インパクト投資という言葉を最近はよく聞くようになり、住民権を得てきたように感じます。
それと連動して関連するサービスも非常に多くなってきました!!
でもまだまだ「詳しく理解していない人」、「聞いたことがない人」もいると思います。
そこで今回は実際に投資を行なっている自分が徹底解説!!
インパクト投資のメリット・デメリットからオススメのサービスまで詳しくまとめていきますよ。
インパクト投資とは??
インパクト投資は社会貢献しながら金銭的なリターンを得られるハイブリッドな投資のことです。
インパクト投資は2007年ごろから言われはじめて、市場規模は年々増加。
国内の市場規模もすでに3,400億円以上に発達し、今後さらに大幅な増加がみこまれているんです。
社会貢献しながらリターンを得られるといっても「?」という方もいると思います。
具体的にいうと発展途上国の人々にお金を貸して、そこから定期的に利息をもらうなどが上げれます。
発展途上国にお金を貸すと「戻ってくるの??」と感じるかもしれません。
しかし、日本と比べると経済成長率が違うんです。
10%以上で成長している国はたくさんあります。
よって、多少金利が高くても返済される可能性が高く、投資として成り立つというわけです。
発展途上国ではお金の貸し手が足りないので、マイクロファイナンスのニーズは非常に高いんです。
マイクロファイナンスとは貧困層に小口の融資をすることです。
インパクト投資のメリット
メリット1:投資しながら社会貢献もできる
一番のメリットはやはり金銭的なリターンだけでなく、社会貢献もできるという部分でしょう。
中には金銭的なリターンだけを得るという投資に何か疑問を感じている人もいると思います。
どんな投資も多かれ少なかれ社会貢献をしていることになりますが、インパクト投資は自分のお金で直接誰かを助けることも可能です。
体温を感じられる投資といってもいいかもしれません。
メリット2:投資テーマが充実
インパクト投資は投資テーマが充実してきました。
- 衣食住
- 生活向上
- 環境
衣食住では健康促進や綺麗な水、公衆衛生などの環境を整備したり、安心してくらせる住居などの確保です。
生活向上では教育や手に職をつけるための職業訓練など。
環境問題は太陽光や水力などの代替エネルギーが上げられます。
これらに困っている国は非常に多いです。
少し前と比べると投資テーマは格段に増えたので、自分の興味ある分野を選択して投資ができますよ。
インパクト投資のデメリット
デメリット1:利益が出るとは限らない
インパクト投資はその名の通り、あくまで投資です。
運用が上手くいかなかった場合は損失がでる可能性もあります。
ただ、インパクト投資は金銭的にマイナスになったとしても社会貢献ができたことに代わりありません。
金銭的なリターンだけを狙う株式投資のデイトレードなどと比べれば、損失が出たとしても精神的なダメージは少ないと思います。
デメリット2:海外案件の場合は為替リスクあり!?
国内ではなく、海外の案件に投資する場合は注意が必要です。
海外の案件にインパクト投資する場合は為替リスクが伴います。
運用が上手くいったとしても、投資時と元本償還時で為替相場が大きく変動していた場合、為替差損が生じる場合があるんです。
ただ、中には為替ヘッジをかけた案件もあるので為替リスクを負いたくない人はこのようなファンドを選択するようにしましょう
インパクト投資ができるおすすめのサービスは??
