日本でも多くのロボアドバイザーサービスが展開されていますが、正直どれも同じようなものばかりで尖ったものはありません。
実力ではなくて手数料とか最低投資金額、さらにはキャンペーンなどで競い合っていてる感じ。
でも、もしかしたらとうとう「実力」が違うサービスが出て来たかもしれません。
その名は「ROBOPRO(ロボプロ)」
フィンテックのFOLIO(フォリオ)が新しく始めたロボアドバイザーサービスです。
今回はこのROBOPRO(ロボプロ)についてメリット・デメリットも含めて徹底解説していきたいと思います。
評判や口コミが気になる人は要チェックですよ。
ROBOPRO(ロボプロ)はこんな人にオススメ
FOLIOのROBOPRO(ロボプロ)は下記のようなサービスです。
- 手数料1.1%
- 最低投資金額は10万円
- 1万円から積立が可能
- ETFでポートフォリオを構築
- プロ向けのAI技術を初解禁
- リバランスは一ヶ月に1回
- 資者保護基金に加入済み
- ほったらかしでオッケー
- 短期でも利益を追求
- 確実に儲かるわけではない
- NISA口座は利用できない
最低10万円から始められるロボアドです。
手数料は1.1%(税込)ですが、一番の違いはプロ向けのAI技術が使われているところ。
ベンチャー企業であるAlpacaJapan(アルパカジャパン)が金融機関向けに提供していたものを個人向けに初解禁しました。
リバランスは一ヶ月に1回行われ、積極的な利益の追求、そして損失の軽減を目指します。
さらに他社のロボアドは長期的な運用がメインですが、ROBOPROでは短期でも利益を狙う運用を行います。
ただ、基本的にはほったらかしでオッケー。
中身はハイテクですが、こちらがすることは何もありません。
ROBOPRO(ロボプロ)が自動で資産運用をしてくれます。
ただし、凄い技術が使われていますが、確実に儲かるわけではありませんので、その点は勘違いしないでくださいね。
投資にリスクはつきものです。
ROBOPRO(ロボプロ)の実力は本物!? 一般的なロボアドと比較!!
で、気になるのはやっぱり実力ですよね。
上記が公表されているROBOPROとTOPIX、一般的なロボアドバイザーの比較です。
グラフが3本ありますが、上がROBOPROで、真ん中が一般的なロボアド、下がTOPIXです。
この3つの結果を比べると一目瞭然ですよね。
2020年1月〜2024年2月を見るとROBOPROの方が下落率は低いですし、上昇率は高いです。
特に注目して欲しいのが2022年の2月。
この時期は堅調に推移していた米国株が下落したことで、この影響を受けてTOPIX、一般的なロボアドバイザーが大幅に下落しました。
しかし、ロボプロは下落率が低いです。
このようになった理由は、米国株の下落を予想して、売却していたからです。
ロボプロはAIが予測して、1ヶ月に1度、ポートフォリオを大きくリアロケーションします。
もちろん過去の結果なので、今後も同様の結果になるとは限りませんが、この2年間ロボプロで運用していたら30%越えのパフォーマンスが実現できたことは疑いようのない事実です!!
【2025/1】ROBOPROにおける管理人の投資実績
ROBOPRO(ロボプロ)への投資を2020年5月からスタートさせました!!
現在の総入金額は約554,385円。
現在の運用状況が上記となります。
通算損益は262,425円です。
投資してからの推移はこの通り。
ほぼ右肩上がりで含み益が増えています。
2024年8月に世界的な株安と円高のダブルパンチが起こって、一時大幅に下落しましたが今は大分回復しました。
ちなみに下落局面でもウェルスナビやTHEOなど他のロボアドと比較すると、ロボプロの影響は軽微です。
そして分配金と手数料は下記になります。
手数料は21,679円、分配金が31,374円です。
ロボプロでは預けている資産に対して1.1%の手数料がかかりますが、こちらは分配金で余裕で賄えています。
分配金の方が約10,000円以上多いです。
そして過去6ヶ月におけるポートフォリオの変化を比較すると下記の通り。
2024年12月には、米国株と不動産の割合を少し控えめにして、ハイイールド債や新興国株の比率をアップさせました。
今はどのセグメントもバランスよく取り入れていて、全体的にちょうどいい感じになっています。
こうして過去6回の動きを振り返ってみると、結構大胆に変化させているのがよくわかりますよね。
毎月、利益が出そうなセグメントに積極的にリアロケーションしてくれるのが、ロボプロの魅力のひとつです。
もう投資を始めて4年以上経ちますが、ここまで良い結果を出してくれるなんて正直思っていませんでした!
