ロボアドバイザーの最大手であるウェルスナビ、そしてロボアド界に新しい風を巻き起こしているSUSTEN(サステン)。
両方とも優れたロボアドということで、どちらで投資するか悩んでいる人も多いと思います。
そこで今回はウェルスナビとSUSTENの両者で投資している自分が、運用実績や手数料、運営会社の信頼性など、様々な角度から徹底比較!!
参考になりましたら幸いです。
結論:重視するポイントで変わってくる
結論から先にいうと、どこを重視するかで変わってきます。
実績重視ならウェルスナビ、手数料重視ならSUSTEN(サステン)です。
ウェルスナビは上場企業が運営しており、信頼度は文句なし。
手数料は最大1.1%(税込)とやや高めですが、運用実績は79%付近。
7年運用していますが、素晴らしいの一言です。
一方で、SUSTEN(サステン)はベンチャー企業が運営していますが、手数料は国内初となるプロフィットシェア型を採用しています。
高値を更新しないと手数料が徴収されないという国内初の手数料体系を実現させました。
1年ほど運用したところパフォーマンスは21%ほど。
どちらもお勧めですので、自分に合った方を選択しましょう。
比較1:口座開設の違い
まずは口座開設のしやすさを比較していきます。
どちらも口座開設できるのは個人のみ。
法人は利用できません。
口座開設にかかる日数は下記の通り。
大きな差が生じています。
理由ははがきです。
ウェルスナビはWeb上での本人確認を導入しているため、書類のやりとりが必要なく、オンライン上で口座開設が完了します。
SUSTEN(サステン)も導入しているんですが、最終的に口座開設完了のはがきを受け取らなければなりません。
このはがきを受け取らないと投資できないためどうしても時間がかかります。
もし、とにかく早く始めたいという人がいたらウェルスナビを選択しましょう。
比較2:最低入金額の違い
次はSUSTEN(サステン)とウェルスナビの最低入金額を比較していきます。
両者の最低入金額は下記の通りです。
どちらも1万円からということで引き分けとなっています。
始めやすさはかわりません。
上記記事で詳しく紹介していますので、気になる方はこちらも合わせてご確認ください。
比較3:手数料の違い
手数料に関しては大きな違いがあります。
こちらはさらに詳しく見ていきます。
ウェルスナビの手数料
ウェルスナビは預かり資産の最大1.1%(税込)です。
これは運用実績にかかわらず支払う必要があります。
含み損でも手数料を支払わなければなりません。
ただし、長期間利用している人は長期割というものが適用され、最大0.99%(税込)まで引き下げることが可能です。
長期割が適用される条件などは下記にまとめてあります。
SUSTEN(サステン)の手数料
一方、SUSTEN(サステン)は利益額に対して最大1.1/6の手数料を定めています。
グローバル資産分散ポートフォリオとグローバル複合戦略ポートフォリオという投信に投資した場合、投資評価額に応じて段階的に手数料が変わり、500万円以上の場合は1.1/9まで引き下げられます。
さらにSUSTEN(サステン)の場合は、業界初となるプロフィットシェア型を採用。
過去最高評価額を更新した時だけ成果報酬を払えばOK。
当然ですが、運用している時に含み益から含み損に転落した場合は手数料は徴収されません。
基本的な手数料はウェルスナビよりも高く設定されていますが、成果報酬型ということで、投資家の懐事情を理解した料金体系になっているのはありがたいです。
比較4:安心感や信頼感
次に信頼感や安心感についてです。
ウェルスナビはサービスを開始したころはプロ投資家から出資を受けて成長するベンチャー企業でした。
現在はというと2020年に見事東証に上場を果たしています。
上場できるのは東証の厳しい審査をクリアした一握りの企業のみ。
上場しているという時点で社会的な信頼、信用度は高いです。
いまだに赤字ではありますが、企業価値は1,000億円を超えるユニコーン企業になりました。
SUSTEN(サステン)はというと、まだまだサービスを展開しはじめたばかり。
言ってみればザ・ベンチャー企業、もちろん赤字経営です。
ただ、すでに上場しているマネーフォワードなどから出資を受けています。
金銭面では当分の間心配はありませんので倒産する可能性は低いです。
とはいえ、やはり上場しているかどうかは大きなポイントになります。
信用度や安心感ではウェルスナビの方が優れていると言えるでしょう。
比較5:投資商品の違い
投資商品について比較してみると、ウェルスナビはETFです。
ETFは上場投資信託です。
ETFは簡単にいうと様々な金融商品をパッケージ化し、上場している金融商品です。
新興国株に特化していたり、債権に特化したりと様々なETFがありまs。
ウェルスナビで扱っているETFは他の証券会社でも取り扱っている商品です。
SUSTEN(サステン)はというと、自社で組成したオリジナルの投資信託になります。
ETFとは違って上場はしていませんが、こちらも様々な商品をパッケージ化したものです。
つまり、ウェルスナビ、SUSTEN(サステン)の投資承認において中身は多少変わってきますが、大きくは変わりません。
比較6:確定申告の有無の違い
6つ目は確定申告です。
通常、利益が出た際は年に1回、確定申告をする必要があります。(損失が出た場合でも確定申告をする事で翌年以降の税を優遇される場合があります。)
ただ、ウェルスナビ、SUSTEN(サステン)、共に特定口座源泉徴収ありでの口座に対応済み。
こちらの口座で投資すれば確定申告をする必要はありません。
ウェルスナビ、SUSTEN(サステン)が代わりに確定申告を行なってくれます。
ちなみに他に投資をしている場合は、確定申告することで節税できる場合があります。
詳しくは最寄りの税務署、専門家に聞いてみてください。
比較7:NISA口座
ウェルスナビ、SUSTENともにNISA口座に対応しています。
NISA口座で運用すれば税制が優遇されるので投資パフォーマンスの向上につながります。
NISAは成長投資枠とつみたて投資枠の二つがありますがロボアドバイザー投資の場合、基本は成長投資枠での投資です。
比較8:投資実績
こちらは参考ですが両社における自分の投資実績を紹介しておきます。
ウェルスナビの投資実績
投資金額は108万円で含み益はこんな感じです。
- 円ベース → 927,990円(85.14%)
- ドルベース → 3,407.52ドル(36.13%)
投資して約7年が経過しましたが、右肩上がりで伸びています。
コロナショックで大幅に下落しましたが、現在はコロナショック前の水準を超えました。
円安の影響で偏りがあるものの、どちらもハイパフォーマンスを実現しています。
毎月1万円を積み立てしていますが、このままずっと継続していくつもりです!!
SUSTENの投資実績
次はSUSTENです。
現在は10万円投資しており、現在は21,288円の含み益。
過去最高の評価額は113,971円ですので、次回はこの数字を超えると手数料がかかります。(なので今月は手数料が徴収される予定です。)
プロフィットシェア型なので、それまでは手数料がかかりません。
ウェルスナビと比較するとパフォーマンスは物足りない数字に見えるかもしれませんが、まだスタートしたばかりですので、それを考慮すれば十分及第点です。
まとめ
最後にまとめます。
ウェルスナビに軍配が上がる項目が多いという結果になりました。
しかし、サービスの運営年数が全く違うのでこれはしょうがないと思います。
SUSTENはサービスが始まったばかりですから、まだまだこれからの企業です。
今後ウェルスナビに追いつく可能性は十分にあると思います。
個人的にウェルスナビの強みは総合力。
そして、SUSTENの強みはやはりプロフィットシェア型という手数料体系です。
どっちを優先するかで選択するようにしましょう。
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