おすすめ1:CAMPFIRE Owners
まずオススメしたいのは大手クラウドファンディングサービスを運営するCAMPFIREが運営するCAMPFIRE Owners(キャンプファイヤーオーナーズ)です。
CAMPFIRE Owners(キャンプファイヤーオーナーズ)は「応援を届ける」をコンセプトにした融資型クラウドファンディングサービス。
融資型クラウドファンディングは別名「ソーシャルレンディング」とも言われ、お金を必要とする人とお金を貸したい人をインターネット上で結びつける仕組みです。
CAMPFIRE Owners(キャンプファイヤーオーナーズ)では国内だけでなく海外の案件も取り扱っているのが特徴。
どんな案件があるかというと…
- 障害者技術育成プロジェクト
- ADHDサポート教育事業
- エチオピア環境リサイクル
- コスメブランド研究開発
などなど。
障害者を手助けしたり、ADHDの方をサポートするなど、応援しながら投資ができます。
最低投資金額は1万円からと手軽に支援できるのも大きな魅力。
CAMPFIRE色の強いファンドが多いので、CAMPFIREの理念に共感できる人にはおすすめのサービスですよ。
CAMPFIRE Owners(キャンプファイヤーオーナーズ)については下記記事で詳しく解説しています。
詳しく知りたい人はこちらをチェックしてください。
おすすめ2:クラウドクレジット
実績で選ぶならクラウドクレジットが一押しです。
インパクト投資の分野ではトップクラスの知名度を誇るソーシャルレンディングサービス。
サービスを開始したのは2015年の4月で、すでに4年以上運営しています。
取り扱っているのは海外の案件が中心。
具体的にはマイクロファイナンスやマイクロローンなど発展途上国に対する支援です。
その他、事業者を支援するファンドもあります。
百聞は一見に如かずということで、実際のファンドをみてください。
キルギスや中東、東欧などなど。
ここには記載されていませんが、ブルガリアやメキシコ、インドネシアなど本当に様々な国のファンドが用意されています。
利回りも10%越えのファンドから5%前後のものまで幅広くラインナップされているので、自分の求めているインパクト投資ができるはずです。
しかも全ファンド1万円から投資可能です。
ちなみに自分はクラウドクレジットで3年以上投資をしていて合計2万円越えの分配金を得ていますよ。
おすすめ3:ネクストシフトファンド
もっと”濃い”インパクト投資をしたい人にはネクストシフトファンドがおすすめです。
こちらではカンボジアやジョージア、モンゴルを中心としたファンドが揃っています。
運用期間は1年前後で利回りは5%〜7%ほどです。
このネクストシフトファンドの大きな特徴は自分の出したお金がどんな人に貸し出されるかまでわかるところです。
ファンドによってはこんな感じで貸し手の顔まで見ることができますよ。
ここまでファンドの中身が透明化されているのは非常に少ないです。(むしろネクストシフトファンドだけかも。)
最先端のインパクト投資を経験したい人はこのネクストシフトファンド一択です。
最低投資金額も2万円と比較的良心的な設定となっています。
おすすめ4:クラウドバンク
クラウドファンディング業界のシェアNO.1を誇るクラウドバンクでもインパクト投資ができます。
取り扱っているのは代替エネルギーやマイクロファイナンスです。
マイクロファイナンスは新興国の貧困層への支援を目的としたファンドとなります。
ただ、最近はマイクロファイナンスファンドは少なく、太陽光などの代替エネルギーファンドがメイン。
運用期間が短く、1万円から投資が可能なので大人気です。
ちなみに自分は過去にマイクロファイナンスファンドに投資をしましたが、為替の影響を受けて損失を出してしまいました。
運用自体は問題なかっただけにちょっと悲しかったです。。
太陽光エネルギーのファンドは今も継続的に投資していますが全て順調に運用されていますよ。
クラウドバンクについては下記記事に運用実績も含めて紹介しているので、こちらも合わせてご覧ください。
インパクト投資のまとめ
今回はインパクト投資についてまとめてきましたが、とにかくお金だけを求める人にはオススメしません。
金銭的なリターンに加えて、その投資に意味をもたせたい人に向いています。
最近は資本主義から価値主義へ移行しているなんて言われていますから、そう考えるとインパクト投資が注目されてきているのは必然なのかもしれません。
そして先ほどもいった通り、インパクト投資は体温が感じられる血の通った投資です。
投資と平行して社会貢献をしたい人は是非始めてみてください。
まずは1万円から海外の様々な案件に投資できるクラウドクレジットがオススメですよ。