FOLIO(フォリオ)とは??
そもそもFOLIO(フォリオ)って何??
という方もいると思いますので簡単に紹介しますね。
FOLIO(フォリオ)東京に本社を置くSBIグループのオンライン証券会社です。
取り扱っているのは下記の2種。
- テーマ投資
- ロボアドバイザー投資
テーマ投資は個別株ではなくAIや5Gと行ったテーマを選択して投資をする商品です。
ロボアドバイザー投資はユーザーの好みに応じて自動で資産運用できるおまかせ投資を提供しています。
テーマ投資は最低1万円台から、おまかせ投資は10万円から利用することが可能です。
詳しくは下記記事にまとめてあります。
ただしテーマ投資については2024年にサービス終了が確定しています。
ROBOPRO(ロボプロ)の手数料
ROBOPRO(ロボプロ)の手数料は運用額の1.1%(税込)です。
ただし3,000万円を超える部分には0.55%(税込)と半額。
つまりもし3,100万円を運用していたとしたら3,000万円分に対しては1.1%の手数料、100万円分に対しては0.55%が適用されるということになります。
業界では平均的な手数料です。
ちなみに独立系のロボアドバイザーサービスで手数料が最安なのはTHEO(テオ)となっています。
投資金額によって、最低0.715%まで下げることが可能です。
長期積立特典を開始!!
ロボプロが長期積立特典を導入しました。
積立投資の継続回数が一定回数(最低15回)を超えると、3か月に一度自動で抽選を受けることができるようになります。
当選すると直前の過去3ヶ月分の手数料の一部、または全額がキャッシュバック!!
キャッシュバック率は積立継続回数に応じて変動します。
継続をやめてしまうと0からスタートしますので注意してください。
ちなみに自分は2023の5月に見事当選しました!!
807円も戻ってきたので嬉しかったです!!
ROBOPRO(ロボプロ)のメリット
ROBOPRO(ロボプロ)のメリットを簡潔にまとめていきます。
メリット1:プロ向けのAI技術を搭載!! 個人には初解禁!!
まずは何と言ってもプロ向けのAI技術を体験できるところでしょう。
プロフェッショナルな金融機関向けにのみ提供されていたAI技術が初搭載されています。
これが利用できるのは国内ではROBOPRO(ロボプロ)だけ。
メリット2:長期だけでなく短期的なパフォーマンスの向上も目指す
多くのロボアドバイザー投資では長期的な視野での資産運用を推奨しています。
ROBOPRO(ロボプロ)はというと長期はもちろん短期的なパフォーマンスの向上も目指しています。
1ヶ月に1回のリバランスでは毎月運用資産の値動きを予測して、ダイナミックにアロケーションを変更。
さらにマーケットリスクを考慮して最適な資産配分を計算します。
40種類以上のマーケットデータを利用するなど、精度の高いものを選択ししてポートフォリオを構築します。
メリット3:初心者でも気軽に投資できる
最低投資金額は10万円から。
さらに、ほったらかしでいいので初心者でも気軽に投資ができます。
投資知識、経験も必要ありません。
誰でも同じ運用成績を出すことが可能です。
メリット4:強固なセキュリティと万全な資産管理
セキュリティ体制も非常に強固です。
データの送受信は256 bit SSL通信方式を採用し、暗号化。
さらに金融ISACやJPCERT/CC早期警戒網など外部機関とも連携しています。
また、万が一に備えて分別管理で資産を保全している上に日本投資者保護基金にも加入しているので1人当たり上限1,000万円まで補償されます。
メリット5:UIとUXが洗練されており、投資状況が理解しやすい
