた通りです。

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