ROBOPRO(ロボプロ)は投資状況が非常に見やすいです。
含み益はもちろん通算損益まで表示されています。
さらに、いままで貰った分配金総額、ROBOPRO(ロボプロ)に支払った手数料総額まで、すぐにわかるんです。
このあたりの情報を、わかりやすくまとめてくれているのは投資家として非常に助かります。
自分は他にも4社ほどのロボアドを利用していますが、ここまで透明化されているサービスは見たことがありません。
メリット6:口座開設が最短翌営業日に完了
FOLIOではスマホだけで口座開設が完了するeKYCを導入しています。
最短翌営業日で口座開設が完了します。
スマホを保有している人はすぐに始めることができますよ。
ウェルカムレターを利用した郵送での口座開設手続きも可能です。
ROBOPRO(ロボプロ)のデメリット
続いてROBOPRO(ロボプロ)のデメリットも紹介します。
デメリット1:手数料が安くはない
手数料は1.1%(税込)と平均的ですが、安くはありません。
先ほども行ったようにTHEO(テオ)ならば最低0.65%です。
もし手数料にこだわるならばTHEO(テオ)や楽天証券が提供する楽ラップがオススメです。
ただ、ROBOPRO(ロボプロ)は他のロボアドでは実施しない大胆なリバランスを行うため、トータルで考えると運用報酬料は必要経費と捉えることができます。
追記
長期積立特典が開始され、抽選に当選すると直前の過去3ヶ月分の手数料の一部、または全額がキャッシュバックされます。
デメリット2:投資経験者には向かない
ROBOPRO(ロボプロ)は投資初心者向けの商品です。
正直、投資経験者には向きません。
自分で商品を選択でき、運用できるならば、THEO以上に手数料を引き下げることも可能。
ETFや投資信託の中には信託報酬が0.1%未満の商品もありますからね。
クレジットカードで積立できる証券会社も増えてきましたし、上級者は自分で商品を選択した方がいいです。
デメリット3:一部ユーザーは利用できない
現在、おまかせ投資とLINEスマート投資のワンコイン投資を行なっている人は残念ながら利用できません。
ROBOPRO(ロボプロ)を利用したい人は一度解約してから申込するようにしましょう。
デメリット4:積立機能がない
現時点では残念ながら積立機能がありません。
もし積立をする場合は面倒ですがその都度、入金する必要があります。
追記:積立機能がリリース
とうとうROBOPRO(ロボプロ)に積立機能が搭載されました。
毎月10,000円から自由に設定が可能。
引き落とし日は毎月6日または23日より選択できます。
デメリット5:NISA口座が利用できない
現時点ではNISA口座での運用はできません。
NISA口座が利用できれば税制上の優遇が期待でき、一定の範囲内ならば税の控除を受けることができます。
今後の改善に期待しましょう。
もしどうしてもロボアドバイザーサービスでNISA口座を利用したい場合はウェルスナビですでに導入されています。
こちらを検討するのもいいかもしれません。
ROBOPRO(ロボプロ)の口コミや評判
ROBOPRO(ロボプロ)における口コミや評判をまとめてみました!!
久しぶりにROBO PRO見たけど、ほぼ株式持ってないんやな。ROBO PROは去年からの上げはそこまでとれてないけど、大きく下がるとこを逃げれてそうなのはすごいと思う。晩年なら債券・金・株式・REITの割合をロボプロを参考に変えるにはアリ。
— くたお (@gudao_lazy) April 3, 2024
寝かしててももったいないので100万程ロボプロに入金。AIはこれからもっと進化して行くと思うので、自動で働いてもらう!
毎月の積立も少額ながら登録済み。これは完全に老後用の資産運用。新NISAと併用して資産運用して行く! pic.twitter.com/SrTlpsckYy— Hiro@マーケティング&LPデザイナー&AIイラストレーター (@Hiro_LP_Design) October 5, 2023
この前みたいに日経10%落としてもロボプロは1〜2%しか下げなかったのですごいなと思いました。私の含み益は10%失ってまだ回復中ですが資金の一部はロボプロに移行しようと思っています。
— 杉本左平@投資初心者 (@SaheiSugim50288) October 11, 2023
海外転居のためロボプロ売却注文✅
+10%
ロボアドお試しで30万しか運用してなかったけど、普通に銀行で貯金せずにロボプロに全部入れとけばよかったかも pic.twitter.com/yWsSu75VvK— クララ (@KabuClara) July 27, 2023
やはり運用に対しての評価が非常に高かったです。
定期的に行われるダイナミックなリバランスに対して言及している人もいました。
一方、ウェルスナビの方が運用実績が良いという声も。
リリースしたばかりですので、今後どうなるかが気になるところです。
ROBOPROの始め方
ROBOPROはまずFOLIOの口座開設が必要になります。
下記リンクから公式サイトに飛び、口座開設を完了させましょう。
口座開設が完了したらログインしてROBOPROを選択。
その後、10万円以上を入金して、購入額を入力します。
今回は10万円としました。
規約に同意して暗証番号を入力し、注文を確定すれば完了です。
数日後に運用が開始されます。
他のロボアドバイザーと比較するとROBOPROはどうなのか??
現在、国内には多くのロボアドバイザーサービスがあります。
ROBOPROはそれらよりも高いパフォーマンスを出していなければ投資する意味がありませんよね。
上記のグラフは一般的なロボアドバイザーサービスとROBOPROのパフォーマンスを比較したグラフです。
2月は新型コロナの影響で大きく下落していますが、ROBOPROは他のロボプロよりも下落率が低いのがわかるかと思います。
一般的なロボアドは8%ほど下落していますが、ROBOPROは4%未満と半分ほどです。
このグラフを見ただけでもROBOPROの実力がわかるのではないでしょうか。
ちなみに国内で人気の高いサービスにウェルスナビがあります。
下記記事では様々な角度から両者を比較してみました。
ウェルスナビとROBOPROのどちらかで迷っている人がいましたら参考にしてください。
個人的には今から始めるならROBOPROを推します!!
確定申告はどうすればいいのか??
ROBOPRO(ロボプロ)は特定口座の源泉徴収ありを選択すれば、確定申告する必要はありません。
フォリオが代わりに行なってくれます。
初心者でも安心して資産運用できますよ。
ちなみに他の証券会社と損益通算したい場合は特定年間取引報告書をダウンロードして印刷しましょう。
「アカウント」→「履歴」→「交付書面」と遷移していき、種類で”その他信書”を選択。
各年の1月で絞り込めば年間取引報告書が出てくると思います。
ロボプロをNISA口座で投資する方法
先ほど言ったようにロボプロはNISA口座に対応していません。
しかしSBI証券ではこのロボプロを利用した投資信託を販売しています。
その名も「ROBOPROファンド」です。
SBI証券でNISA口座を開設して、このロボプロファンドを購入すれば実質NISA口座でロボプロを運用していることになります。
信託報酬は1.562%と本家ロボプロと比較すると0.462%高いですがNISA口座で買い付けすれば利益に対して税金がかからなくなるのでトータルで考えればこちらの方が高いリターンになる可能性が高いです。
もし現在SBI証券でNISA口座を保有している人はこちらも検討してみてください。
まだNISA口座を保有していない人はSBI証券で開設すれば投資ができますよ。
詳しくは下記記事で説明しています。
ROBOPROのまとめ
では最後にROBOPRO(ロボプロ)をまとめます。
- プロ向けのAI技術を個人に初解禁
- 手数料1.1%(税込)
- 10万円から投資可能
- 1万円から積立が可能
- ETFでポートフォリオを構築
- 一ヶ月に1回ダイナミックなリバランス
- 資者保護基金に加入済み
- 強固なセキュリティ
- ほったらかしでオッケー
- 確実に儲かるわけではない
- 長期だけでなく短期でも利益を追求する
- NISA口座は利用できない
ROBOPRO(ロボプロ)は国内初のAIを搭載している唯一無二のロボアドバイザーサービスです!!
他のロボアドとは一味違った投資が体験できます。
おまかせ投資、さらには他のロボアドバイザーサービスよりもハイパフォーマンスを出しているという点は非常に興味深いです。
ロボアドの中では間違いなく緻密かつ最先端だと思うので、10万円出せるという人は一度試してみる価値はありそうですね。
自分はワンコイン投資をやめてこちらに移行しましたが、すでに成果が出始めています。
個人的にこれからロボアドを始める人には一番オススメしたいサービスです。